Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

守の浦和(8/15G大阪対浦和)

2007-08-15 22:38:24 | 浦和レッズ
攻撃のG大阪対守備の浦和という図式で始まったこの試合ですが、意外にもG大阪は慎重な試合の入り方でした。浦和がトップ下のポンテにボールを集めてくると読んで、ポンテからボールを取って攻めるというゲームプランでした。このゲームプランは前半を見る限り、ある程度当たった感はあります。

G大阪はもともとが攻撃的なチームですから、ボールを奪って、攻めに切り替わった途端に大勢の選手が攻撃に絡んできます。それを生かして、ゴール前で多くのファウルを取り、遠藤が何度も直接FKを狙ってきました。その狙いを止めたのは、都築の好守でした。2度もゴールの枠を襲うFKを打たれていながら、それをことごとくストップし、試合の決着を後半に持ち越しました。

前半の浦和の攻撃は、2トップの永井と田中の連係が悪く、平川や暢久まではボールが入るもののなかなかシュートまで行きませんでした。しかし、ワシントンの欠場で得点力が劣る浦和としては、後半勝負に持ち込んで最小得点差を逃げ切るしか、勝つパターンはないと判断したのでしょう。決して、オジェック監督は慌てるそぶりを見せませんでした。

逆に、前半で0-0という結果で、変に動いてしまったのが、G大阪の西野監督です。西野監督は、Jリーグ最多勝を誇るベテランですが、後半の頭でFW播戸を下げて家長をトップ下に置く采配は若干疑問がありました。なぜなら、バレーはポストプレーヤーではなく、1トップ向きのFWではないからです。これで、G大阪はボールを落ち着かせるポイントがなくなり、あれほど攻めていたのが嘘のように後半は沈黙しました。

浦和の攻撃は、カウンター主体でしたが、後半はしっかりボールをつないでいました。そのボールの丁寧なつなぎが、DFライン手前から浮かせて打った永井の決勝ゴールを生んだと思います。最後はG大阪が、ようやくバレーには2トップがベストと気付き、中山を入れて2トップにしましたが、時既に遅しでした。

浦和は最小得点差を逃げ切って1-0の勝利で、勝ち点差を1に縮めました。これで、勝ち点を落とせなくなったG大阪にはプレッシャーがかかるでしょう。そうなったときに、浦和の昨年優勝の経験が生きるかもしれません。今夜は気持ちよく眠れそうです。
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都市対抗野球

2007-08-15 09:00:13 | 他スポーツ
毎年、社会人野球界最大の大会の、都市対抗野球が8月の末に東京ドームで行われています。欽ちゃん球団が、この大会の予選に出場したことで話題になったことがあります。しかし、私は夏の暑い中で、空調の効いた東京ドームの、しかもネット裏のいい場所で野球を見られるという理由で、よく出かけています。

この野球は、結構レベルが高く、ピッチャーも何人もベンチに入れていて、プロ野球のような継投も見られます。レッズのサポにとっては、駒場スタジアムの隣にあるグラウンドで練習をしている、日本通運野球部が出る大会と言えば、身近に感じられるかもしれません。

この都市対抗野球には、独自のルールがあります。それは補強選手といって、予選で敗退したチームから、良い選手を5人まで自分のチームに入れて良いというルールです。そのため、社会人野球の有名選手は、たとえ予選で敗退しても都市対抗野球には毎年のように出場できます。プロ野球のドラフト会議を注目している私にとっては、この補強選手はドラフト候補がたくさんいるので、選手名鑑をチェックして、誰が補強選手かを知っておくことは重要です。

過去には、本柳(オリックス)、帆足(西武)、渡辺俊介(ロッテ)らのプロ選手の社会人時代を見ることができました。特に、渡辺俊介の社会人時代は異色の存在で、今と同じように地上ぎりぎりから投げる独特のアンダースローで、MAX125kmの球速ながら、相手打者はかなり打ちにくそうにしていました。

社会人野球でも、大抵の先発投手は140km出ますから、渡辺俊介の球速の遅さは目立ちましたが、この投球がプロで通用することを見抜いたロッテのスカウトはさすがです。それが、2年前のロッテの優勝の要因の一つになったでしょう。

社会人野球は、プロ野球のない町の野球普及という意味では、日本におけるマイナーリーグの機能を果たしています。都市対抗野球の名前から想像できるように、各チームは企業名と都市の名前の両方をマスコミで報道されます。比較的、地元密着に近い姿は、これからのアマチュアスポーツが目指す姿かもしれません。
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