北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

歯磨きの正しいやり方 ~ 歯ブラシは指何本で持ってますか

2020-10-30 23:51:49 | Weblog

 先日も行った歯医者さん。

 歯磨きは上手な方ですよ、とおだてられていい調子になったところで歯の悩みを相談しました。

「歯磨きをするのは良いのですが、歯茎が下がって歯の根っこがだんだん出てくるのはなんとかなりませんか」

 そういうと若い歯科衛生士さんは優しく「あ~、それって一生懸命磨く方にそういう傾向がありますね」と言いつつも、「でもそれを恐れて磨かないと歯の汚れは取れないので、むずかしいですね」と思案顔。

 また、「歯茎が下がるというのは歯茎が締まっている証ですし、逆に歯茎が下がっていない中には腫れて不健康は歯茎の方もいますしね…」とも。

 そして「そうだ、小松さん、歯磨きはどうやっていますか?歯ブラシを5本指でがっちり握って磨いてはいないでしょう。それだと歯茎に力がかかりすぎるんですよ」

「僕は鉛筆のように3本持ちです」


「ははあ、なるほど。実は歯磨きの適切な力加減って、150g~200gと言われていて、これって実際にやってみるととても軽いんです」

 そして「さらに力をかけない磨き方のためには2本指で持つという方法もありますよ」と驚きの磨き方を教えてくれました。

「2本指ですか?」
「そう、2本指」

 これではただ歯ブラシを持っているというよりも、指で挟んでいるだけです。

 でもこれが歯ブラシを軽く持つコツなんだと。

 歯磨きに一生懸命になるあまり、歯茎を傷めてしまってはやりすぎの部類です。

 何事も正しいやり方を身に着けたいものですね。

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こうすればよかった ~ オンラインセミナーの反省

2020-10-29 23:42:21 | フライフィッシング

 

 昨日のオンラインセミナーから一日が経ちました。

 なにしろ我々にとって初めてのオンラインでの配信だったのでいろいろと反省点もありました。

 関係者に感想を聞いてみると、やはりそれぞれに思いがあるようです。

 曰く、「今回はネットで30人ほどの視聴があったけれど、アクセスしている人の顔は出ないウェビナーなのに、ほとんど外からは質問が出なかったね」

「やはり質問となるとハードルが高いのかな。つぶやきのような意見でも良いのだが」

「チャットのような形では意見が出ないとすれば、終わった後にアンケートを取るようなことで感想が知りたいね」

「カメラが一台だったので絵柄がほとんど変化せず、観ているのには飽きてしまうが、ラジオ的に聞いている分には良かった」

「途中まで会場の質問者の顔が出ないのはやや不自然だった。複数カメラで切り替えるようなことがあると良かったように思うけれど複数カメラを切り替えるような芸当ができたかどうか」

 
 またMC回しをしてくれた窪田さんによると、「前半で用意したネタは使い切ってしまったので後半が大変でした」とのこと。

 会場にいた身内からは直接の質問や、チャットでの質問をすることで場をつなぎました。

 良い質問をしてパネラーから良い答えを引き出すことは難しいのですが、その質問で思いもよらないような流れになって議論が進んだときは気持ちが良いものです。

 まあこうした経験を重ねることで新しい時代の情報発信力が形成されてゆくことでしょう。

 また関係者の知人である自治体でこちらのDRIVEさんのようなコワーケーションスペースづくりをやろうとしている部所の担当者の方が聞いてくれていたそうで、「参考になりました。藤間さんのような方がいると知って、ぜひアドバイス的な話を聞きたいです」と感謝の声が届いていたそうです。

 自治体にしてみると、誰かが来てくれるのを待つという方法もありますが、積極的にアクションを起こして関心のある人を招くというやり方もあるでしょう。

 志の高い自治体の関係者とはもっと繋がってみたいですし、ここのDRIVEさんのように人材同士をマッチングをしてもらいたいですね。

 

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こうすればよかった ~ オンラインセミナーの反省

2020-10-29 23:41:13 | Weblog

 

 昨日のオンラインセミナーから一日が経ちました。

 なにしろ我々にとって初めてのオンラインでの配信だったのでいろいろと反省点もありました。

 関係者に感想を聞いてみると、やはりそれぞれに思いがあるようです。

 曰く、「今回はネットで30人ほどの視聴があったけれど、アクセスしている人の顔は出ないウェビナーなのに、ほとんど外からは質問が出なかったね」

「やはり質問となるとハードルが高いのかな。つぶやきのような意見でも良いのだが」

「チャットのような形では意見が出ないとすれば、終わった後にアンケートを取るようなことで感想が知りたいね」

「カメラが一台だったので絵柄がほとんど変化せず、観ているのには飽きてしまうが、ラジオ的に聞いている分には良かった」

「途中まで会場の質問者の顔が出ないのはやや不自然だった。複数カメラで切り替えるようなことがあると良かったように思うけれど複数カメラを切り替えるような芸当ができたかどうか」

 
 またMC回しをしてくれた窪田さんによると、「前半で用意したネタは使い切ってしまったので後半が大変でした」とのこと。

 会場にいた身内からは直接の質問や、チャットでの質問をすることで場をつなぎました。

 良い質問をしてパネラーから良い答えを引き出すことは難しいのですが、その質問で思いもよらないような流れになって議論が進んだときは気持ちが良いものです。

 まあこうした経験を重ねることで新しい時代の情報発信力が形成されてゆくことでしょう。

 また関係者の知人である自治体でこちらのDRIVEさんのようなコワーケーションスペースづくりをやろうとしている部所の担当者の方が聞いてくれていたそうで、「参考になりました。藤間さんのような方がいると知って、ぜひアドバイス的な話を聞きたいです」と感謝の声が届いていたそうです。

 自治体にしてみると、誰かが来てくれるのを待つという方法もありますが、積極的にアクションを起こして関心のある人を招くというやり方もあるでしょう。

 志の高い自治体の関係者とはもっと繋がってみたいですし、ここのDRIVEさんのように人材同士をマッチングをしてもらいたいですね。

 

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リモートワーク時代の地方都市を考える ~ 都市地域セミナー

2020-10-28 23:42:24 | まちづくり

 

 今年度最初の都市計画学会北海道支部主催の都市地域セミナーが無事終了しました。

 北海道新聞社の建物の2階に今年の夏オープンした「SAPPORO Incubation hub DRIVE」さんをお借りしてのセミナーは、この施設の管理者サイドの藤間さん、利用者代表の大久保さん、そして都市計画学会支部幹事の窪田さんによる鼎談の形で始まりました。

 こちらの施設は、貸し切りのシェアオフィスやテーブルを皆で利用するコワーキングスペースなど様々な作業環境が用意されています。

 藤間さんの話では来訪者のうち自分のリモートワークための利用者は4割で、そのほかは何らかのつながりや情報を求めている人ではないか、という感想。

 こちらはただ場所貸しだけではなく、利用者のニーズを聞き取ってマッチングができるようなコミュニティマネージャーを配置しているのが特徴なのだそう。

 そして週に4回はこの施設を利用するという大久保さんは、「ここが札幌の人たちが集まるコミュニティスペースになっているのは想像通りでした。東京と比べるとずっとコンパクトな札幌は、面白い人をしている人は限られていてぎゅっとここに集まっている印象です」と語ります。

 藤間さんも、「ここは大通りにすぐ近いという立地の良さが自慢ですが、これからは自宅で仕事をする人も増えそうで、そうなるとただ立地場所が良いというだけではなく、そこへいけば誰かに合わせてくれるというマッチングソフトの魅力が大切になるだろう」と言います。

 また大久保さんは、「北海道には起業をするという学ぶべきロールモデルが少ないために企業者が少ないように思う。最初の日が付かないのでその火が広がらない印象だ」とも。

 ただ、「漫然とここにきているだけではだめで、やはり最後は人と人とのつながりがビジネスに繋がっている」とのことで、最後は人か、という感じ。

 地方都市にも面白い人材がますます必要な時代です。


     ◆


 また、今回はオンライン配信をウェビナーというソフトで実施しましたが、全員システムに慣れていなくて裏ではドタバタしていました。

 MC役の窪田さんに進行の注意を伝えるには、専用のホワイトボードやカンペが必要だったね、といって参加した幹事で笑いました。

 さて、二回目は地方都市に伺います。

 オンライン併用かとは思いますが、地方都市に赴いて地域で頑張っている人たちの声も聴きたいところ。

 次回もまたご参加ください。ありがとうございました。

 

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明日は都市計画学会の都市地域セミナーでリモートワークを考えます

2020-10-27 23:43:20 | Weblog

 さて、いよいよ明日は夜18時から都市計画学会北海道支部主催の「都市地域セミナー」が開催されます。

 今回のテーマは「リモートワーク時代の地方都市を考える」というもので、コロナウィルスがまだ猛威を振るう中、テレワークやワーケーションなどの新しい形の働き方が注目されています。
 
 大都市では都市を離れて地方へ向かう動きも始まっているようですが、それを人口減少に悩む地方都市はどのように受け止めればよいでしょうか。

 都市から流出してくる人たちを関係人口として受け入れることができるでしょうか。

 このようなリモートワークの受け皿となるのが、地方都市で働く場所を提供する「コワーキングスペース」と呼ばれるシェアオフィスの存在です。

 今回は札幌市内でこの夏にオープンしたコワーキングスペース「SAPPORO Incubation Hub DRIVE」にて対談を行い、その可能性を考えます。

 セミナーそのものは札幌で開催されますが、コロナ対応として、ウェビナーのシステムを使って、希望者はオンラインで視聴することができます。

 
 詳細は都市計画学会北海道支部のホームページのセミナーのコーナーに掲載中(http://www.cpij-hokkaido.jp/seminar.html)。

 なお、視聴の注意点は以下の通り。

【ウェビナーでのご参加について】
 〇本セミナーへのご参加は、Zoomのウェビナーによる視聴専用の出席のみとさせていただきます。※ウェビナーのため御顔出し不要で気軽に参加できます。
 〇あらかじめZoomをダウンロードしていただき、所定の日時に、下記URLにアクセスしてください。※事前の参加申し込みは不要です。

 下記のリンクをクリックしてウェビナーに参加してください:
 https://us02web.zoom.us/j/81331331730
    ウェビナーID:813 3133 1730

 〇ご参加いただいている時間内で皆様からチャットによる質疑応答を受け付ける予定です。
 〇マイクは基本オフにしてご参加ください。

   -------------------

 視聴中に自分の顔が画面に出ることはありませんので、地方都市でリモートワークにご関心のある向きはぜひご覧ください。

 

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日本の職人技が光る逸品です

2020-10-27 22:55:49 | Weblog

 先日まちなかでの飲み会があった時のこと。

 始まる前に少し時間があったので、狸小路2丁目にある札幌の老舗刃物専門店「宮文」さんの店内を見て回りました。

 金物や刃物って職人技ということに加えてどこか芸術的な趣があって、品々を見て回っていて飽きることがありません。

 そんななか、面白い道具がありました。

 それがこれ、はさみタイプの毛抜きです。

 私の場合、手持無沙汰な時に無精ひげを抜くのが癖になっているのですが、朝に髭を剃るとその日夜までの間にはそれほど長くは伸びません。

 なので爪では抜けなくてときどきつまむタイプの毛抜きを使うことがあります。

 ところが毛抜きは先端がきっちり精巧に作られていないと心地よく髭を挟むことができません。

 それに挟むように持つというのは案外疲れるもので、次第に握力がなくなってゆきます。

 そうした今までの毛抜きへの不満を解消するのがこのハサミタイプの毛抜きです。

 先端も精密に作られていて少ししか伸びていない髭もしっかりつまんでくれますし、その周りは面取りがしてあるので肌を痛めません。

 それにはさみタイプなので力が入れやすくて軽い力で毛を挟むことができて疲れもありません。

 さすがは"made in Japan"、100円ショップでは決して買えない、日本の職人技が光る逸品です。

 宮文さんを見て回るのがまた楽しみになりました。

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焼き立ての柔らかいパンを上手に切るには

2020-10-26 23:29:50 | お料理

 

 我が家にはパン焼き機があって、たいていの土曜日は朝からパンが焼ける美味しいにおいが家の中に漂います。

 焼き立てパンはそれはそれで美味しいのですが、一つだけ困るのが焼き立てのパンは柔らかすぎて普通のパン切包丁では切れないこと。

 柔らかすぎるパンは包丁に力を入れるとつぶれてしまってきれいな断面にはならないのです。

 パン屋さんでさえ、ある程度冷えてからでないとスライスしないとも聞きます。

 焼き立てパンのサンドイッチなんて美味しそうなのにパンが切れなくてはね。

 何か良い手はないものか、と考えていたところテレビの「家事ヤロウ」で電動ナイフが紹介されていて、それで柔らかいパンを見事にスライスしていたのです。

 今回ようやくそれをネットショッピングでゲットしました。

 不思議でおかしな商品をやたら作りまくっているサンコーレアモノショップの商品で、商品名は「充電式コードレス電動肉&パン切り包丁『エレクトリックナイフ』」と言います。

 これはかなり太い柄に充電池とモーターが入っていてこれで刃を動かして切るのですが、ポイントはギザギザの刃が二枚交互に動くことで強力な切れ味を出していること。

 刃は取り外しが効いて洗うことができるのですが、装着は恐る恐るという感じです。

 何とか刃を取り付けてスイッチを入れてみると結構な振動がありますが、切れ味は抜群。

 焼き立ての柔らかいパンが少しの力でスーッと切れてゆきます。

 

 私は可能な限り薄く5ミリくらいの厚さで切ってみましたがなんとちゃんと切れました。

 使いみちとしては、こうやって柔らかいパンを切ってサンドイッチにした後でそれを半分に切り分けるのに打ってつけです。

 サンドイッチの中身を崩さずに美しく切ることができます。

 特に柔らかいものを切るときに威力を発揮するので、サンドイッチづくりが楽しくなりそうですよ。


  【厚さがずいぶんばらばらになっちゃいました(笑)】

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思わぬかたちで鮭釣りに

2020-10-25 21:32:37 | Weblog

 

 昨日、悪天候の中近くの港へ豆イカ釣りに行ったところ、悪い友達がやってきて「何をこんな小さいものを釣ってるの?まだ鮭が釣れるんだから鮭釣りなさい。今日は俺ん家に泊まって明日の朝行けばいいでしょ」と誘いをかけてきました。

 こちらも調子に乗って、「じゃあそうさせてもらおうかな」と言ったら、「あれ、本気にしたぞ。これは明日は釣れねえな(笑)」とからかってくる。

 夜は酒とおでんで盛り上がって早寝です。

    ◆

 そんな気の置けない悪い友達と、今朝は三人で近くの港へでかけてきました。

 あまり釣れているようではなかったけれど、「焦るなって、まずは様子を見てからだ。それからどこでやるか決めるから」と様子見。

 港の中には入ってきたサケがときどき豪快に連続ジャンプをしていて期待が持てます。

 岸壁の空いていたところに投げ込む場所を定めて投げ入れ開始。

 ほどなくして友人の一人がヒットしてオスを一匹ゲット。

「やるなー!」

 しかし次に私のウキにも反応があって、久しぶりの鮭釣りの感触を手にしました。

 恐る恐る岸まで寄せてきて最後はタモ網ですくい上げてもらってランディング完了!

 鮭釣り人生で初めてのメスをゲットできました。

「やったんでしょ!小松さんに釣らせるとは俺もたいしたもんだ(笑)」 
「だから言ったでしょ。僕は案外鮭釣りでボウズだったことがないのよ」
「何言ってんの、俺のあげた仕掛けだろ(笑)」

 自分で釣った写真を撮ってもらいましたが、友人たちの釣果が一緒に写っていて、すごく釣ったように見えます。

 私が釣ったのは持っている一匹だけです。


    ◆


 結局釣れたのは一匹でしたが友人がオスを一匹くれて鮭は二匹になりました。

 帰宅してから早速さばいて、美味しそうなイクラをゲットできました。

 今年の鮭釣りは諦めていたのですが、思わぬ形で鮭釣りが楽しめました。

 来年からはもっと早い時期に参加しなくちゃ。

 悪い友達と思ったら実は良い友達でした(笑)。

 

 

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胆力が試される ~ 知らない人に会うということ

2020-10-23 23:45:18 | Weblog

 

 今日は静岡県掛川市を拠点に、地域同士を結び付けるビジネスを模索する「互産互生機構」が主催する、「L2L(ローカル・トゥ・ローカル)セミナー」がありました。

 なんでも東京に注目されることを考えなくてはいけないビジネスや地域交流を考え直して、地域同士が直接、お互いにないものを交換し、補い合えばそれも一つのビジネスの形になっていくのでは、という発想の「互産互生」という考え方。

 地域と地域の直接交流の目的は、必ずしも物の売り買いによるビジネス的成功だけではなく、地域同士の人と人の交流があり、さらに互いの自慢を楽しみあうようなライフスタイルも楽しみあえるのではなかろうか。

 もともと二宮尊徳さんと豊頃町に入植した彼の孫の二宮尊親さんとの縁があるとはいえ、それが現代に地域同士の連携として縁を結ぶというのも面白いではありませんか。

 何よりも友情を結んだ友達同士が互いに行き来して、「友また来りて会う」のが良いのです。

 さてこのローカル同士の輪、どこまで広がるでしょうか。


    ◆


 それにしても今週も新しい人にたくさん会いました。

 恐らく7~80人くらいの新しい方と名刺を交換したのじゃなかろうか。

 あまりに人に会いすぎて顔と名刺の名前が一致しなかったりする人も出てきたりするのですが、記憶を呼び起こしてメモや記録に残します。

 知らない人と初めて会って話をするというのは案外体力と胆力が必要です。

 短か過ぎず長すぎないプレゼンテーションをして、相手の反応に合わせて会話を進めるというのはスキルでもあるけれど、いろいろな経験がないと間が持ちません。

 練習で補える部分もありますが、やはり魂を鍛えておくことが大切で、それは普段からの心構えが鍵になります。

 だんだん知らないところへの飛び込み営業も慣れてきました。

 さてさて、人生であと何人と知り合うことになるのやら。

 行けるところまで行ってみましょう。

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たまには古典を開いてみよう ~ 闇夜を照らす光となる言葉がある

2020-10-22 23:45:45 | 古典から

 

 本を読むときはバランスが大切だ、と思っています。

 私の場合は、古いものと新しいもののバランスに注意をしています。

 時代についてゆくためには、最新流行のキーワードによる書物を読むのがよろしくかつ必要です。

 しかしそればかりでは流行り廃りに傾きすぎ。

 そこで最新のものを読んだ後には、古めかしいけれど何十年、何百年の時のフィルターを経てなお人々に愛されているような古典を読み、あるいは読み返すことでバランスをとっているつもりです。

 手近なところにあった森信三先生の「修身教授録」は、森先生が大阪天王寺師範学校(現・大阪教育大学)本科での講義をまとめられたものです。

 ぱらぱらとページをめくっていると「行く手を照らす光」という単語が目に留まりました。

 このページは教師を目指す子供たちが卒業をするお別れの時の講義です。

 曰く「教育というものは、常に種まきであり苗木を育てるようなもので、花実を見る喜びは必ずしも教育の本質的なものではない。

 花実の見られる希望がなければ真の努力ができないようでは、よし為政者ではあり得るとしても真の教育者とはいいがたい。

 いや、真の為政者であれば事故の努力が在職中にその結実を見ることを念とせず、必ず後に来る為政者に、自己の努力の収穫を譲る程度の雅量と見識が必要でありましょう。

 かくして諸君らは、真に自分の道を開くものは自己自身でなくてはならぬということを今日から深く覚悟しなくてはならない。

 が同時にまた、闇夜に燈火なくして、手探り足探りでは歩かれないように、人生の行路においても、なるほど歩むのはあくまで自己一人の力による外ないのではありますが、しかし同時にそこには、自己の行く手を照らす光を要するでありましょう。

 そのために諸君らはまず偉大な先哲の教えについて学ばねばならないのであります」

 
 一人で歩いて行かなくてはならない自分自身の人生ではありますが、その行く手を照らすのは先哲の教え、つまり古典です。

「修身教授録」それ自体も今や古典に属する書物ですが、古典はたまに読み返すと心をかき鳴らす言葉に出会うものです。

 ちょっと気持ちが穏やかではない時こそ、古典を開いてみてはいかがでしょう。

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