侍ジャパンの戦士たちがやってくれましたね。
WBCの対アメリカ決勝戦、がっぷり四つに組んだ横綱同士の相撲のような息詰まる試合でした。
私は旭川への移動の車の中で、画面の見えないテレビ音声で実況を聞いていました。
打ち合わせが終わって車に戻るともう8回でダルビッシュ選手がピッチャーを務めているところでした。
最終回に大谷選手が出てトラウト選手を押さえて優勝した瞬間は車を停めてテレビで見ることができました。
最後まで大谷劇場のような感じもありましたが、それを演出するためには若い投手陣が目の前の一人を押さえ、打撃陣も一人ひとりが塁に出てホームランを放つという積み重ねの結果の優勝です。
最後まで劣勢だった準決勝のメキシコ戦では漫画のような村上選手の逆転サヨナラ弾。
「最後まで諦めない」という気持ちとは言うけれど、勝利と言う結果に結びつけたのは勝利の女神にも愛された結果のように思えます。
有名になった大谷選手の曼荼羅チャートと呼ばれる、夢をかなえるための積み重ね行動を書き記した絵図には、「運をつかむため」に、「挨拶」「ゴミ拾い」「部屋掃除」「審判への態度」などを行うと描かれていました。
今回もアメリカ戦を終えた後の日本チームのダッグアウトはきれいに掃除されているように見えました。
同じように、「人間性」を養うためには「感謝」と「思いやり」が記されています。
日本チームが戦いを終えた相手に対するリスペクト、敬意の念は見ていても清々しくて気持ちの良いものでした。
戦って勝つことももちろん大事ですが、戦いに向かう姿勢そのものがもう「野球道」のような求道者のように見えました。
大谷選手、ダルビッシュ選手、栗山監督、そして今回活躍した多くの選手たちと、同じ時間を過ごせたことが幸せです。
WBC優勝、おめでとう、そしてありがとう。
本当に勝ったのは野球ファンかもしれませんね。
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