北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

札幌の夏の始まりを告げる、豊平川道新花火大会

2024-07-26 23:07:38 | Weblog

 

 北海道新聞主催の道新花火大会を見てきました。

 会場はいつもの豊平川河川敷ですが、会場に至るアクセスが非常に強くコントロールされていてちょっと戸惑いました。

 7時40分から始まる花火のプログラムを見越して、6時30分くらいに会場に近い地下鉄中島公園駅で降りたのですが、そこから会場に至るためには、中島公園内を歩いて一駅南の幌平橋駅方面へ向かい、公園の端で幌平橋交差点を渡って川べりに着くというルートが唯一のアクセスルート。

 途中から堤防へ抜けられる小径にはことごとく警備員と警察官が配置されていて、「公園の中のルートしか花火会場にはゆけません」とマイクで放送し、とにかく公園内ルートだけしか認めないという強い姿勢です。

 当然ながら幌平橋交差点の信号を先頭に、公園内に人が長蛇の列で滞留することになりましたが、どうせ滞留させるなら道路わきの歩道よりは安全に違いありません。

「幌平橋で降りた方が近かったのかな」と妻と話しながら列に並んでいましたが、幌平橋駅方面からは次々に人が長蛇の列の反対側を歩いてきます。

 つまり距離的に近い幌平橋で降りても、一旦この列の最後尾に着くように指導されていたのでした。

 最後の信号を渡ってからは歩くスピードも速くなり、いつものとおり河川敷の草っぱらに降りて、座っている人たち同士の間のスペースを確保しました。

 それにしてもまあいつもながら人の数はものすごいことになっています。

 この日だけは川沿いのマンションの住人がうらやましいですね。


     ◆


 我々はいつもできるだけ花火の打ち上げ場所近くへ行きます。

 今日の天候は曇りで雨の心配はほぼありません。

 ただ、花火が打ちあがった後に顔にポツポツと何かが降ってきた感じがして、「うわ?雨?」と一瞬思ったのですが、なんとそれは花火の火薬のカスでした。

 近すぎて風向きでたまに細かい花火カスが降ってきたのですが、会場内放送でも「お気を付けください」という放送が流れたほど。

 しかしそれでも今日はある程度風もあって煙の流れも速く、きれいな花火の姿が楽しめました。

 最近は予算不足で花火大会が中止になるところがあるとも聞きますが、今回も札幌で花火が見られて、スポンサー各社には感謝です。


     ◆


 会場を歩きながら離れる際に、女性警察官と思われる方の声で「どうぞゆっくり、ゆっくーりとお進みください」という放送が流れていて、前を歩く数人の若い女性たちが、「ゆっくりお姉さんだ!え?本物?」と笑いながら声を上げていました。

 渋谷には「DJポリス」という、通行人の関心を引くような誘導をする警察官がいるとのことですが、その札幌版が「ゆっくりお姉さん」ということになるでしょうか。

 今日は子供たちは夏休みの初日で、札幌ではこれで本格的な夏の始まりを告げる花火大会でした。

コメント
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