Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

太平洋クラブライオンズ

2010-07-25 10:59:35 | 他スポーツ
今、西武ライオンズといえばリーグ首位で、強豪の一角に数えられていますが、かつては弱小チームだった時代もあります。西鉄ライオンズ時代は、昭和30年代の豊田、中西らの活躍で巨人を日本シリーズで破った時代もあったのですが、野球賭博に関する「黒い霧」事件で主力選手がいっぺんに抜けた西鉄は一気に弱小チームになってしまいました。

そんな頃、入団したのは東尾で、当時はファームで鍛えるはずの年齢で1軍に上がったものの、投げても投げても勝てないという悪循環が続き、シーズン6勝25敗という成績だったシーズンもあります。そんなとき、西鉄が球団経営を手放し、中村長芳オーナーが個人所有する福岡野球会社が母体となりチームだけは残し、当時としては画期的な命名権売却でゴルフ場経営の太平洋クラブが名前だけ買い取ったチームが太平洋クラブライオンズでした。

今、西武のホームゲームで、この太平洋クラブライオンズ当時のユニフォームを復刻して選手が実際にプレーしていますが、当時は赤のユニフォームは珍しく、苦しい時代を何とかして変えようと努力した跡は感じます。また、太平洋クラブライオンズはハワードという現役メジャーリーガーを獲得して話題を呼びましたが、ホームランはわずか1本に終わる不振で結局弱小球団の位置は抜け出せませんでした。

そんなチームを変えたのは、所沢の郊外に新しく球場を作ってまったく新しい球団を作ろうとした西武でした。1978年に西武ライオンズが出来たとき、主力選手の半分くらいが新人もしくは他球団からのトレード組という新しい球団への脱皮を図りました。その結果、80年代から90年代にかけて黄金時代を作った西武は、今や強豪です。

しかし、そんな西武球場も、雷雨の多い所沢対策になる屋根こそできましたが、スタジアムの外周通路が急傾斜でバリアフリーでないなど、少しずつ時代に合わなくなっているところも出てきています。西武ライオンズも、これから時代に合わせて変わっていかなければならないのかもしれません。
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広島の策略(7/24浦和対広島)

2010-07-25 10:02:28 | 浦和レッズ
広島といえば攻撃サッカーのイメージがありました。前でキープしてオフサイドラインと駆け引きして、一回抜ければ勝てる、そんなチームだと思っていました。しかし、昨日の広島は明らかに日本の暑さとこれから続く連戦を意識したサッカーで浦和をわなにはめようとしてきました。

広島は浦和の最終ラインにプレッシャーをかけず、トップの佐藤寿人の位置をハーフウェイライン付近程度の高さに保ち、あとの選手は全員で引いてきました。これで浦和はボールを支配することはできました。しかし、サイドまでは持ち出せるものの、そのあとのクロスが全然合いそうな気がせず、空しく時間だけが過ぎていく展開でした。

これで、浦和は前半のうちから相当走らされてしまい、体力を先に消耗してしまいました。それが広島の狙いでした。広島は前半の間は省エネサッカーでストヤノフのロングボールで佐藤寿人を走らせるサッカーで足の遅いスピラノビッチの裏を狙い、交代選手を出してからの後半勝負を意識したサッカーできました。

それは、浦和サポの私にとっては非常に残念ではあるのですが、見事にはまってしまいました。決勝点は浦和のクリアボールを拾った槙野が前線の佐藤寿人とワンツーで自らゴール前に飛び込んできた形です。浦和は左SBサヌの運動量が明らかに落ちており、交代したスピラノビッチも同様に皆走らされて消耗し切ってしまいました。

エスクデロを入れて攻めに出るしかなくなった浦和ですが、エスクデロはドリブルの切れはあるのですが、自らシュートを打つ積極性が足りないという選手です。ゴール前に切れ込んでもパスを選択してカットされる場面は目立ちました。また、ベンチスタートだったポンテも、最後のCKをミスキックしてサポの失笑を買うなど、この日は本来の出来ではありませんでした。

本気で優勝を狙うつもりだったとすれば、この3連戦は3連勝するしかなかったので、非常に痛い敗戦です。フィンケ監督に対しても、どうやら昨年の7連敗の教訓があまり生きていないのではと疑問を持ってしまいます。

暑さで動けないはずの選手に、強気にボール支配率を上げて勝ちに行くサッカーをやらせても、結局は先に足が止まってやられてしまうのではという去年同様の悪循環です。京都、大宮と続く2戦は相手が残留争いのチームであることを考えると、連勝が必要です。それができなければ、浦和はオーストリアまで何しに行ったと非難されても文句は言えないでしょう。
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