北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

私の今年の十大ニュース 第5位から第1位まで

2015-12-31 17:49:52 | Weblog

 いよいよ今年も最後の一日となりました。

 今年もブログをご愛読いただき、ありがとうございました。

 昨日に続いて『私家版今年の十大ニュース』。今日は五位から一位までです。


 第五位は「スマホデビュー」です。稚内へ転勤直前の3月に、ようやくガラケーからスマホ、タブレットに変更しました。なるほど、いろいろなアプリで普段の生活や過ごし方が変わるのだ、ということを実感しましたが、まあ料金もお高いんですね。
 使われるのではなく、どう使うかを考えたいですね。

 3月22日「スマホデビュー」 http://bit.ly/1EAOzQu

    ◆

 第四位は「虫垂炎で入院」です。虫垂炎なんて子供の病気だと思っていましたが、早朝に右下腹部がものすごく痛くなって寝ていられなくなりました。
 早々に診断を受けて即入院。結果的に切らずに抗生物質で炎症を抑えることにしたために入院が長引きましたが、虫垂を切らないほうが腸内の免疫環境を守るためには良いのだ、ということでした。
 皆さんも健康にはご留意を。

 5月12日「まさかの虫垂炎で入院」 http://bit.ly/1HdCIyq

    ◆

 第三位は念願の「サハリン旅行」です。祖父や父とも少しだけ関係があるのですが、サハリンには一度行って見たかったのがようやくかないました。
 今年でフェリーの定期航路が一時中断ということで、結果としてぎりぎりのタイミングでフェリーで行くことができました。
 一番近い外国と言いながら、日本人観光客をもてなそうという雰囲気はあまり感じられず、驚きの連続でしたがこれが旅の醍醐味ですね。皆さんも一度はサハリンに行ってみてください。

 9月1日~4日「サハリン旅行シリーズ」 http://bit.ly/1O5InGA

    ◆

 第二位は「二人目の孫誕生」です。
 1月11日に二人目の孫(男の子)が誕生いたしました!これからの日本を支えるのは君たちの世代です。後世のためにより良い社会を築くようにあと少しだけがんばろうと思います。

 1月11日「二人目の孫(男児)誕生!」 http://bit.ly/1xcgRMS

    ◆
 
 そして今年の出来事第一位は「稚内開発建設部へ転勤」です。稚内は三歳から小学校3年生まで過ごした思い出の土地ですが、出張ではたまに来たことがあるものの、住むのは五十年ぶりのこと。
 定点観測をしてみると、かつての面影が残る場所もあればすっかり変わってしまったところもあり、時の流れを感じます。

 4月2日「ノスタルジックな風景~高台のNHK」 http://bit.ly/1NKGKhO

 稚内へ転勤してきたことで、離島観光やサハリン観光、地域の人たちとの出会いや宗谷管内の釣りなどを大いに楽しめましたが、やはり今年一番出来事は稚内への転勤ということになりましょう。

「稚内は楽しそうだね」とよく言われるのですが、地域の魅力と楽しみを日々発見しようという生き方をすれば楽しいところです。

 逆に「なぜ稚内なんてところにいなくちゃいけないんだ」とうらぶれてしまえばつまらない日々になることでしょう。そしてそういう人は結局どこへ行っても楽しいことなんかありません。今を一生懸命に楽しく明るく生きれば、どこへ行っても楽しいのだと思います。

 それでは今年もお世話になりました。何か良いヒントがあったでしょうか。

 来年もどうぞよろしくお願いします。

 

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とりあえず地方に住むものはしない方が良い…けどちょっと複雑。

2015-12-30 20:41:30 | Weblog

 ふるさと納税って面白い制度なのですが、東京に偏った富を地方に分散させようというツールなんじゃないかと思います。

 なので、都会に住む人が2千円の負担で、地方からの返礼を含めた恩恵をこうむりながら東京のお金を地方に流しやすいシステム。
 地方に住む者が得をしようと返礼を求めて他の自治体にふるさと納税(という寄付)をすると、本来地元に落ちるべき税金が他の自治体に流れていってしまうシステムということ。
 

 なので、今稚内に単身赴任中の私としては、「今はやめておきます」。好きな町のお金が他の町に使われるってちょっと違うんじゃないかなあ、と思います。 気にしない人は気にしないんでしょうけど、ね。

  

 http://bit.ly/1m3NPRL

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恒例 私の今年の十大ニュース①10位~6位 今年もいろいろありました

2015-12-30 19:59:56 | Weblog

 いよいよ今年も後二日となりました。

 今年もブログをご愛読いただき、ありがとうございました。

 年末は私自身の備忘録を兼ねた、毎年恒例の『私家版今年の十大ニュース』。今日は十位から六位までのご紹介です。


 第十位は「都市計画学会へ入会して、北海道支部副支部長になる」です。

 掛川と釧路という地方自治体勤務を経験してからというもの、まちづくりに関心を持ち続けてきたのですが、三月に都市計画学会からの依頼「都市の広場」に関する講演会を行い、それをきっかけに都市計画学会に入会しました。
 六月には北海道支部副支部長も仰せつかり、これまでの経験を基に社会に恩返しをしたいと思います。

 3月2日には「都市の広場を考えてみる」で広場についての講演をしました。  http://bit.ly/1GH7E6B

 11月1日には、都市計画学会北海道支部による研究発表会が行われ、実践的な活動の報告がたくさん聞けました。基調講演は長崎さるく博をプロデュースした茶谷さん。地域の人たちの本気を引き出すことがポイントだそうです。 
「都市計画学会研究発表会~まちづくりの話題満載」 http://bit.ly/1NiiRjA

    ◆

 第九位は「村上春樹から美深の旅へ」。

 六月末に町中でカニを食べるパーティをしていたところ、年上のフランス人夫婦がやってきました。声をかけて片言で会話をすると彼らは「美深へ行きたくて北海道へ来た」と言います。「なぜ?」と訊くと「お前は村上春樹を読まないのか?」と逆に訊かれる始末。
 そこから村上春樹の「羊をめぐる冒険」という小説に話が及び、とうとう実際に美深を旅行しなくてはならないと思うようになりました。

 身近なところに実に知らないことが多いということに気づかされたエピソードでした。

 6月28日 「ビッグデータじゃない外国人観光データ」http://bit.ly/1NnNmSK
 9月22~24日「『羊をめぐる冒険』をめぐる冒険」 http://bit.ly/1gJNyAz

    ◆

 第八位は「宗谷の釣りを楽しむ」です。

 今年は稚内転勤のおかげで宗谷の釣りを楽しめました。釣りに行った回数は十数回程度でしたが、後半は良好なヤマベのポイントを教えてもらったり探し当てたりしたことで、楽しい釣りができましたし、秋の終わりには海での鮭釣りにも挑戦。
 なかでも圧巻は枝幸での85センチの鮭を釣り上げたことで、オホーツクの豊かさと魅力を存分に味わいました。

 10月18日 「オホーツクの鮭釣り、ついにとったどー!」http://bit.ly/1GMNRSb  

 8月31日「ヤマベが黒くなる季節」他 http://bit.ly/1VrIRuK

    ◆

 第七位は「利尻・礼文の離島旅行」です。

 実は利尻島へは今まで行ったことがなくて、上陸したのは今年が初めてでした。仕事柄なんども行けて楽しい思いをしました。また礼文島旅行では念願のレブンアツモリソウが咲いているところが見られて大感激。
 利尻島では島の観光ガイドをしている渡辺俊哉さんとも会うことができて、楽しい世界を垣間見ることができました。離島観光の魅力をもっと多くの人に伝えたいものです。

 5月30日「礼文島は花の島」礼文島 http://bit.ly/1cpEsXE
 9月30日「利尻島の冬の魅力をガイドする」 http://bit.ly/1jyGg4y

    ◆

 第六位は「稚内市名士カラオケ大会」での奮闘振り。

 プレッシャーに打ち勝ってウケを狙いました。歌った曲は「あの鐘を鳴らすのはあなた」でしたが、バックのコーラスも最後までしっかり盛り上げてくれて大感謝です。
 歌の最後に「あの鐘」が登場して…最後は会場からも大受けでした。良かったなあ。 



 12月6日 「【爆笑】稚内市名士カラオケ大会、無事終了」 http://bit.ly/1NPedLY
 
 
 こうして一年を振り返ってみて、昨年と違う自分はなんだろうかと考えてみることは自分の変化や成長を感じる良いきっかけです。

 同時に、やはり大勢の皆さんの縁に助けられた一年だったということも痛感します。皆さんも友人や親類からの恩を感じる良いきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

 

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ちょっとしたイノベーションが家事を楽にする

2015-12-29 22:45:13 | Weblog

 長く手のついていなかった机周りの整頓といらない荷物の処分を敢行しました。

 まだ今日一日では整理だけで、明日はいよいよ大掃除です。

 今年の三月に新しいサイクロン式掃除機を買ったのですが、機能の一つとして「ゴミ残しまセンサー」がついています。

 これは、掃除機がゴミを吸い取っていることを感知して赤いランプが光るというもの。同じところを掃除していると、最初はランプがつきますが、やがてランプがつかなくなって、それはつまりはもうゴミがなくなったということ。

 掃除機って、どこをかけたのかわからなくなったり、そもそもゴミを吸っているのかどうかがわからない、成果がわかりにくい家事です。

 それがセンサーがあることで、ゴミを吸っている達成感も感じられますし、どこをかけたらよいか、ということも分かるというわけです。

 それに本体が軽いのと音が小さいのも我が家の掃除機の特徴。ちょっとしたことですが、そういう改善がストレスを軽減して、家事を気持ちの良い作業にさせてくれます。

 妻に「掃除機かけて~」と言われてしぶしぶ作業をするのではなく、汚れを探して「次はどのあたりだ?」と、自分できれいさを追求したくなります。

 仕事の成果が見えるということは、「やらされ感」から「やるぞ感」に気持ちが切り替わります。

 それに自動ロボット掃除機だったら、多分部屋をきれいにするということへの関心が失せてしまいそうで、便利かもしれないけれど成果が分からず仕舞になるでしょう

 英語ではやらされ仕事を自らのやる気に変えることを、"have to"から"want to"へと言うそうです。

 仕事を見える化して、やる気を出していきましょう。今年も残り二日です。

 
 ※ちなみに製品はいま大規模なリストラで大変なT社製です。ものはいいんだけどなあ…
 

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仕事は見える化でやる気になる

2015-12-29 22:31:02 | Weblog

 長く手のついていなかった机周りの整頓といらない荷物の処分を敢行しました。

 まだ今日一日では整理だけで、明日はいよいよ大掃除です。

 今年の三月に新しいサイクロン式掃除機を買ったのですが、機能の一つとして「ゴミ残しまセンサー」がついています。

 これは、掃除機がゴミを吸い取っていることを感知して赤いランプが光るというもの。同じところを掃除していると、最初はランプがつきますが、やがてランプがつかなくなって、それはつまりはもうゴミがなくなったということ。

 掃除機って、どこをかけたのかわからなくなったり、そもそもゴミを吸っているのかどうかがわからない、成果がわかりにくい家事です。

 それがセンサーがあることで、ゴミを吸っている達成感も感じられますし、どこをかけたらよいか、ということも分かるというわけです。

 妻に「掃除機かけて~」と言われてしぶしぶ作業をするのではなく、汚れを探して「次はどのあたりだ?」と、自分できれいさを追求したくなります。

 仕事の成果が見えるということは、「やらされ感」から「やるぞ感」に気持ちが切り替わります。

 英語ではやらされ仕事を自らのやる気に変えることを、"have to"から"want to"へと言うそうです。

 仕事を見える化して、やる気を出していきましょう。今年も残り二日です。

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人間関係を広げる「三の関係」

2015-12-28 23:46:53 | Weblog

 毎年この時期恒例の、通称「まちが元気になるしかけ研究会」の忘年パーティに参加しました。

 コアメンバーが連れてきたい人たちをつれてきては紹介することで人脈を増やせる楽しいイベント。今年は85名+αという大人数でしたが、久しぶりの友達との再会や新しい知人との会話など楽しいひと時でした。

 そんな中、建築関係の仕事をしている友人と話をしていて、「私の良く知っている友人で、稚内でがんばっている人が、小松さんとフェイスブック友達ですよ」と教えられました。

 ところが私はあった覚えがありません。「どんな方でしたっけ?」と言うと彼は、自分のスマホを取り出してフェイスブックでその方の顔写真を見せてくれました。

「ああ、いつも『いいね』をくれている方でした。でもお会いしたことはないんです」
「そうですか、それは残念です。今度訪ねるように言っておきましょうか」

 そう言われて私は、「いえ、今すぐに電話してみてくれませうか」とお願いしました。

「もしもし?ああ、札幌の○○です。今となりに小松さんがいるのでちょっと変わります」
「もしもし、初めまして。いつもフェイスブックでは『いいね』をいただいているのですがまだお会いできていませんでしたね。年明けにはぜひ一度お訪ねください。よろしくお願いします」
 これでまた一人友達になれそうな方が増えました。


       ◆ 


 仲の良い東京の友人から、「日本人は三の関係を作るのが下手ですよね」と言われたことがあります。

 日本人は「自分と相手」という一対一の勝負や対決を好む傾向があって、勝った負けたにこだわります。

「日本人の基本的なリズムは二拍子だと思うんですよ。一、二、一、二…。掛け声もエイ、ヤア、エイ、ヤア…ってこんな感じ。だから三拍子のワルツが苦手で、リズム感もヨーロッパ人から見るとおぼつかないように見えるんですって」
「へえ」

「同じように人間関係も、日本人は敵か味方かみたいな単純な見方をする傾向にあります。ところがヨーロッパでは、あるテーマでは味方でも、別のテーマでは敵になるということがよくあります。だからどこまで妥協して敵を作らずに味方を増やせるかと言う交渉術や戦略が発達しているんです」
「はあ」

 彼はよく、お互いの共通の友人がいるとその場で電話をして、「今小松さんと一緒なんですよ」というたわいも無い電話をかけて相手を驚かせていました。

「こういう電話を一本しておくことで、彼の心の中に『この二人はちょっと深い友人関係なんだ』という思いが生じます。するとこれからの話の仕方が変わるんですよ」
 
 彼は「相対の二の関係に留まっていないで、三の関係が上手に理解できると人間関係はとても広がりますよ」と教えてくれました。
 
 人間関係は三の関係。上手に使ってみませんか。
 

 

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この時期の贈り物。柚子蕎麦はこうやって作る

2015-12-27 23:55:42 | Weblog

 釣り仲間の会の忘年会で、リクエストに応じて柚子蕎麦を打って持ち込みました。

 更科(さらしな)粉で打つ更科蕎麦で、最後の工程で柚子を入れる変わり蕎麦の一種です。

 二八の割合で、小麦粉2に対して更科粉8の分量比ですが、最初から小麦粉を混ぜずに、全体の粉の分量の20%の熱湯を三回に分けて入れてゆきます。

 二八で1kgの粉だったら、まずは800gの更科粉だけの状態で200ccの熱湯を一度入れて水分を全体に散らし、もう一度200ccの熱湯を入れて、再度水分を全体に散らします。

 そこまできたところでようやく小麦粉と柚子を入れ、[200ー柚子の量]分の熱湯を入れます。

 ちなみに柚子の分量は、粉全体の量の3%が目安。1kgの粉だったらすりおろした柚子を30g入れることになります。

 そのため最後に投入する熱湯は200-30=170ccというわけです。

 これでお湯の量は決まり。あとは水分を散らし、その後でこねて玉にしてゆきます。

 玉にしたら熨して畳んで切るという、普通の田舎蕎麦と同じ作業を行いますが、更科粉は長さと細さが命なので、できるだけ生地は薄く熨して、細く切るよう心がけましょう。


 ここまでの工程がしっかりできれば茹でても切れにくい蕎麦ができますよ。


      ◆  


 忘年会では美味しい酒や料理の持ち込みも多くてお腹が一杯になったのですが、それでも柚子の香り豊かな蕎麦なら入るもので、〆の柚子蕎麦を美味しくいただきました。

 普段は評価の厳しい妻も、「うん、柚子の香りが丁度良いね」と合格点を出してくれ、会の皆さんにも高評価をいただきました。

 年末に柚子蕎麦を食べるのが恒例になるというのもよさそうです。来年に向けてさらに腕を磨くことにします。ありがとうございました。


  【いや、我ながら美味しかった】

  

 

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稚内市名士カラオケ大会のビデオ販売中

2015-12-26 23:55:46 | Weblog

 稚内市文化協会で、先ごろ開催された「第34回 稚内市名士カラオケ歌謡祭」のビデオが販売されていると聞いて、早速購入しました。

 お値段は3,200円で、なんと一部と二部に分かれた豪華二枚組みセットです。

 曲ごとにインデックスもついていて、さすがにしっかりした画像です。

「随分真っ赤な顔をして一生懸命歌ってたんだね」と妻に笑われました。まあ笑いものにしておくれ。

 改めて楽しいひと時を思い返しました。

 

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道産食材を美味しく食べるスモークの技

2015-12-26 23:16:15 | Weblog

 今朝一番の高速バスで札幌へ戻ってきました。いろいろな友人との会合に出て、年末は札幌で過ごします。

 札幌に到着してからは釣り仲間の友人宅でのスモーク(燻製)講習会。釣り上げた鮭を保存食として美味しくいただくための一つの調理方法が燻製です。

 燻製というと、金属製の箱の中で桜などの樹木のチップを燃やしてモクモクと煙を上げた中で作るというイメージがありましたが、わが知人の三十年来のノウハウが詰まったやり方はちょっと違いました。

 まず適度に乾燥させた鮭を、塩と砂糖を混ぜたソミュール液と呼ばれる調味液に一日漬けて味付け。

 次に鮭を四日ほど外で乾燥させて軽く水分を抜きます。知人いわく、「この乾燥作業はハエとカラスと猫との戦いなんです(笑)」だと。

 いよいよ燻製づくりですが、箱はダンボールで十分。ここに鮭をぶら下げて、煙はスモークチップを固めたウッドブロックに火をつけて燻します。

 細かいウッドチップを燃やすイメージだったのですが、それだと燃え方のコントロールが難しいのと、こちらの方がほの温かなくらいでゆっくりと燻せて良いのだそう。

 ウッドブロックで燻す作業は、一本半で二時間半かかる工程を二回繰り返して全部で五時間ほどかけました。

 できあがりは香りや色味も良くて素晴らしい出来具合。

「燻してすぐはまだ煙臭さが残るので、一日くらい置くと落ち着きますよ」とのことでしたが、我慢できるわけもなく「まあ試食しましょうよ」とたちまち切り分けられてメンバーの口に。

 メンバーの一人が自宅で焼いてきた、ちょっと固めのパンではさむと実に美味しいサンドイッチの出来上がりです。

「これで来年から思う存分鮭が釣れますよ」というと、「期待するけどどうかなー(笑)」と笑われました。

 
 道産の鮭を道内の木で燻してできあがるスモークサーモンは、一切の混ぜ物も保存料もない誇るべき安全安心の道産高級食材です。

 地域を美味しくいただく技を大いに磨きたいものです。     

 

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自販機と消費税の意外で微妙な関係

2015-12-25 23:51:01 | Weblog

 今日は稚内開発建設部と北海道コカコーラボトリング(株)さんと地元自治体さんとの三者協定を二カ所で締結しました。

 二カ所の地元とは豊富町と猿払村。この町と村にはどちらにも国道上に開発局が整備したスノーシェルターがあり、ここに設置するコカ社さんの自販機でのサービス提供を受けようという協定です。


 【豊富町さんと】


【猿払村さんと】

 コカ社さんの自販機には上の方に文字情報を流す機能があり、ここで道路情報や地域の情報を流す機能がついています。おまけにこの自販機は、インターネットに繋がっていて、指示ひとつで中身を無料で取り出すことができるのです。

 今回の協定では、大規模災害を判断してドリンクを無料で取り出せる機能を自治体に渡すということも定められています。

 無料で取り出せる機能は、大規模災害の時などに避難してくる人たちへのサービスとして飲み物を提供することができるという意味で、企業の社会貢献なのです。

 豊富町と猿払村でそれぞれ町長と村長を交えて協定締結式を行いましたが、これからは国道の道路走行環境の安全と安心が向上することが期待されます。

 現地では実際にコカ社さんの担当者が、パソコンを持ち込んで目の前で無料でドリンクを取り出せるようにするというデモンストレーションも行ってくれました。

 文字表示板に「ただいま無料提供中」という文字が出て、スイッチのランプが全て緑色になり、お金を入れなくてもボタンを押せばどのドリンクも出てくる様子が目の前で見られました。すごい仕掛けですねえ。

 

         ◆ 


 ところで、自販機を見ていると、値段のところに160円、150円、130円といった値段が表示されている中に、「100円」というちょっと安めの値段を付けたドリンクがありました。

 てっきりキャンペーンをしている商品なのだろうと思って、「安くしてまずは飲んでもらおうという戦略ですか?」と尋ねたところ、実に意外な答えが返ってきました。

 それは、「実は消費税値上げ対策なんです」というもの。

「消費税が5%から8%に上がった時に、ドリンクも値上げさせていただいたのですが、値上げの単位は10円としかしようがなくて、それだと消費税の値上げ分以上にお代をいただいてしまうことになるんです。そのため、一部の商品を逆に値下げして、自販機全体の売り上げで丁度値上げした消費税分になるように調整ををしているんです」

「値下げは、この100円のドリンクということですか?」
「はい、普通は180ccの缶コーヒーですが、170ccに量を少し減らして100円に値下げしています。ボトルのお茶などでは、それまで500ccだったのを525ccに量を増やしたボトルを作るなどして、値上げ分の調整もしたりしています」

「新しい缶やボトルまで作ってしまうんですか!」
「ええ、ボトル一つ作るのでも金型を新しくしないといけないわけで、その経費を回収するのも結構大変なんです。おまけに全体で帳尻を合わせようとしても、お客様は安めの商品を買う方が多かったりして、なかなか都合良くはいかないものですね(笑)」

 なるほど、消費税がこんなところにも影響をしていましたか。いろいろな苦労があるものです。

 皆さんも宗谷管内でシェルターの自販機を使うときにはちょっと注目してみてください。

   

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