きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

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春の飛島探鳥①’23.5/11-13

2023年05月15日 | 飛島
今年も春の飛島の季節がやってきた。現役の頃はゴールデンウィークに行っていたが、とにかく人が多かった。珍鳥を探すには人が多い方が良いこともあるが、それでもなぁぁぁ。多すぎるのはちょっとねぇ。・・・で、退職後は、ゴールデンウィークが過ぎてから行くようにしている。昨年は、逆に早目の時期に予定したが、雨で行けなかった。今年は2年ぶりの春の飛島だ。もう、前の日からわくわくして寝られず。天気予報は、もうバッチリだ。3日間とも晴れ。雨の心配無し。まぁ、逆に、それで鳥が出てくれるかなぁという心配は若干あるが。朝5時に家を出て、酒田の定期船乗り場には7時15分ごろに到着。軽く朝食を済ませ、車の中でのんびりしていると、今回同行の鳥友人が到着。船は9時半の定刻に出航。
<定期船とびしま>

飛島の勝浦港には10時15分に到着。出迎えの旅館の車に荷物を預けると、早速レンタルの自転車のところへ。ところが、行ってみて、唖然と。1台も無し。すべて貸出し中。そんなに人が来てるんだぁ。これから3日間、歩くのか?悩んでいる場合ではない。すぐにセンターに引き返し、レンタル電動アシスト自転車の申込。運良く、最後の2台を借りることができた。
5台しかないようで、すぐに「全車貸出し中」に。初めて電動アシスト自転車に乗った。これが、もうサイコウ。何という楽ちん。心臓破りの坂もスイスイと上れる。1回の充電で約30km走るとの事。全然問題なし。3日間利用したが、もうただの自転車には乗れないなぁぁぁ。
さて、自転車はこれくらいにして、初日のコースはというと、まずは島全体の鳥状況を見ようという事で、学校グラウンドから始まり、ヘリポート、上の畑を巡ってみた。しかし、ヘリポートでも、上の畑でもこれといった鳥さんに出会うことがなかった。強いてあげれば、メジロぐらいかなぁ。とにかく、どこに行っても、「なんだ? -確認して- なんだ、メジロかぁ。」といった具合。一応、そのメジロです。
<メジロ>

そんな訳で、ここからは、学校グラウンドをメインに。
<学校グラウンド>

ここが一番鳥さんが出てくれたポイントだった。キビタキ雄、カシラダカ・コホオアカ・キマユホオジロのホオジロ類3種、島の住人イソヒヨドリ、そして、アマサギといった具合だ。
最初に出てくれたのはキビタキだった。
<キビタキ>

刈り取った草の近くでは、カシラダカがエサを取っていた。雄はすでに夏羽に換わり、真っ黒顔だ。
<カシラダカ>

鳥の出を待っていると、どこからかのどかないい感じのさえずりが聞こえてきた。イソヒヨドリのさえずりだ。どこだろうと探すと、近くの電線に止まっていた。
<イソヒヨドリ>

藪の中から出てきたのは、コホオアカだ。全国的には珍しい鳥さんだが、ここ飛島では常連の鳥と言っていいだろう。
<コホオアカ>

そして、もう一種の珍し系鳥さん。キマユホオジロの登場。カシラダカらとともに、草の山付近で虫を探しながら歩き回っている。確認すると、キマユホオジロは4羽いる。1羽で十分うれしいのに、4羽も同時に見られるとは。何という贅沢。
<キマユホオジロ>

最後に、アマサギ。山形県の内陸地方では、なかなかお目にかかれないサギだ。それが、すぐ目の前にいる。人を恐れない個体のようで、どんどん近づいてくる。しかし、10数人するバードウォッチャーは、誰一人見向きもしない。皆さんにはあまり珍しくないという事だろう。まあ、こんなに人馴れして近くにいると、あまり有難みが無くなるという事もあるけど。
<アマサギ>

4時頃、1日目の鳥見終了。旅館に帰り、夕食までの間、鳥友人と軽く酒を酌み交わしながら、本日のまとめやら、明日の予定を立てたりした。お楽しみの夕食は6時から。本日の夕食はこれです。と、カメラでパチリと撮ったが、部屋に戻ってきてショック。SDカードを入れていくのを忘れてました。仕方ないので、2日目の夕食をここに載せます。こちらも海の幸満載。とってもおいしかったぁ。
<夕食>

さて、明日は朝食前の朝探鳥。早朝4時起床の予定。それでは、おやすみなさ~い。
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