W杯決勝は、途中抜けているところもあって完全に最初から最後までは見ていませんが、見た範囲で印象に残っているところを書きます。一番印象に残っているのは、解説の山本氏の言葉で、「スペインはペナルティエリアの幅でサッカーができる」というものです。
試合を見ると、本当にその通りなのです。シャビ、イニエスタ、ペドロらショートパスで崩せる選手を揃えていて、サイドバックがあまり目立たない珍しいチームです。こういうチームだからこそ、こぼれ球に反応するタイプのビジャというストライカーが活躍できるのです。
ただ、やはりW杯の決勝戦らしく、ガチガチの潰し合いは見られました。オランダのデヨングが相手の腹部に蹴りを入れる退場寸前のプレーを含め、9枚ものイエローカードを受けます。結果的には、これが延長戦でのCBハイティンガの退場につながりました。
11人揃っていれば、少なくともPK戦には持ち込めていたのではという悔いはもちろんあるでしょう。ただ、スペインの方もやはりロッベン対策は立てていました。人数を掛けたブラジルのやり方に近いですが、ブラジルは内側へ行かせたのですが、スペインは縦へ行かせました。
この試合の面白いところは、ロッベン対策に気づいたオランダが、カウンターでロッベンを走らせてロッベンの身体能力でスペインDFをちぎろうとしたことです。こういうカウンターならスペインの守備の人数は揃っていませんから、決定機に近い形にできます。
つまらないサッカーでも構わない、とにかく優勝できればと語っていたロッベンの言葉がこんな形で現実になるとは思っていませんでした。確かに、オランダ得意のウイングサッカーは、司令塔のスナイデルを消されて思うようには機能しませんでした。
決勝点のイニエスタ、若手と思っていましたが既に26歳でした。こういう人材を粘り強く育てたバルセロナの下部組織の育成力も、スペインの優勝の原動力になりました。確かに、シャビ、カシージャスは1999年ワールドユース優勝メンバーで、決勝点をアシストしたセスクも2003年U-17選手権準優勝メンバーです。スペイン全体としても若手を育てた結果が今回の優勝につながったと思います。
試合を見ると、本当にその通りなのです。シャビ、イニエスタ、ペドロらショートパスで崩せる選手を揃えていて、サイドバックがあまり目立たない珍しいチームです。こういうチームだからこそ、こぼれ球に反応するタイプのビジャというストライカーが活躍できるのです。
ただ、やはりW杯の決勝戦らしく、ガチガチの潰し合いは見られました。オランダのデヨングが相手の腹部に蹴りを入れる退場寸前のプレーを含め、9枚ものイエローカードを受けます。結果的には、これが延長戦でのCBハイティンガの退場につながりました。
11人揃っていれば、少なくともPK戦には持ち込めていたのではという悔いはもちろんあるでしょう。ただ、スペインの方もやはりロッベン対策は立てていました。人数を掛けたブラジルのやり方に近いですが、ブラジルは内側へ行かせたのですが、スペインは縦へ行かせました。
この試合の面白いところは、ロッベン対策に気づいたオランダが、カウンターでロッベンを走らせてロッベンの身体能力でスペインDFをちぎろうとしたことです。こういうカウンターならスペインの守備の人数は揃っていませんから、決定機に近い形にできます。
つまらないサッカーでも構わない、とにかく優勝できればと語っていたロッベンの言葉がこんな形で現実になるとは思っていませんでした。確かに、オランダ得意のウイングサッカーは、司令塔のスナイデルを消されて思うようには機能しませんでした。
決勝点のイニエスタ、若手と思っていましたが既に26歳でした。こういう人材を粘り強く育てたバルセロナの下部組織の育成力も、スペインの優勝の原動力になりました。確かに、シャビ、カシージャスは1999年ワールドユース優勝メンバーで、決勝点をアシストしたセスクも2003年U-17選手権準優勝メンバーです。スペイン全体としても若手を育てた結果が今回の優勝につながったと思います。