Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

軸の不在(9/16浦和対広島)

2006-09-16 23:21:45 | 浦和レッズ
今日の浦和は、立ち上がりはそれなりにパスが回って、FKのチャンスも何度かあり、久しぶりに水曜に代表組も含めて休めたので、コンディションはいいだろうと思いました。しかし、どうしてもJ1に残留したい広島が極端に引いてカウンター狙いに絞ったこともあり、なかなかチャンスをものにできません。

小野伸二も、ボールに触れてそれなりにリズムはつかんでいたと思うのですが、なかなか結果に結びつきませんでした。そんなときに、闘莉王が左サイドからクロスと見せかけて意表を突くシュートで得点し、先制点を得ました。ところが、その4分後に広島の左サイドからのクロスでウェズレイにゴールを許し、苦しい展開にしてしまいました。

今季初めて見る広島は、かなり2トップに頼っているチームでした。中盤はトップ下を置かない3ボランチで、ボールを持ったらウェズレイに当てて展開し、佐藤寿人と二人でゴールを狙うチームでした。そのため、普段は3バックと両アウトサイド、3ボランチの8人が引いてくる戦術です。

これには、ボール支配率は高かった浦和も苦しみました。また、ギドの交代も不可解でした。一番点が取れそうな田中達也に代えて、トップ下のポンテの投入で、ボールの受け手がなくなってしまいました。永井の1トップのつもりだったのでしょうが、サイドに流れる永井は1トップ向きの選手ではありません。

そのため、ポンテや小野が、慣れないFWの仕事までやらなければならなくなり、バランスが崩れました。広島がカウンターで攻め、あわよくば勝利を狙ってきているのに、こちら
は攻め手がない展開でした。そんなときに、山田の投入がありました。山田は相手が極端に引いているのを利用して、ボランチのラインの手前でドリブルでキープしました。

結果的にはこれが良い方に作用しました。山田は途中出場の割には、何度もボールに絡み最後はゴールまで決めてくれました。持ちすぎが課題の山田ですが、この日はボールを持って空いている選手をうまく狙い、トップ下らしいプレーをしてくれました。ただ、そのゴールは後半42分でした。なかなか連動性のある動きができなかったことの証明です。

やはりワシントンを軸にチームを作っているから、欠場したときにどうするかの形がないように思えます。ワシントンがいないと優勝できないとは言いたくないですが、そう言われても仕方ないかもしれません。
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浦和対広島プレビュー

2006-09-16 14:49:31 | 浦和レッズ
今年の広島は、昨年機能した小村、ジニーニョのCBコンビが、既にチームを去っているなど、チームが大幅に変わっています。関東在住の私には広島はなかなか見られないチームなので、W杯中断明けに就任したペトロビッチ監督がどんな監督かは、正直言ってわかりません。

広島は、開幕時点では現日本協会技術委員長の小野氏が監督でしたが、成績不振で辞任し、新監督の就任前の中継ぎとして、望月GKコーチが一時的に指揮を執りました。このときに、守備の崩壊を食い止め、とにかく勝ち点を取るためにDFを一人増やす5バックにしました。

ペトロビッチ監督はこの采配で、結果的に4試合で勝ち点7を取れた事実に目を向けました。システムは望月監督代行が用いた極端な守備重視の布陣ではないですが、基本は似ている3バックです。かつて代表のボランチとして日韓W杯で活躍した戸田をDFラインの中央に置きます。もともと、前線は得点ランク上位の佐藤寿人とウェズレイがいるから、攻撃は強力なチームです。守備さえ安定すれば確実にJ1に残留できると考えるのは自然です。

浦和は前節の大宮戦で攻撃が機能せず、苦しみました。ただ、それは鈴木啓太、小野伸二の出場停止の影響で、中央から攻撃を組み立てられなかったためです。彼ら二人が復帰することで、中央でボールが納まらずロングボールに頼るということはなくなると思います。

ギドの采配で注目されるのは、初めて攻撃陣にベストメンバーが揃ったこの試合で、ポンテを使うか田中達也を使うかです。(注:ワシントン欠場濃厚で、この試合もベストメンバーは揃わない可能性大)ポンテは前節、ボールが足につかずコンディションに不安があります。サテライトで2得点していますが、今の状態なら田中達也を使ったほうがいいと思います。

ただ、ポンテはベンチに置いて流れを変えられる選手ではありません。田中達也ならスーパーサブもこなしますから、田中達也のスーパーサブぶりも久々に見てみたい気もします。
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