NHK朝ドラ「純情きらり」

普通に仕事をしていると、どうしても朝ドラを見るのは、NHK-BS2の一週間のまとめ放送になります。今やっているドラマは「純情きらり」という、戦前戦中を生きた有森桜子役の宮崎あおいをヒロインにした作品です。最近は朝ドラは現代劇が続いたので、久々の戦時中を描いたドラマです。

ヒロインの宮崎あおいの見せる、表情の多彩さにも惹かれる作品ですが、このドラマは戦前の建物が残っているところで現地ロケを何度も行い、かなりリアリティのある作品になっています。そのため、本当に戦前や戦中に戻って撮っているような雰囲気が漂います。

今週は岡崎が空襲に遭うシーンがありましたが、最近のコンピューターグラフィックスの発達はすごく、爆弾が落とされる様子をコンピューター映像にしています。あまりにも壮絶な空襲を受けている割には、ドラマの登場人物が無事なのは多少無理もありますが、戦争の悲惨さを語り継ぐにはいい作品です。

このドラマがきっかけで、当時を生きた人たち(有森桜子は現代に生きていれば84歳という設定です)の話を聞いて、自分の中で戦争を言葉にできたらと思います。

なでしこオールスター

今更ですが、ビデオに録画していたなでしこオールスターを見ました。女子のオールスター戦は10年ぶりだそうで、事実年間カレンダーには予定されておらず、後から入った試合です。(それならなでしこジャパンの強化試合を組んでもいいのではと思いますが。)

普通に考えたら、女子3強のうち、浦和と日テレを含むなでしこEASTの方が、TASAKIしか強豪のいないなでしこWESTより強そうに見えるでしょう。しかし、男子のオールスターと違って、女子のオールスターはより勝負にこだわった内容が見られました。

そういえば聞こえはいいですが、その内容はつぶしあいのサッカーです。EASTの中盤は、トップ下に澤、右MFに安藤、左MFに柳田、ボランチに酒井と、そのままなでしこジャパンに持っていける布陣です。このEASTの中盤を相手にしたとき、WESTの立てた策は、カウンターで攻めるというものでした。

確かに澤はボールをキープしましたが、その位置はかなり後ろでした。安藤のドリブルは潰されてほとんど見られません。EASTは右SBの川上が何度もオーバーラップして頑張っていましたが、そのクロスでチャンスに結び付けられませんでした。そのうちにカウンターのチャンスをものにした大谷の1ゴール1アシストで、WESTがしぶとく逃げ切りました。

大谷はいい選手ですが、オールスターで時間稼ぎをするのはどうかと思いました。勝ちたいと思うのはわかりますが、女子サッカー界のお祭りとして定着させたいなら、最後までシュートシーンの続くサッカーが見たいと、私は思いました。男子のオールスターは攻め合いになっていますから。