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広島戦マニアック分析

2010-07-27 18:50:20 | 浦和レッズ
広島戦は、本当に各選手が得意なポジションで出たのか疑問の残る試合でした。前回「山田直輝と柏木の共存は楽しみ」と書いていましたが、この試合は柏木が右サイドハーフに置かれ、持ち味を出せませんでした。

広島時代、「走れるファンタジスタ」と呼ばれていた柏木はスペースに食らいつくタイプで、この日の広島のベタ引き布陣は柏木の良さを消す意味もあったでしょう。それだけ古巣と当たるのは難しいということなのでしょう。

こういう展開だと、ポンテからエジミウソンのラインがつながるような、論理を超えることがないと点を取るのは難しく、ポンテを外したフィンケ監督は広島が攻めてくると予想した可能性があります。

守備はスピラノビッチの足の遅さは目につきました。坪井なら何とか佐藤寿人との競争にも勝てていましたが、スピラノビッチだと非常に不安です。なぜ相手がスピード型の広島戦で使ったかはわからないです。

この試合は暑さの中の試合になったので、スタメンで出ていた選手と途中出場の選手では走りが明らかに違いました。そのため、試合の終盤、平川がへばっているのに気づいた堀之内は代わりに右サイドをオーバーラップしていました。

この選手交代が的確だったのが広島のペトロビッチ監督です。まだ同点の場面でしたが、運動量の多い横竹をボランチの位置に入れた交代は見事でした。これで浦和の中央の攻めは寸断され、槙野のゴールに間接的につながります。

また、浦和も自滅的な要素もあり、失点の場面では左SBのサヌが戻っていません。前に行く攻撃力と左右両足で蹴れるキックの精度は評価していますが、苦しいときにMF気味のポジションに残ってしまうのは「DFではない」という評価をせざるを得ません。

フィンケ監督はフライブルク時代のサヌを自ら右SBにコンバートした過去があるので、日本でも大丈夫と思っていたかもしれませんが、ファウルしないで守る技術などは明らかに足りません。使うつもりがあるならサイドハーフでしょう。
コメント
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