北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

身近な建物が火災にあってショック

2019-10-31 23:47:16 | Weblog

 

 出張先の北見のホテル。

 朝起きてニュースを見たら、なんと沖縄の首里城が火災で延焼中とのこと。

 首里城は、国土交通省が整備する国営公園の首里城地区として整備された地区の中で、太平洋戦争中の昭和20年5月に戦火にまみえ焼失したものを復元した建物です。

 私と同じく国の公園職の諸先輩、同僚、そして後輩が心血を注いで復元に携わり、その苦労と喜びを横で私も見ていましたし、何度も訪問した時には様々な説明を受けた思い出もあります。

 平成4年の完成後は沖縄観光の枢要な施設として大勢の観光客が訪れる人気施設でした。

 特に最も中心的な建物である正殿は、沖縄らしい建築様式で首里城地区の人気施設でした。

 木造と瓦が中心の建築物だったので、劫火の中で焼け落ちる姿にはただ立ち尽くすだけでした。

 けが人がいなかったのが不幸中の幸いでしたが、地域、県、国を挙げて復旧・復興に取り組んで欲しいところです。


    ◆


 同じく火事と言えば、今週火曜日には道内最大の建設コンサルタントであるドーコンの本社ビルで火災が発生しました。

 こちらも気の毒に思っていたのですが、ただ気の毒だけではなく、私が所属する都市計画学会の事務的な役回りを担ってくれている方がドーコンの方で、「かなり関係書類が被害にあったと思います」という連絡がありました。

 とりあえずは状況が落ち着いてきた段階で、必要な回復措置を取るようにしなくてはなりません。

 一週間の間に自分とかかわりのある建築物が相次いで火災に合うとはなんとも残念な一週間となりました。

 原因究明を図るとともに、できるだけ早期の復旧を祈りたいと思います。

  

 

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地方が都会より稼げなくては

2019-10-30 22:06:39 | Weblog

 

 稚内からオホーツク海沿いに南下してきた今日の挨拶回り。

 今日のオホーツク海は波が穏やかでした。

 稚内を出発して、車を走らせながら各地で国道を管理されている事業者さんたちを訪ねて、ご挨拶と共に地域の事情などを聴いて回りました。

 ある地方の自治体の建設業の社長さんは、「やはり人手が足りません。若者は地方に留まっていなくて都会へ出てしまいます。もし残ったにしても若者は建設業には目を向けてくれません」と嘆きます。

「今後はどうするおつもりですか?」
「来春からベトナムの若者を採用する準備を進めています。建設業では特定技能2号という制度があって、家族滞在や在留期間が更新できる資格が与えられますので、将来建設技術者として育成を図る候補生として採用する予定です」

「ベトナムの方たちはどうやってこちらの会社縁があってを志望してきたのですか」
「ネットに条件が掲載されていて、それを見て応募してきたようです。ただそれを見せてもらったところ、『(日本)北海道、建設業、給料○○円』など、あまり詳しくは書かれていないのには驚きました。それでも来てくれるのですから、しっかり育成して後に続くベトナムの若者が希望と憧れをもって続いてくれるように頑張りたいと思います」

 また別な社長さんは、「そうは言ってもやはり人手が足りない」と嘆きます。

「除雪を担ってくれる人材が心配なのですが」と言うと、「実はうちはそこはなんとかなっています」という答えが返ってきました。

「なぜです?」
「うちは漁業が好調で、若者が後を継いでくれています。酪農でも若者が戻ってきてくれていますが、酪農は年がら年中牛と向かい合うので余裕がありません。それに対して漁師さんたちは夏で稼ぐと冬は暇でやることがありません。なので『遊んでいてもしょうがない』とか、父親の世代が高齢化するのに伴って『私ももう年なので除雪車のオペレーターを息子に代わりたいがどうだろう』というような話があって、若者が除雪車の運転を担ってくれる体制がまだ続いています」

「素晴らしいですね」
「でもそれは、地域の一次産業がちゃんと稼げるという状態があるから成り立つ話です。地方が都会よりも稼げなければやはり人材は都会に流れてしまいます。地方の方が都会よりも稼げるという仕組みを作らなければ、地方は衰退してゆくんだと思います」

 地方の暮らしを支える建設業も苦しいのですが、それを何とかしようという取り組みは進んでいます。

 挨拶回り、営業周りと言いながらも、こういう現場最前線の話を聴けるのは実にありがたい時間です。

 今日は北見宿泊で明日は網走方面へ向かいます。 

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高齢化社会における『重たい』という問題

2019-10-29 22:58:14 | Weblog

 

 今日から明後日にかけては、留萌~稚内~枝幸~北見~網走方面の二泊三日営業周り。

 これまで一度も訪ねたことのない事業者さんもたくさんいますが、初めてだとしても一度お会いをしておけば、"会ったことのある方"になります。

 勇気を奮って新しい出会いを楽しむ気持ちで営業周りを続けます。

 
 営業周りでは自社の製品を紹介して歩くのですが、実際に知っている方も多い反面、かつて使っていたけれど様々な事情で今は別な製品を使っている、という方もいます。

「うちの製品のいけないところは何でしょうか」
「それはですね、重たいことです(笑)」

「わが社のアスファルト合材製品は、5㎏袋、10㎏袋、20㎏袋と言う種類がありますが…」
「うちでも以前は20㎏の袋を使っていたのですが、最近は作業員が高齢化してきて、『20㎏だと重たくて運びにくい』という声が出ているんです。なので、最近は他社の15㎏袋の製品を使うようになりました」

 製品を選ぶ際には、品質の良しあしや求めに即応して配達してくれる供給力、また値段などの要素があるとは思っていましたが、『重たい』という使い勝手で製品が選ばれるとは思っていませんでした。

 あまりに少ない袋詰め製品を作ることは、かえって非効率になると思いますが、20㎏という重さはもうこの社会には適さない時代になったのでしょうか。

 高齢社会になるとどのような変化が訪れるのかな、といろいろなことに関心を持って注視していますが、「重さ」ということに敏感になるという変化もその一つなのかもしれません。

 そういえば以前あるワイナリーを訪ねたときに、そこのご主人から「この事業を引き継いでもらえないかなあ。もう瓶を運ぶのが重たくて大変なんだ」と言われたことも思い出しました。

 しかしその課題を逆に捉えると、重さに耐えるようなサービスやシステムはビジネスの種になりそうです。

 ロボットやパワースーツなどのちょっとしたサポートサービスはいかにあるべきか。

 変化があれば新しい課題が生まれ、その課題を解決するところに技術開発やビジネスがある。

 世の中の変化に敏感でいたいものです。

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今年の風邪は喉からくるらしい

2019-10-28 23:46:56 | Weblog

 

 この週末は風邪を引いたか、喉が痛いのと咳が出て体調不良でした。

 職場でもマスクをして咳をしている人が何人もいて辛そうです。

 思い返せば一番ひどい人は、もう1週間以上前から咳をしていますし、女性社員の一人は風邪で数日間会社を休みましたが、「喉が痛くて発熱と咳で苦しみました」と言っていました。

 どうやら今年のこの時期の風邪は喉から来るようで、とりあえず薬を飲んで様子を見ていますが、完治していません。

 どなた様も十分に気を付けてください。

    ◆
 
 そんな私を尻目に釣り好きの友人は「そろそろ小樽港でマメイカが釣れ始めたみたいなので調査に行ってくる」と言って夜に出動して数匹の釣果があったよう。

 私も行きたい気持ちはあるのですが、まだ風邪が抜けきれていないのと明日から稚内方面への出張があるためにここは勇気を奮って我慢、我慢。

 昨年は全くと言ってよいほど釣れなかったマメイカですが、今年は昨年よりも少しは良さそうです。

 しかしまずは風邪を完治させなくては、ね。

 

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飲酒の翌日の腹痛がこれで改善されました ~ 確信にいたるまでの長い道のり

2019-10-27 23:40:25 | Weblog

 

 尾籠な話ですみません。

 私こと、宴会などでお酒を飲んだ翌日はよく下痢をしていました。

 思い返すと大学生の頃から宴会があるとお腹が痛くなった記憶がたくさんあります。

 しかしそれが社会人になっても続き、ここ数年は特にそれが顕著に表れてきて困ることも増えてきました。

 そこでこれまでに、お酒を飲んでも翌日お腹が痛くならないようにするにはどうしたら良いか、と考えていろいろなことを試しました。

 ヨーグルトなどを取るようにして腸内環境改善にも努めたりしてみましたがあまり効果がありません。

 そんななか、ここ数年は特に"ビールを飲んだ翌日"には確実にお腹が痛くなると気が付きました。

 そこで宴会でも「とりあえずビール」を飲むのを止めてみたところ状況はだいぶ改善されました。

 「これだ!」と思って喜んでいたのですが、なんと先日ビールを飲まなかったにもかかわらず翌朝が不調に逆戻り。

 前日の記憶をたどると、前夜はサワー系のドリンクを3杯ほど飲んだのを思い出しました。

 そこでようやく、『ビールだけではなく、冷たいドリンクを多く飲むことがいけない』という判断にいたりました。

 それ以来、飲むお酒をワインや焼酎のお湯割り、日本酒に替えてみたところ、翌朝調子が悪くなることがほとんどなくなりました。

 長年悩まされた症状から解放されて、どこか不安だったお酒ライフが気楽になりました。

 不健康の原因が一つ解明された良かったです。

    ◆

 東洋哲学の大家安岡正篤先生は、「人生の五計」を語りました。

 「五つの計」とは、「生計」「身計」「家計」「老計」「死計」の五つです。

「生計」とは経済的な暮らし向きのみならず、いかに生きるべきかという生き方のこと。

「身計」とは、以下に身を立てるか、ということで社会生活の仕方・あり方ということ。

「家計」とは、家庭と言うことをいかに営み維持してゆくか、ということ。

「老計」とは、肉体が老いて次第に思うようにはならなくなることへの立ち向かい方。

「死計」とは、最終的にいかに死ぬべきか、という問題です。

 なかでも一番大事なことはおそらく「生計」のいかに生きるべきか、ということでしょうけれど、その生きるための最も大事な要素は健康と言うことです。

 健康はただ親から与えられる肉体だけではなく、不調になりあるいは病気になればそれを治療して治したり、不摂生を避けるという自らの意志も問われます。

 健康を大事にして、日々を楽しみましょう。

 

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夜釣りの助っ人届く ~ 充電式LEDライトは災害時にも有効

2019-10-26 22:01:31 | Weblog

 

 夜釣りのために強力な助っ人として充電式LEDライトを購入しました。

 充電式のLEDライトは、ネットを見ていると様々な製品があって、多くは単3のリチウムイオン電池を6本くらい使うようなタイプです。

 ところがこの程度の電池では明るくて長時間もつようなタイプがなかなかありません。

 どこかに良い物はないかと探していたところ、電動工具で有名なMakita社にLEDで強力な充電式スタンドライト「ML811」があるのを見つけました。

 この製品はMakita社の強力なリチウムイオン充電池が使えますし、同梱のコードをつければコンセントでもつけることができます。

 私の場合はアウトドアで使おうと思っているので充電池で使用するつもりなのですが、この製品が気に入ったのは、昨年ワカサギ釣りで氷に穴をあけるために買った電動ドリルについているBL1860Bという強力な電池が使えることに気が付いたからです。

 これならばワカサギ釣りの時くらいしか使わなかった電池を有効に使うことができます。

 商品は今日家に届き、早速箱を開けて中身を取り出します。

 思ったよりもずっと大きいな。

 使い方はバッテリーホルダーカバーを開けて充電池をセットし、あとはスイッチを入れるだけ。

 明るさは3段階ですが、このバッテリーならば最強の明るさが3時間続き、一番弱い明るさならば13時間ももつといいます。

 バッテリー交換すれば6時間仕える計算なので、一日の夜釣りなら十分です。

 災害による停電時やキャンプでも使えますから、いざというときのためには性能の良い物をもっていたいところです。

 ところでMakitaではこの充電池が使える工具を様々に用意しているほか、充電池を使った暖房ベストなるものもあるのだそう。

 いずれにしても、リチウムイオン電池でノーベル賞を受賞された吉野彰先生をはじめとする研究者の恩恵を受けて、豊かな時間を過ごしたいと思います。

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我が家にエアコンをつけることになろうとは

2019-10-25 23:46:56 | Weblog

 

 我が家は15年前に建てた家ですが、当時はエアコンをどの部屋にもつけていませんでした。

 妻とは「将来暑くなるときは寝室だけにエアコンをつけるかもしれないね」と、寝室だけにエアコン用のコンセントをつけてもらいましたが、それでもエアコンは付けずにいました。

 それが札幌でも続く夏の暑い日々に堪えかねて、とうとう用意をしていた寝室ではなく、何の用意もしていない二階のリビングにエアコンをつけようということになりました。

 15年前は「昼は熱くても夜は涼しいから北海道にエアコンはいらないよね」と言っていたのが嘘のようです。

 
 ところが家電業者さんへ行ってエアコンを決めたものの、「ところで配線はありますか」という話に。

 既に述べたように二階のリビングにはエアコン用の200Vのコンセントを作っておかなかったので、急遽コンセントを増設してもらわなくてはならなくなりました。

 一階に設置された分電盤から200Vの線を二階に増設するというのはなかなか面倒です。

「電線が見えてよいなら壁を這わせてすぐに設置できますよ」と言われたのですが、ちょっとそれは避けたいところ。

 仕方なく専門の電気工事業者さんに家を診てもらって、配線ができるかどうかを確認してもらい、ようやく先日工事をしてもらうことができました。

 以前からついていたように自然な感じにコンセントを増設してもらって、さすがはプロの電気工事業者さんだと感心した次第。

 あとはエアコンの取り付け工事をするばかり。

 最近のエアコンは暖房に使っても効率的なので、これからの季節にはタイムリーです。

 北海道でエアコンかぁ。時代は変わりましたねえ。

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空き家は資産になる ~ 第一回都市地域セミナー

2019-10-24 23:59:58 | Weblog

 

 都市計画学会北海道支部で、今年度の第一回都市地域セミナーを開催しました。

 かでる2・7で開催したセミナーは、100名弱の参加者を迎えて盛況に開催されました。

 テーマは、「空き家のリノベーションで地域活性化」というもので、人口減少と縮退する都市の中で、先人が作ってきたインフラを重荷にするか資産にできるかは大きな分かれ目なのだと思います。

 そこで今日は空き家をリノベーションしてゲストハウスなどとして宿泊場所や地域拠点を提供する事業をしている、林匡宏さんと柴田涼平さんのお二人をお招きして、その思いや苦労談などを伺うこととしました。

    ◆

 まず副支部長の木本さんから、今の地域を取り巻く現状の話題提供があって、①元気な人が集まる仕掛けをどうやって作るか、②住み続けられる仕組みをどうやって作るか、ということがポイントになるだろう、という問題提起がありました。

 そこでまず林さんからは、「まちのストックをエリアの価値に変える」ということを面白くやっているということ、また「立場や領域を超えて繋がり、チャレンジする『しくみ』をつくりたい」という思いがあるということ。

 特に林さんはそのときに、語り合い議論をしながらそれを絵にしてゆく"ライブドローイング"という方法を編み出しました。

 (これが即興の絵なのか?)と思うような驚くべき出来ですが、「具体的な風景にしてゆくことで意見の方向が共有できる」と笑います。

 林さんは社会人になってから大学の博士課程でデザインを学び、その過程で調査研究対象のフィールドが江別市の銀座商店街でしたが、そこでの出会いを面白いと感じ、商店街の人たちを味方につけながら空き家を地域の拠点にすべく奮闘中です。

 活動理念は「共創の場づくり」。

 林さん自身は、この商店街のみならず、札幌の真駒内地区や江別市の緑道の有効利用などさまざまな提案とイベントの実践活動を通じて、この理念を実現したいと考えています。

「都市公園などももっと活用できるんですよ」と、つい先日も聞いたような方向性に手ごたえを感じている様子。公園の社会貢献も新しい流れが来ていることを感じます。


       ◆  


 続いての柴田さんは「日本にいたら日本の価値観に染まる。外国人も来てくれるようなゲストハウスにいるとその価値観の枠を外してくれる。それは生き方図鑑じゃないだろうか」と言い、柴田さん自身が学生時代に外国を旅した時に出会った本当の旅人などの思い出も印象が強かったのだと。

 ゲストハウスでの出会いは、「本当にいろいろな人に出会えるので、こういう生き方をしてもいいんだ!」と自分のタガが外れる機会になるのだといいます。

 そして「熱量がすごい子が良く来るがそういう子は化ける。スーパーな人ってまちだったり活動だったりに熱量がある人で、そういう人はちゃんと残ってゆくでしょう」と言います。

 柴田さんの行動理念を聞いていると、それは「社会や地域の課題や問題を見つけ」て、それを「解決する方法を考え」て、それを「情熱のある熱い人と一緒になって面白がって活動する」ことで未来を切り開いてゆく、というスタイルに見えます。

 「成功の秘訣は何ですか」と訊かれた柴田さんは、「新しいところでゲストハウスを運営しようと思うと、まずは地域に入り込んで地域が解決したい課題を入念に調査します。そのうえで提案を送り込むんです」と答えています。

 最近は、一軒のゲストハウスで学童保育も始めたのだそう。

 学童保育を開所するための法律的な条件を調べてゆくと、宿泊所としての基準が満たせていればあとは教員免許を持つ人がいればよい、ということが分かり、子供たちの教育にかかわりたいが学校の先生になるのではない道を探していた若者と一緒にやっているそう。

 利用する頻度は様々ですが、今は学校に行かない不登校の子供たちも含めて30名くらいの子供たちが入れ替わりやってきてそこで宿泊する人たちとの交流も楽しんでいるそうです。

「子供の時から身近に外国の人がいて、"こんにちは"では通じないけれど"ハロー"って言ったら"ハロー"と笑顔が返ってくるという経験ってすごくないですか?」

 柴田さんは思いついたらすぐに行動してしまいます。

「ゲストハウスサミット2019をやってみたら全国から120人のゲストハウスオーナーが集まってくれて新しいつながりが生まれました」

「ゲストハウス基金を始めてみました。昨年の胆振東部地震の際に、外国人の人たちが身を寄せるところ、情報を得られるところが少なくて、うちのゲストハウスを開放しました。そういうときに、少しでも負担が少なくなるような基金をつくって賛同者からお金が集まっているのではないかと思ったのです」

「移住ドラフト会議をやりました。野球のドラフト制度のパロディですが、移住したい人が自分自身をプレゼンして、方や地方自治体の方も『わが町の良いところはこういうところです』とプレゼンして、最後は自治体が応募者を指名して複数氏名の場合は抽選をして一年間の独占交渉権を得る、というシステムです。これで『初めて津別町という町があることを知り、何かやろうという気になりました』と言ってくれた人がいたのはうれしかったです。
 
 お二人の話を聞いていて、まずは熱量のある人を探して共通の体験で思いを共有することが大事なのだと感じました。

 柴田さんは「ゲストハウスは、作るときからコミュニティづくりが始まります。地域の人に壁塗りなど建築の作業を手伝ってもらう。そういうDIYは起爆剤になります。関係性を『ゼロから1にする』ことができるんです」とそのコツを紹介してくれました。

 その後の対談の中でも柴田さんは、「地方都市の行政の方には、そんなチャレンジをしたい若者はたくさんいるので、そこに500万円ほどでよいから支援の手を差し伸べてあげてほしい。そして法律や決まりごとをクリアするサポートをしてあげてほしい。それだけで地域に根差した活動が始まるなら安いんじゃないでしょうか」と行政にもできることはたくさんあると強調していました。

 我々は若手と話をしたり意見交換をしながら、彼らの自覚が育ち行動を起こすことを期待するばかりです。

 勇気と希望が感じられた、とっても楽しいセミナーになりました。

 すごい若者ってたくさんいるんだなあ。懇親会でも少々飲みすぎました。

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幌加内の地域ニュース ~ 幌加内高校と三笠高校のコラボ

2019-10-23 23:47:56 | Weblog

 

 今日から明日は、名寄~美深~幌加内~旭川~富良野方面をまわる出張です。

 地域を支える企業さんを訪問して、地域事情を聴いて回れるのはある意味楽しい仕事でもあります。

 幌加内町で地元の企業をお訪ねしたときの話題は当然蕎麦談義。

「実は私、北海道そば研究会の一員として、新そば祭りのときはブースの中にいたんですよ」と言うと、長年地元の幌加内にいる先方が「あれ、そういえば『この方は開発局さんですよ』と小松さんを紹介された覚えがあります。今思い出しました」と言われました。

 地元の建設業ゆえに新そば祭りのお手伝いを長年やられているとのことでしたが、その過程で私ともすれ違っていた模様。

 蕎麦の力おそるべし、です。

 
「そば祭りでは、幌加内高校の子供たちが打つ蕎麦が大人気で、全道各地からも蕎麦の会のブースをしり目に一番長い待ち行列が出来るんですよ」
「そうですね。幌加内高校では、そばの麺だけではなくて汁作りからいろいろな種類の蕎麦料理までできるようになるために調理師も雇っているそうですよ」

「なるほど」
「でもそれを発表する場所がないんです。そこで、最近三笠高校で『高校生レストラン』が大人気なのに目をつけて、そばを持ち込んでコラボ料理を出したりもしているそうですよ」

 蕎麦打ちの技術が、美味しい料理として地域の喜びにつながると良いですね。

 幌加内町の山も秋が深まっていました。

 

 

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カヤックデビュー

2019-10-22 23:27:19 | Weblog

 支笏湖でカヤックデビューをしました。

 実は先月、大谷地にある「パドルクラブ」というアウトドアショップに立ち寄ったときに、空気で膨らませる「インフレータブルカヤック」が壁に立てかけられているのを見て、(いいなあ)と思っていたのですが、妻も「いいね、あれ」と意見が一致。

 ただ実際には本当に買う決心がなかなかつきませんでした。

「あと何回乗るかね」「そうは言うけど、ないと一生乗らずに終わる」という問答をかなり繰り返ました。

 で、結果的にその半月くらい後にショップへ行っていろいろと質問やら相談をして、壁に立てかけてある3人乗りの現物を購入。

 2人乗りでも良かったのですが、釣りをすることも考えてちょっと大きなものにしました。

 ネットで購入すると安かったのかもしれませんが、こういうものは扱い方のコツとか、後で分からないことが聞ける人がいたほうが安心なので、やはり身近なショップで買う方が良いでしょう。

 インフレータブルカヤックは空気を抜けば畳んで持ち運びができるのが良いところですが、畳み方のコツはまさに現物を畳んでもらいながら教えてもらうことができました。

 ところが買った9月中にはずっと乗る機会がなくて、10月に入ってようやく家で一度膨らませて畳むという練習をし、ようやく今日支笏湖までやって来れたのでした。


 畳めるとはいえ広げると大きなものなので、結構なボリュームがあります。

 今後キャンプをしながらカヤックをするとなると車の荷物が全部積めるかどうか心配です。

 今日は札幌から支笏湖へ向かって最初に出てくる湖畔のポロピナイで挑戦です。

 車から浜辺までカヤックを運んで…

  空気を入れます。空気入れには圧力計がついているので空気を入れすぎる心配はありません。

 カヤックに空気を入れるのは左舷・右舷・船底の3箇所で、それぞれ5分ほどで入るので15分もあれば空気入れは完了。

 あとは座る部分を取り付けたり波除板をとりつけますが、このタイプは船底の後部にフィンをとりつけて直進性をますようになっていて、これがちょっと手間。

 油断して浅い所へ来ると折れちゃうかもしれないので、乗り降りするときはちょっと慎重に。


    ◆


 ようやく全体が完成して支笏湖へと漕ぎ出してみましたが、今日は風速3~5mの南風が強くて、湖畔に波が押し寄せます。

 波に直角に向かう分にはまだ良いのですが横波を受けるとちょっと不安定で操船に自信がなくてすぐに後戻り。

 乗り降りの練習をしてから再度漕ぎ出してみましたが、風と波が治まる様子がなくて今日はほどほどのところで撤収。

 よほどの凪でければ、支笏湖はビギナーには大きすぎます。

 もっと小さな池やゆるやかな川で練習を積むことにします。

 近くで一時間くらい漕ぎ出していた親子連れのお父さんに声をかけてみたら、「子供が波に酔ってしまいました」と苦笑い。

 なるほど、船酔いの薬もあったほうが良いかもしれませんね。

 さて、操船に自信がついてカヤックで引き釣り(ハーリング)ができるようになるのはいつの日か。

 

 これを積むとキャンプ道具は積めるのか? うーむ…

 

 

 

 

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