日テレ対浦和プレビュー

女子の試合は、トップと同じ日だったり雨が降ったりしたら行かない軟弱者の私ですが、この日テレ・ベレーザ対浦和の天王山決戦は、できれば行きたいと思います。そのため、女子サッカーでは初めてのプレビュー原稿です。

日テレ・ベレーザは強いチームです。確かに成績面では浦和とそれほど差はないように見えますが、ほぼ全てのポジションになでしこジャパンの選手を揃える選手層は、浦和にはないものです。FWも、荒川、大野、永里の3人のなでしこジャパンのうち、一人はベンチに座るという豪華さです。

特に浦和と差があるのは、サイドバックの層の違いで、右SBは川上、豊田、岩清水と3人のなでしこジャパンがいます。川上はボランチで出ることもありますが、浦和では比較的弱いサイドバックにこれほどの選手層があるのはうらやましい限りです。

しかし、今から補強するわけにはいきませんから、浦和が日テレ・ベレーザに対して戦える点を探すと、安藤、柳田、北本の3人は決して日テレ相手でも劣っていないと確信しています。この3人の活躍で、何とか日テレゴールをこじ開け、高橋彩子を中心とした守備陣が相当頑張る必要があるでしょう。

特に高橋彩子は、相手のエース澤を封じるという、責任重大な役割が与えられます。高橋彩子は浦和ではトップのフィジカルがありますが、澤もフィジカルは強いです。この試合では高橋彩子の攻撃参加は期待せず、とにかく澤を封じてくれれば良しとする必要があるでしょう。