暑くなり小鳥たちもそろそろ繁殖が終わり、鳥見も難しくなってきたこういう時期に相手してもらっているのが、トンボたちだ家の近所にハッチョウトンボのいる所があり、毎年観察させてもらっている。今年も行ってみた。
ハッチョウトンボは1cm程度の大きさで、1円玉サイズの日本最小のトンボだ。離れた所からはいるのかいないのかわからないが、近くに行くと、足元を小さな小さなトンボが飛び交う姿を見つけることができるカメラでアップで見ると、これが、なかなか精悍な顔つき(目つき?)だったりする訳で、上の方から顔をアップで撮るのが好きなアングルだ真っ赤な♂とは対照的に、♀は地味目の色合いだが、体の模様はなかなかハデだなぁ・・・と思いながら撮った。ハッチョウトンボの他には、キイトトンボとオゼイトトンボ(orオオイトトンボ?)が見られた。そばの林からは、ノスリの幼鳥らしき声やサンコウチヨウの声が聞かれた。
そろそろ高山植物も咲き始めたかと、今年も蔵王に上った刈田岳駐車場に入ると、「フィー、フィー、フィー。」と、ウソの声がする枝先に2羽とまっているのが見え、急いでカメラの準備を・・・としたら、飛ばれてしまったウソも今日の目的の一つだったので、ガックリだまぁ、いきなりだったので、仕方がない。気持ちを切り替えて、御田ノ神湿原に向かったちょうど見頃だったのが、ハクサンチドリ鮮やかな紫色が目を引き付ける何枚でも撮りたくなるが、
ぐっと堪えて先へ進む・・・と、目に飛び込んできたのが、一面ワタスゲの風景ず~っと広がるワタスゲが風に揺れるのを見ていると、時間を忘れてしまう。木道のそばに目をやると、ひっそり咲いているのがマイヅルソウにツマトリソウ。そして、ひっそり、鮮やかに咲くコイワカガミ。ウラジロヨウラク。高山でしか見られないと思っていたが、今年春、地元の小高い山でも見ることができ、びっくりだった。鳥では、カッコウが2羽、鳴きながら争っている様子を見たり、ウソの声が聞こえてきたりしたが、写真を撮ることはできず・・・撮れたのは、ウグイスのみだった。
【出合った鳥たち】 ウグイス、カッコウ、モズ、ウソ
【出合った植物】 ハクサンチドリ、コイワカガミ、マイヅルソウ、ツマトリソウ、チングルマ、ヒナザクラ、ワタスゲ、アカモノ、ウラジロヨウラク