もう7~8年は使っている電気炊飯器の内蓋が先週の金曜日に壊れてしまいました。プラスチック製の部品が経年劣化で割れてしまったもので、これがなくてはご飯が炊けません。
「こんなに古い型式の炊飯器だから、もう電気屋さんへ行っても部品はないかも。買い換えよっか」という妻。
「壊れたのは内蓋だけなんでしょ?ネットで探せばないかねえ」
「うーん…じゃあ探してみる」
電気炊飯器の型番で検索を掛けてそれに対応した内蓋…と探してみると、「あ、あったわ。型番は同じじゃないけど、この炊飯器で使える内蓋だって」見事に楽天のサイトで我が家の炊飯器に適合する内蓋を見つけました。
「お父さん、楽天会員だったよね。ネットで注文しておいてね」
金曜日の内に注文すれば良かったのですが、いろいろあって土曜の夜にネットで注文。日曜日に「本日発送いたしました。明29日~30日に到着予定です」というメールが届いて、現物は月曜日の昼に届きました。
本体2,800円に送料が500円。たった3千円の部品がなければちゃんとご飯が炊けないのですが、それでも実質二日でなんとかなるのが今の日本社会なのです。
これはインターネットというインフラに加えてネットで検索をしてカードで購入するという情報リテラシーを身につけていないとこのような利便は享受できなかったわけで、いつの時代も勉強というわけです。
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しかし必ずしも最新のハイテク機器を使えるようになるということが勉強することを意味するわけではありません。
ハイテク道具の教祖とも言える、iPhoneを作った故スティーブ・ジョブズは、自分の子供たちにiPhoneやiPadを使わせなかった、という記事が世間を驚かせました。
しかしそこにはしっかりとした哲学があっての判断で、何でもかんでも新しいものに飛びついて知っていることが必ずしも良い訳ではない、という彼の意思に考えさせられました。
本当の勉強とは何か。夜はモニターやスクリーンを閉じて語らいの中に幸せを探してみてはいかがでしょうか。
【スティーブジョブズはなぜ子供たちにipadを使わせなかったか】
http://www.ccore.co.jp/plus/jobs/