北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

寒い寒い春キャンプ

2021-04-30 22:17:40 | Weblog


                    【この先に除雪車あり】

 有給休暇を取っての連休初日。

 本州から婿さんがやってくることから、今日から占冠の山の中で2泊三日のキャンプを企画していたのですが、札幌は朝から強い雨。

 おまけに国道274号日勝峠は雪で通行止めという衝撃的な情報もあり、さすがに(中止しようか?)とちょっと気弱になりました。

 しかし天気予報を見ると、キャンプ場は午後から雨がやんで曇りの予報。

 とはいえ気温が低くてかなり寒いキャンプになりそうです。

「とりあえず行ってみよう」

 それでも天気が回復することとテントの性能に期待して、雨の中を出発しました。

 途中、道東道を走っていると占冠の手前でみぞれが降ってきて「ひえー」。

 さらに、高速道路を降りようとすると目の前を走っていたキャンピングカーがETCのレーンで出口エラーを起こし、通せんぼになるというハプニングも発生しました。

 移動の際はETCカードの装着を常に確認しておく必要がありますね。

    ◆

 
 予報通りに午後1時過ぎには雨が止み、雨中の設営にならずにすみました。

 今日のキャンプ場はまだ人の数が多くはなく、お客さんが大勢入ってくるのは暦通りの休みの明日からのよう。

 なんとかテントとタープを設営しましたが、気温が低くてとても外での活動は無理で、早々にテントの中に逃げ込みました。

 性能を確かめようともちこんだ充電池での冷蔵庫ですが、設定温度より外気の温度が低い条件では表示の数字も何を示しているんだか(笑)。

 それでもバーベキューコンロで炭に火をつければ室内は快適です。

 夏キャンプのように熱い外気を涼しくするのは大変ですが、貼るキャンプの寒い時は暖かくすればなんとかなる…のですが、いやはやそれにしても寒い夜でした。

 シュラフの友は湯たんぽ。持ってきていて良かったー。

 

 

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中国との往来事情 ~ この時期の出入国

2021-04-29 22:35:48 | Weblog

 ゴールデンウィーク入りということで、出産のために実家に帰省している次女の元へ、内地で働いている旦那さんが我が家へやってきました。

 来る途中の空港は空いていたようで、ゴールデンウィークで旅行をしたい人たちとコロナとのせめぎ合いが続いています。

 娘の夫はゴールデンウィーク明けに中国への再赴任が決まったようで、節目の挨拶にやってきた意味もあります。

「中国へ入国するのにワクチンは打たなくていいの?」
「それは良いみたいですが、基本2週間はホテル隔離でその後に自宅での外出自粛期間が2週間、合計1カ月は会社への出社ができないんです」

「ははあ、それは大変だな」
「それで子供が生まれるときは立ち合いたいと思うので、出産予定日より早めに帰国したいと思っていますが、今度は日本でも2週間のホテル隔離期間があるんです。公共交通機関が使えないということで、迎えに来てもらったとしても津軽海峡が越えられなくて…」

 大変な時代の結婚や出産は、いつかは思い出になるのかもしれませんが、まずはコロナを避けつつ健康で孫を見せてほしいものです。

 明日からはキャンプの予定なのですが、天気が悪そうでどうなるやら。

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どうあるべきかが分かっている ~ 大通公園の紫木蓮

2021-04-27 23:33:58 | Weblog

 職場から帰る途中に大通公園を通りますが、暖かくなってきて樹木の花たちが一斉に花開く季節になりました。

 札幌軟石づくりの札幌市資料館を臨む大通り12丁目にはフランス式庭園がありますが、帰りにはよくここを通ります。

 12丁目公園には敷地の四隅に紫木蓮(しもくれん)がほぼ満開の状態で、美しい姿を見せています。

 ここの紫木蓮が美しいのは、もちろんたくさんの花が満開だからということもあるのですが、やはりしっかりと手入れをされた樹形だからです。

 樹木にはそれぞれ本来の樹形があります。

 例えばエゾマツやトドマツのような針葉樹だったら上がとがった円錐形が基本ですし、ポプラならほぼ円筒形、ケヤキなら丸く開いた箒のような形になります。

 樹木は自然な状態でも本来そのような樹形になる性質がありますが、それでもときどきは変な枝が出たりして形が乱れることがあります。

 それを人間が見て美しい形に整えるのが、「剪定」だったり「矯正」といった作業です。

 剪定はダメなところが伸びるのを切り取る作業ですし、矯正は伸びている部分を生かしつつ、好きに伸ばしておくのではなくある意図を持った方向に修正してやる作業。

 人間でいえば、"教育"であったり"人格の陶冶"ということになるでしょう。

 どちらも、伸びる力を利用しつつ、理想の姿が分かっている人が望む方向に変えてやるという作業です。

 これは、それぞれの人がどんな形で伸びれば本来持つ良さを発揮できるかが分かっていなければできないことで、責任も重大です。

 ポプラにケヤキのようになれと言っても無理なのです。

 

      ◆

 
 東京の北区に飛鳥山公園という桜の名所があります。

 今話題の渋沢栄一が住んでいたところで渋沢資料館なるものもあるので今は人気のスポットになっているでしょうか。

 ここのソメイヨシノは本当に美しいのですが、それは下枝がずっと高いところまで剪定されているからです。

 樹木の高いところから大きな樹冠が傘のように広がっていて、それが桜の季節には桜の花の天井のようになって美しさが際立っているのです。

 持っている性質を存分に生かすためには、伸ばすところがどこで、伸びるのを止めておくべきところはどこかを良く見極めるべきしょう。

 美しく手入れをされた紫木蓮の花を見て、あるべき姿が分かっている人が見守ることの大切さを感じました。

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あのときの「やらなくちゃ」が届きました

2021-04-26 23:07:18 | Weblog

 

 昨年の暮れにクラウドファンディングで注文した品が届きました。

 届いたのは、充電式リチウムイオン電池の大容量ポータブル電源。

 家電の海外老舗メーカーPhilips社の製品です。

 容量は1,166Whで5種類12個の出力ポートが搭載されています。

 出力ポートはUSB-Aが4個、Type-Cが2個、AC100Vが3口、DC12Vが2個に、シガーソケットが1口というラインナップで、大概の電化製品に電気が供給できます。

 北海道で発生した大地震の後のブラックアウトでは、スマホへの充電ができない充電難民が大量に発生しました。

 あれを経験したときは誰もが「緊急時の電源の備えが必要だ」と思ったはずです。

 水や食料と同時に今や「情報」は生活の必需品となっているはずです。

 あのときの「やらなくちゃ」は今どうなっているでしょう?


     ◆


 そして災害の緊急時への備えはもちろん大事ですが、平時においてはアウトドア活動の強力な武器になります。

 これがあれば、ポータブル冷蔵庫も長時間使えますし、寒い時には暖を取るエネルギーにもなります。

 最近のキャンプ場には電源サイトを備えたところもありますが、ちょっとワイルドなところでの宿泊には電源を気にしない旅が良いでしょう。

 ポータブル電源のAC電源はちょっと安いものだと擬似正弦波と言って、波形の変化がガクガクしたものがあり、こちらは波形に依存する電気機器が使えないので注意が必要です。

 しかしこの製品はプラスマイナスが滑らかに変化する「正弦波」で供給ができるので機器が使えるかどうかを悩む必要はありません。

 まあさすがに使用電力が1500Whを超えるような電子レンジは使えませんが、スマホやパソコン、車載冷蔵庫や電気毛布などの日常的な電気製品は問題なく使えます。

 GW中には2泊のキャンプを予定しているのですが、さてどの程度実用に耐えられるでしょうか。

 とりあえず胆振東部地震で考えた「やらなくちゃ」の一つが解決しました。

  

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良い道具は「世代送り」をしよう

2021-04-25 22:49:22 | 蕎麦打ち

 

 先日甥っ子がお嬢さんの入学内祝いの品をもって我が家を訪ねてきました。

 甥っ子のお嬢さんと、私の二人目の孫は同い年で、学校は違えどどちらも小学校入学。

 将来は仲良くなってほしいものです。

 ところでこの甥っ子が一年ほど前から蕎麦打ちを始めたのだそう。

 蕎麦打ちと聞いては黙っていられないのですが、本人は「いえいえ、まだ全然素人です」と謙遜することしきり。

 内祝いの品に添えて、地元の知り合いから手に入れたという挽きたての蕎麦粉もプレゼントしてくれました。

 蕎麦打ちの先輩としてはぜひ一緒に打ちたいところで、「今度札幌へ来るときは一緒にそばを打とう」と約束しました。

 ついでに何かあげられるようなものはないかと蕎麦打ちこーなーを見渡して、最近はほとんど使わなくなったイベント用の"のし棒"をプレゼントしました。

 蕎麦を薄くのすときに使う"のし棒"は、長さ90センチほどの丸い棒ですが、ちょっと上手になって1㎏以上の量を打つようになると、一本では足りなくなります。

 のす長さが長くなるので、のしながら蕎麦を巻いてゆく"巻き棒"という長さ110~120センチほどの棒が必要になってきます。

「まだ持っていないようだからこれをあげるよ。いずれ上手になると必要になるけれど、なかなか売ってないからね」

 そば打ち道具も面白くなる頃からどんどん道具が増え始めます。

 次第に友達が増えると蕎麦打ち道具も買ったりもらったりして数が増えるのですが、その一方で手になじんだ道具がだんだん決まってくるものです。

 わたしももう今では使う道具が決まってしまっているので、ちょうど(使われずに眠っているだけの道具はもったいないなあ)と思っていたところ。

 飾られている道具が使われるのならば道具も嬉しいことでしょう。


 アマチュアそば打ち仲間が高齢化しています。

 やがてそば打ちから離れてゆく人も増えるし、高価な道具も使われずに眠っているものが増えるはずです。

 趣味において、手に馴染んだ道具は良いものです。

 良い道具こそきっちり世代送りをして生かし続けたいものですね。 

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スマホのニュースアプリにワクチンアラームが追加されてる

2021-04-24 23:44:54 | Weblog

 私はスマホに「スマートニュース」というニュースアプリを入れていいるのですが、最近そのアイコンがちょっと変わっていることに気がつきました。

(あれ、なにが変わったんだ?)と思ってよく見てみると、いつのまにか「ワクチン」というタブが増えています。

 実はこれ、コロナウィルスワクチンに関する情報を専門に扱うサイトになっているのです。

 なかでも「ワクチンアラーム」という、一番上にでてくるのが、住んでいる自治体でのワクチン接種情報。

 住所と誕生日を入れると、自治体と年齢を判断して住んでいるまちではいつくらいにワクチン接種ができるかどうかを教えてくれるのです。

 試みに、札幌に住んでいる私が誕生日情報を入れてみたところ、「あなたの接種時期の見通し」は「夏以降の見通し」と出ました。

 さらに隣町に住む両親の誕生日を入れてみると、こちらは「順次開始されます」というにべもない回答。

 今日実家を訪ねた際に、「そういえばワクチン接種のお知らせは来たかい?」と訊いてみましたが、両親の返事は「ぜーんぜん、なんもさ」という北海道的表現でした(笑)。

 90歳の両親にもまだなんの音沙汰もないのは、まさに先進国と言われる国の中でも、群を抜いて対応が遅れている「ワクチン敗戦国」日本の姿です。

 ただ、これを政府の失政をあげつらうだけでよいかはちょっと疑問があります。

 この間、ワクチンの副反応に敏感に反応し、その安全性に疑問を投げかけ続けたマスコミと、それに過剰に恐怖して、ワクチンに対して絶対的な安全を求めすぎる国民性にも課題があったのではないかと思います。

 もちろんワクチンを受ける受けないは最終的には個人の責任の範囲なのでしょうが、このワクチン敗戦を受けて、ワクチン行政は今後どうなるのかや、それをわが国民はどのように受け入れるのかを見てみたいところです。

 ちなみにイギリスでは「注射ボランティア」と称する医療資格のない素人をトレーニングしてワクチン注射を早急に接種する体制を取っているのだとか。

 日本ではようやく歯科医師がワクチン注射を打てるようにするという議論が始まったところです。

 イギリスの割り切り方はなかなかに興味深いものがあります。

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営業トークに大事な「フック」とは

2021-04-23 23:20:19 | Weblog

 

 北見~網走~旭川への一泊二日の出張旅を終えました。

 正直言って私の出張旅はできるだけ多くの人に会いたいことから、走り詰めが多くなってしまいがちです。

 基本的に一日に訪ねる訪問先は多いほど効率が良いのですが、さすがに10か所を超えると、それぞれの印象が薄れるので多くても10か所程度に留めています。

 そして一か所での滞在時間は長くて15分と決めています。

 もちろん挨拶だけで終わる短い時もありますが、お互いに興が乗ってしまい話が長引いたとしてもそのあたりで切り上げ、相手の時間をいつまでも占有することはご法度です。

 先方にも仕事はあるし、偉い人だったら部屋の外に決済待ちの部下がいることだってあるので、長居は迷惑です。

 で、滞在時間が15分とすると、その時間の使い方は極めて重要です。

 特に初めて会う相手ならば、自己紹介と訪問の目的と次につながる印象の余韻を残すことが大切です。

 ここで大事なことが「フック」です。

 フックとは、元は服をかけるフックのことですが、営業トークなどでは「印象付けて興味を引くこと」あるいはそのトーク素材などという意味で使われます。

 短い時間で相手に印象付けをして好意的にみられるためにフックとして使える素材には、趣味や経験、読書、地域事情など様々な情報がありますが、どれも身に着けるためには日ごろからの人間力が必要と言えるでしょう。


     ◆


 今回の出張では、網走地域で私たちに協力してくれている地域商社の方と一緒に営業先を訪問しました。

 普通であれば、「こちらは地元の協力企業の方です」としか話しようがないのですが、今日同行してくれた方は、地元で自転車をはじめアウトドアガイドをしていたり、地域活動に熱心に取り組んでいる方でした。

 そのため、「彼は地元ではちょっと知られたサイクルガイドなんですよ~」とか「今度こんなイベントがあるのでぜひ参加してみてください」というセリフが使えて、さらにはちょっとしたイベントのチラシやパンフレットの一枚があることで、相手には強い印象を与えることができました。

 もしも話した方が自転車など同じ趣味を持っていたりすれば、そこで話が弾むこともあります。

 本来の品物を売るとか商品を紹介するという直接的な目的からは離れた時間になりますが、そんなことは後でついてくればよろしい。

 まずは面白い人だと思われることが大事で、そのために自分が語れる経験や趣味、地域ネタなどは大事な情報になります。

 相手の人間力が高ければ高いほど、単なる肩書では評価されず、いかに面白い情報を持っている人か、どんな話題を提供してもらえるかということで評価がされる場面が増えるのです。
 
 日ごろからの自分の生き方への取り組みが試されるのが営業トークであり、フックです。

 さて、自分のことを全く知らない初対面の方の心に刺さるようなフックネタはなんでしょう?
 
 これを考えると結構眠れなくなりますよ(笑)。

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依存症から脱却するシステムとは

2021-04-22 21:50:28 | Weblog

 

 昨夜は新潟出張で自宅に着いたのも遅かったのですが、今日はまた早朝から北見~網走への出張です。

 北見では知人の業者さんたちを訪ねて地域情勢を探ります。

 ある会社で若い副社長を訪ねた際に、話題がタバコのことになりました。

 その副社長さんは、あるときにそれまでの火をつけるタバコを電子タバコのアイコスに替えたそうです。

 アイコスは目に見える煙が少なく、副流煙を近くの人が吸うリスクが格段に減ることでタバコのデメリットを大きく減らしたように見えます。

 ところが彼は「でも実際吸っていて、たばこへの依存性は今での煙タバコよりも強いように感じます」と言います。

「ほう、それはなぜですか?」
「実は両親は、母親が病気になった際に両親ともタバコを止めたんです。でも私はアイコスに替えるところにとどまりました。でもここまでくればもう少しで止められるかな、とも思いました」

「でもそれが難しかったですか?」
「ええ、これって、吸う道具が充電式なので、充電がなくなると吸えなくなります。それはそれで諦めが効くんですが、充電していると充電完了のサインがピピっと鳴ります。それが『もう吸ってもいいよ』という催促に感じられるようで、充電されると『さあ、吸うぞ』という気持ちになってしまうんです」

「ははあ」
「そんなこんなで、喫煙に対する後ろめたさが消える一方で、定期的に催促されるようなサイクルによって、禁煙しようという気持ちになり切らないように思うんです。まあ意志が弱いと言ってしまえば、それまでなんですが…」

 私自身はタバコを吸わないので喫煙者の気持ちはわかりません。

 ただ、タバコ以外にもネットやゲーム、動画視聴など依存症になりかけている人には、そうなりやすいシステムに陥っている可能性があります。なのでそれを『意志が弱いから』と断じてしまうのではなく、だんだんに止めたくなるような、辞めざるを得なくなるようなシステム的な対応が必なのではないかと思います。

 禁煙にも、突然一本も吸わなくするのではなくニコチンパッチをつけながら順々に本数を少なくするような治療アプローチがあります。

 ストレスをためすぎないようにしつつ、次第に依存する気持ちを脱するような工夫にはどんなことがあるでしょうか。

 禁煙に成功された方はいますか?

 

 

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久しぶりの飛行機による出張 ~ 新潟は快晴でした

2021-04-21 23:01:41 | Weblog

 

 商談の担当として久しぶりに飛行機に乗る出張があり、新潟まで行ってきました。

 飛行機に乗るのは、昨年の次女の結婚式を海外でやった時以来でしょうか。

 エアポートライナーに乗るのも久しぶりですし、搭乗待合室に入るのにはリュックから何を出さなきゃいけないかを考えるのも久しぶりです。

 搭乗のための二次元バーコードをスマホにスクショしておいたのですが、いざセンサーにかざすと反応してくれません。

 どぎまぎしていると係の女性が、すっと画像を拡大してくれてそれで入ることができました。

 そんなこともできなくなっていたんだなあ(笑)。

 新千歳空港発9時30分の飛行機は新潟空港に10時40分に到着。今日は快晴で眺めの良いフライトとなりました。

 飛行機の窓から眺める新潟の農村地域は、急道沿いに家並みが張り付いていて、本州の集落の様子がよくわかります。

 それにしても天気が良い。


     ◆

 
 商用を済ませた後は、新幹線で東京まで移動して羽田からの飛行機で日帰りです。

 用事を作って東京で宿泊し、渋谷などの街並みの変化を見てみたい気もしますが、なにしろコロナ禍の中なので道草は避けて空港へ直行。

 羽田空港の第二ターミナルはバウムクーヘンの「ねんりんや」さんは15時で閉店していましたし、乗客の姿もまばらです。

 

 空港には少し早く着くことができたので、早い便に変更をしましたが、飛行機も19時の便は経済欠航なので18時50分のエアドゥ便にしました。

 人混みが多いのもあまり好きではありませんが、もう少し活気が欲しいところです。

 久しぶりの飛行機出張は、やっぱりちょっとわくわく感がありました。 

 

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親の気持ち、子の気持ち

2021-04-20 22:26:36 | Weblog

 

 先日実家の両親を訪ねたところ、仏間になにやら緑色をして長さ2mくらいの工具が置いてありました。

「あれはなに?」
「ああ、あれね。電動耕運機さ」

「電動耕運機?何するの?」
「もう畑を起こすのが大変で、爺ちゃんも『もう俺もできん』って言うからさ。ちょうど新聞の広告に1万円の耕運機が出ていたから、1万円なら失敗してもいいか、とおもって買っちゃった」

 確かに実家の庭は数坪ほどが畑になっていて、毎年トマトやキュウリを植えて自家菜園を楽しんでいます。

 しかし父はもうすぐ91で母も88になろうとしている今年。「できないんだったら畑を止めたら」と言っても、「なんでさ、土地がもったいないしょ」とにべもありません。

 まだ家庭菜園でたくさんの収穫があることを夢見ているのでしょう。

 私としては、両親のどちらももう体のあちこちが痛くて、それほど農作業などできないのじゃないか、と思うのですが、本人たちにしてみれば「去年もできたのだから今年も同じように」という思いが強いのでしょうか。

 変えるべきことやもう諦めるべきことに執着してしまうのが脳の老化なのではないか、と思う反面、それは我が身を振り返ればまさに自分自身のことでもあります。

 もう捨てるべき本ややりもしない趣味の道具、もう着ることのない服などが家のそこここを占拠して、狭い家がますます狭くなっています。

 その一冊、一着を捨てることができない執着心や、やる気にならない怠惰もまた脳の老化に違いありません。

 私が両親を見て残念に思っているということは、娘たちからもやや残念な親に見られているのか、と思うと、ちょっと背筋を伸ばさなくては、と思います。

 机の上を少しだけ片づけてみました。

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