リトリートサッカーの日本に対し、パラグアイがどのあたりからボールを取りに来るかがこの試合のポイントかなと思っていましたが、パラグアイは日本に対し中盤対決を挑んできました。中盤の勝負なら日本にとっては望むところと思っていたのですが、パラグアイの中盤は想像以上にセカンドボールに対する反応が良かったです。
デンマーク戦は同じように相手のボール支配率が高くても、ブロックを作って後ろで回させているという余裕がありましたが、この試合は中盤を支配されてしまったので、後ろ向きに走らされる苦しい展開でした。
パラグアイのような南米の国は、南米予選が全チーム総当たりなので、毎回ブラジルやアルゼンチンとホームアンドアウェイで真剣勝負を戦います。この対戦を厄日と諦めてしまうチームは大抵予選を突破できず、時には相手がホームに来たときは嫌がらせをしてでも1点でも勝ち点を取ろうとするのが勝ち上がるチームの常套手段です。
そんな南米チームの底力を日本代表は必死の守備でしのぎました。ただ、パラグアイは全然ボールが持てないほどのチームではないので、1トップの本田圭佑はサイドに流れるプレーこそ目立ちましたが、くさびに入って時間を作る動きはできていました。
この試合は、理想論を封印して勝つためにベストなサッカーをすると割り切っていた岡田監督が、初めて勝負手を打った試合でもあります。阿部勇樹を下げて中村憲剛を投入した采配は、一度でいいからアジア予選を勝ってきた自らの理想のサッカーをしたいという意志表示でした。
堅い守備を誇るパラグアイから1点を奪うのは難しく、正直試合前からPK戦での勝利を願っていましたが、日本代表は最後までPK狙いはせず、勝つために100%を出し切ってくれたことは評価したいと思います。結果は0-0からの残念なPK負けでしたが、日本代表として勝つために全力を出してくれたことは疑いの余地はありません。素直に健闘を称えたいと思います。
デンマーク戦は同じように相手のボール支配率が高くても、ブロックを作って後ろで回させているという余裕がありましたが、この試合は中盤を支配されてしまったので、後ろ向きに走らされる苦しい展開でした。
パラグアイのような南米の国は、南米予選が全チーム総当たりなので、毎回ブラジルやアルゼンチンとホームアンドアウェイで真剣勝負を戦います。この対戦を厄日と諦めてしまうチームは大抵予選を突破できず、時には相手がホームに来たときは嫌がらせをしてでも1点でも勝ち点を取ろうとするのが勝ち上がるチームの常套手段です。
そんな南米チームの底力を日本代表は必死の守備でしのぎました。ただ、パラグアイは全然ボールが持てないほどのチームではないので、1トップの本田圭佑はサイドに流れるプレーこそ目立ちましたが、くさびに入って時間を作る動きはできていました。
この試合は、理想論を封印して勝つためにベストなサッカーをすると割り切っていた岡田監督が、初めて勝負手を打った試合でもあります。阿部勇樹を下げて中村憲剛を投入した采配は、一度でいいからアジア予選を勝ってきた自らの理想のサッカーをしたいという意志表示でした。
堅い守備を誇るパラグアイから1点を奪うのは難しく、正直試合前からPK戦での勝利を願っていましたが、日本代表は最後までPK狙いはせず、勝つために100%を出し切ってくれたことは評価したいと思います。結果は0-0からの残念なPK負けでしたが、日本代表として勝つために全力を出してくれたことは疑いの余地はありません。素直に健闘を称えたいと思います。