Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

つかんだもの(7/28京都対浦和)

2010-07-29 22:15:19 | 浦和レッズ
これまでの浦和は速く攻めることばかり考えていて、相手が引いていてチャンスが少なそうなときでも無理攻めして、結果的に相手より先に足が止まってやられるという、日本の暑さを考えないサッカーをしていました。

しかし、昨日の京都戦は不器用で危なっかしい形ながらも、相手が出てこないときは休むサッカーをしていました。相手が出てこないなら、坪井とスピラノビッチのCB2枚で回して、詰めてきたら山岸に返す手で、無理攻めを避けました。

京都も広島の成功を見ていますから、引き気味に戦って隙あれば1-0で勝つゲームプランだったでしょう。浦和は京都が出てこないことで、ゆっくりと時間を使う、本来夏場ならばやらなければならない策をようやく披露しました。それでも、前半を0-0で折り返したのは京都のゲームプラン通りで、ワンチャンスで1点取ればあとは引いて守り切るという頭はあったと思います。

それを打ち破ったのは、意外な選手でした。当ブログでは「DFではない」と酷評していたサヌでした。確かに戻りの遅さが目に付くシーンはありましたが、京都のDFが寄せてこないのを見たサヌは思い切りミドルを放ち、見事先制点になりました。つまり、先に足が止まったのは京都の方だったわけです。

その後の京都は無残としか言いようがない出来でした。本来なら通らないのを覚悟で蹴っている山岸のロングキックをエジミウソンがキープし、普段とは逆にエジミウソン→ポンテラインで追加点に結びつけました。これが通るのも京都の動きが落ちているからともいえます。

特にひどかったのは3点目で、水本がヘディングを空振りして、フォローに入ったGK平井までパントキックを空振りしています。2重のミスは采配などではどうすることもできないもので、京都のロッカールームはお通夜状態だったでしょう。最後はサヌに代わって入った宇賀神にまでゴールが生まれ、試合は4-0と浦和の圧勝に終わりました。

相手が良くなかったのは確かですが、今の浦和に必要なものは勝利でしたから、サヌの思い切りがいっぺんにチームの閉塞状態を打破したことは評価したいです。その勢いで、次の大宮戦も思い切り攻めて、時には休んでしっかり逃げ切って欲しいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする