北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

チリ地震津波の再来

2010-02-28 23:23:29 | Weblog
 遠く地球の裏側のチリ共和国で大地震が発生。先のハイチでの大地震と言い、今回のチリの地震と言い、南米あたりで随分大きな地震が発生しました。

 チリ・地震・津波と言えば、ちょうど50年前の1960年5月にやはりチリでの地震発生から約22時間半後の5月24日未明に、三陸海岸沿岸で最大で6メートルの津波が襲来し、142名が死亡したチリ地震津波を忘れることはできないでしょう。

 その当時は世界レベルでもこうした遠隔地津波に対する認識が甘く、まさか地球の裏側から津波がやってくるとは想像もできなかったわけで、人名を含む大きな被害が発生してしまいました。

 しかしその後の研究の成果のおかげで、今では遠隔地の津波情報も把握できるようになりましたし、日本の近くの地震でも津波の発生予想の制度をあげる努力が続けられています。

 今回もその反省から、早い段階で避難勧告や避難指示がだされ今のところ人名に関する被害がないようで何よりです。

 それにしても、時間を早回しした映像でみるみるうちに水位が上がり、また下がって行く様子というのは貴重なものですが、陸上部よりも水位が上がるというのは実に恐ろしいものです。

 今回は最大で1.2mの津波と言うことでしたが、これが2m、3mだったら、と思うとぞっとします。

    ※    ※    ※    ※

 よく戦争は「意思と能力」によって起こると言われます。一定の制圧できる武力があって、それを行使するという意思が発現した時が戦争というわけです。

 神の意思である災害もまた同様に、いつその意思が発現するかは計り知れません。だからこそ、災害の大きさという神の能力を推し量り、それに対応する備えを怠らないというのが人間ができるわずかな抵抗であるわけです。
 
 今回も世界中に張り巡らされた地震情報の収集提供システムが功を奏して、いつくらいに日本に到達するのか、ということがかなり正確に情報提供されました。

 同時に、マスコミを始めとする情報提供システムや地域防災放送、地域の協力体制によって避難活動も順調に行われました。

 何度かの津波被害を乗り越えて全国に整備されてきた津波防潮堤も今回は効果を上げたのでしょうか。

 天災の被害を少しでも軽減しようと言う、人間の連綿と細々としたインフラ整備の価値がこういう危急の時こそ分かります。

 意思は次の瞬間にも発現されるのですが、備えという能力を確保するのには時間が必要ですし、それをメンテナンスするにはその必要性に対する強い価値観念が必要なのです。

 のど元を過ぎればすぐに忘れてしまって、「そんなのまだ必要なの?」という声に抗うには危機に対する備えの心を頭の片隅から追いやってしまっては行けないのです。

 災害の怖さと同時に、日本の底力も垣間見えたような気がします。
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遠い春

2010-02-27 23:22:37 | Weblog
 ぽかぽか陽気に誘われて家の前で雪割りをしていたところ、次女の通っていた専門学校の先生が自宅を訪ねてきて、娘の卒業制作作品を届けてくれました。

 次女は昨年9月からもう働いているのですが、働きながら学ぶ学生という位置づけで今回卒業させて頂けることになったのです。 

 1ヶ月ほど前に卒業生の作品発表会があったのですが、私はそれに行くことができず娘の作品を見るのは今回が初めて。仮想の靴下屋さんを想定して春夏秋冬季節ごとのポスター制作でしたが、下手ウマみたいなほのぼのした作品に仕上がっていました。

 子供が描かれていますが、昔からちょっとした絵で描く子供の顔は見覚えがあって自分のカラーが良く出ていました。

 学校で学んだことは今の仕事とは直接的には関係が無くなってしまいましたが、そこで得た何事かや友達などは長い人生の中でその後の自分を形成する栄養になっているといつか気づくことでしょう。

 
 先生と立ち話をしていたら、この春なんとか就職出来た子はクラスの四分の一ほどで仕事もなかなか厳しそうです。

 午前中はポカポカしていた陽気も後になって気温が下がってきて、割った氷もなかなか融けいないままです。

 就職の氷河期も緩むと良いのになあ。春もまだ遠い北海道です。
 
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平成22年の二二六事件

2010-02-26 23:47:01 | Weblog
 手に汗握ってみていたバンクーバーオリンピック女子フィギュアの戦いが終わりました。

 結果、浅田真央さんは銀メダルで安藤選手も鈴木選手も入賞という形になりました。縁起を終えた直後の真央ちゃんへのインタビューは苦しくて見ていられないくらいでしたが、涙を浮かべながらの気丈な対応が立派だと思いました。

 トリプルアクセルをショートプログラムとフリーで合計三本成功させたことは快挙でしたが、大技が点数として評価されない現在の採点方法の下ではキム選手が戦略的な戦い方でしたし、またあのプレッシャーの中でしっかりとそれぞれの技を決めてきたことは評価されることでしょう。

 まだこれからのある選手なのでさらに頑張って欲しいものです。


【石原知事発言】
 http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/100226/tky1002261634013-n1.htm

 --バンクーバー五輪での日本選手の戦いぶりについて

 「もうかわいそうで見てられないよ。あれが日本の実力なんだよ」



 石原知事がこう言いたくなるのも分かるような気がします。方やで国の名誉をかけて戦っているにもかかわらず、スポーツ強化の支援は先細る一方だし、企業は目立つところにしかお金は出しません。

 おまけに成績がふるわなければこき下ろすような論調も目立ち、成績を残したところで社会がどれだけ評価と功労をしてくれるでしょうか。

 お隣のロシアも今回は成績がふるいませんでしたが、人口の大きさにもかかわらずスポーツが国の名誉をかけた育成対象とならない社会はちょっと残念な気がします。

    ※    ※    ※    ※

 今日は札幌で恩のある大学の先生の退官記念講演がありました。

 積極的に世間に対して学問は発信をすべきという教えを実践した先生でした。

 留学生を含めて国の内外で多くの学生を育てられましたが、最後の言葉は「一燈照隅万燈照国」
 
 一人一人が一隅を照らし、志を同じくする万人で国を照らして行こうという教えです。

 これまで本当にお世話になりました。ありがとうございました。
 
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ジンジャーハイボール~ウィスキーがお好きでしょ?

2010-02-25 23:58:10 | Weblog
 どうでもいいんだけど、先日入った居酒屋さんで見つけた「ジンジャーハイボール」なる飲み物。

 ウィスキーをソーダ水で割るハイボールが流行っているらしいとは聞いていたけれど、ジンジャーハイボールとは初めて。面白いので頼んでみたら、なんとハイボールにお寿司についてくるショウガの甘酢漬けが入っているもの。

 で、これが案外美味しいと来ているからまた憎い。ジンジャエールというショウガの香りの着いたソーダ水があるけれど、ちょっとそれに似ている。これはなかなか良いです。

 

    ※    ※    ※    ※

 で、さらにその後日談。ジンジャーハイボールを家でも作ってみようと、ショウガの甘酢漬けを買ってきて、ウィスキー(ニッカモルトクラブ)をソーダ水で割ってハイボールを作り、そこにガリを入れて…、グビグビ…、うーん、なんか違う。

 ガリが安物なのかそれともウィスキーが違うのか、お店で飲んだものより上品な甘さが足りません。試みに甘酢の汁を入れてみたら…、うわー、もっとおかしくなったぞ。

 お店をいろいろと巡って、ウィスキーとガリの最適な組み合わせを探してみなくては。

 お家にガリがある方は、ぜひ一度お試しください。お酒は二十歳を過ぎてから、ね。


    ※    ※    ※    ※

 さて、明日は札幌で大恩ある恩師が大学退官の記念講演で今夜から札幌入りです。

 羽田空港には珍しい霧で午前中から欠航が相次ぎましたが、夜まで影響は及び飛行機も遅れ気味でした。

 明日天気になーれ
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花粉を鼻でブロック

2010-02-24 23:54:25 | Weblog
 いよいよ女子フィギュアスケートが始まりました。

 日本の浅田真央選手はショートプログラムがあまり得意ではないと言われていましたが、今日の演技はもう完璧。見ていて鳥肌が立つような演技でした。

 しかし今日の結果は直前の浅田選手のすばらしい演技にもプレッシャーを感じさせなかった韓国のキム・ヨナに軍配が上がりました。これもまた見事な演技でした。

 安藤選手と鈴木選手も細かなミスはあったけれど、全体として力を出し切ってくれました。明後日のフリー演技がいよいよ楽しみになってきました。

 浅田選手のトリプルアクセルよりも、キム選手の3-3の方が基礎点が高いとは知りませんでしたが、ここまで来たらみんな全力を出して良い戦いをして欲しいと思います。がんばれ日本!

    ※    ※    ※    ※ 

 東京はもう杉の花粉が飛び始めています。今週の初めから鼻の中がムズムズし始めました。

 昨日、昨年お医者さんでもらって余していた飲み薬を飲んで、体をアレルギーに慣らしてみようとしたところ、日中の会議中に意識がなくなるくらいの眠たさに襲われ、頭もぼーっとしたところ。

 これじゃだめだなあ、と薬屋さんを回って面白いと思ったのが「アレルシャット 花粉鼻でブロック」という製品です。

 2008年から売り出しているのですが、ネットの口コミを見ると、マスクと併用することでそれなりの効果がありそう。おまけに飲み薬と違って眠たくなることもありません。

 使い方は、チューブから出るクリームを綿棒で鼻の入り口に塗るだけ。余計な匂いはついていないので食事の邪魔にもならないみたいです。

 飲む薬から健康食品、花粉対策グッズと、花粉症を巡るビジネスもいろいろありそうですが、もっといろいろと試してみようと思います。

  
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偽の薬でも効くのだ

2010-02-23 23:53:17 | Weblog
 人間、人間信じて念じればできないことはありません。

 病気の時なども強く快癒を念じることで直ってしまうことだってあります。

 新薬の効果を確かめるときには、「これはよく効く薬だ」と思いこむことで直ってしまうことがあるために、そういう影響を排除するために、患者を二つに分けて片方には新しい薬を飲んでもらい、もう片方には薬と称して偽の薬を与えて、それで本当の新薬の効果を検証します。

 そんな偽薬の効果も結構なものなのだとか。へー

---------- 【引用ここから】 ----------
【2月23日 AFP】偽薬に高い治療効果、自然治癒力引き出す 豪大研究
 http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2700497/5386132

一般的に病気は薬で治すものだ。だが、医師の患者への気遣いや知恵だけで治る場合もあることを指摘したオーストラリアの科学者らによるプラシーボ(偽薬)の研究結果が19日、英医学誌ランセット(Lancet)に掲載された。

 シドニー大学(University of Sydney)のダミアン・フィニス(Damien Finniss)氏が主導する国際研究チームは、新薬の有効性を試すために治験で用いられてきたプラシーボの効果を科学検証した論文を、古くは18世紀までさかのぼって調べた。

 その結果、プラシーボには薬を投与するといった初歩的な医療行為などと同様の治癒効果があることが分かった。患者の精神に働きかけることで、体が持つ自然治癒力を高めるとみられる。

 プラシーボ効果は、さまざまな症状の患者において習慣的に投与することで得られ、強い治癒効果があることが分かったという。

 研究チームが検証した論文のなかには、鎮痛剤を投与されていた患者が、投与薬がプラシーボに切り替わってからも鎮痛効果を得ていたことが脳スキャンから確認された例が多数あったという。

 また、薬をコンピューター制御式ポンプで投与するよりも、医師が注射した方が効果的であることが分かった。

 フィニス氏は、AFPの取材に対し、「プラシーボ効果を得るために、偽薬を投与する必要はない」とし、重要なのは治療のあり方だと説明した。一方、ほとんど医師を信頼しようとしない患者の場合についてフィニス氏は「仮説としてだが、プラシーボ効果はあまり得られないだろう」と語った。(c)AFP
---------- 【引用ここまで】 ----------

「もう薬はないんだ」と言うくらいだったら、ただの小麦を飲ませて「新しい薬だよ、よく効くらしいよ」と言った方が良いのです。

 生活の知恵として、世の中のことも何でも正直に言えばよいというものでもないということでしょうか。

>薬をコンピューター制御式ポンプで投与するよりも、医師が注射した方が効果的であることが分かった
 と言うのは面白いですね。人が介在することがいかに精神に影響を与えることか。

 人を信頼することが効果を発揮し、医師を信頼しない人ではプラシーボ効果は得られない…。いろいろと考えさせられますね。 
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霞ヶ関の子育て事情

2010-02-22 23:51:50 | Weblog
 霞ヶ関で、三十代後半の国家公務員で知人の女性Aさんに会いました。

 かつては本省で激務をこなしていたのですが、今は都内の別な場所で勤務中。本省ほどではないと言え、やはり残業が多い職場に変わりはありません。

 そう言えば子供が小さいと聞いていたのを思い出して、最近の子育て事情について訊いてみました。

「そういえば、Aさんの子供さんはやっぱり保育所にお願いしているの?」
「はい、私の住んでいる区では、夫婦共働きだったら何点とか、身近に親がいなければ何点とか、客観的な条件を点数化して順番を決めて受け入れてもらっています。私は区のはずれの人気のない保育所ということもあって、受け入れてもらってラッキーでした」

「認可保育園だったらお金は安いかも知れないけれど、終わりの時間は決まっているんでしょ?残業で遅い時なんかどうしています?」
「一応夜は7時までに引き取りに行くことになっているんですけど、どうしても無理だとなったら、埼玉にいる親に連絡して引き取りに行ってもらっています」

「えー、親御さんが元気だったら良いけど、そういう条件がない人だっていますよね」
「はい、そもそも、こういう条件で働いている女性の前例が少ないですね。先輩に一人やはり子育てしながら勤めている方がいますけれど、彼女は同じ敷地にご両親の家があるという条件があるのでやれているみたいです。私もこの先転勤になったらどうしようか、と悩みますけど、地方勤務だったら子供を連れて単身赴任かも知れませんね」

「霞ヶ関にも保育園があるんじゃなかったっけ?」
「あります、あります。そこは夜10時まで預かってもらえるんですけど、子供を夜10時に引き取って、それから電車で連れて帰ってお風呂に入れて寝かせる生活を続けた時に、子供にどういう影響があるかと思うと…やっぱり使えませんね(笑)」

「産休、育休はどうなっているんでしたっけ?」
「出産の前後8週間ずつは全額給料が出ますけど、それを超えれば一年間は給料の三割を支給してくれます。育休は三年間まで取れますけれど、一年以降は身分が繋がるだけの無給になります」

 激務をこなしながら小さい子供を育てる女性職員は本当に大変そうです。お金もそうだけれど、夜間保育のような子育てを受け入れてくれる施設が圧倒的に少ないのです。

    ※    ※    ※    ※

「うわー、大変ですねえ。しかしそろそろあなたも今の職場からの転勤の時期が近づいているんじゃないですか?」
「そうなんです。いろいろと上司などにも相談はしますし、もう一人くらいは子供が欲しいと思うんですよ。でも行ける職場の場所が限られていることを思うと、どこかで仕事を取るか子供を取るかという選択をしなくちゃ行けないのかなあ、と思うこともあるんです」

「そんな、簡単に辞めないでくださいよ」
「頑張りたいとは思うんですけど…」

 最後は苦笑いの彼女でしたが、これからの若い人たちの子育て環境はますます一向に改善されていないようです。

 猫の手を借りてでも、こうした社会的弱者に対する手がさしのべられないものか、とつくづく思います。

 社会的包摂という、社会が困っている人たちをみんなで包み込むような形を実現しなくては。 
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住基カードとe-taxで所得税5千円が戻ってくるのに

2010-02-21 22:16:11 | Weblog
 最近、ある自治体の住基カード担当だという職員とお会いしました。

 私もちょうどe-taxのために住基カードを取ったところだったので話が弾みます。

 そもそも住基カードに対しては、メリットが分からないとか、当局に管理されるのが嫌だからなどといった声も多く聞こえて、なかなか普及に拍車がかかりません。

 私としては、一定の登録をしなければ役所からの善意の管理も及ばなくなるわけで、今だって住民登録という形で管理されているわけです。

 しかし一人の住民に対してサービスをするといっても住民登録から税金、健康問題、福祉、教育、環境…などなど、多種多様でその手続きも実に煩わしいことも多いしおまけに社会が高度化すると言うことはますます複雑化するわけで、かかる手間も増大する一方。

 それなのに財源がないから職員数を減らせという圧力だけはかかるのですから職員はますます大変になるのです。

 そこで鍵となるのが『効率化』なわけで、機械化やネット対応などのサービス効率を上昇させようとしているわけで、そのための手段の一つが住基カードというわけで、市民の皆さんの側からも行政効率化への協力ということになるのです。

    ※    ※    ※    ※

 さて、住基カードのメリットとデメリットを整理すると、
【メリットは】
 住基カードには『写真付き』と『写真なし』を選べますが、『写真付き』は免許証やパスポートなど写真付きの公的身分証明書と同等の公的な身分証明書になります。お年寄りで車の免許証を持っていないなどという人には最適です。

 また、私も書いているように、住基カードがあると確定申告がパソコンから申請できまする。

 あとは各自治体の取り組み方にもよりますが、住民票申請や印鑑証明も取れたり、付加的なサービスをつけているところもあります。自治体の姿勢が問題です。

 
【デメリット】
 手数料が自治体によりますが500円くらいかかるのと、有効期限があること。また、印鑑証明などは無料の印鑑証明カードで取れたりするので、お金がかかることを嫌う向きには嫌がられるかも。

 現在のカードはたくさんのデータが入れられるので、保険証とか図書貸し出しカードなど、いろいろなサービスを付加できるのですが、あまり多機能にしすぎるとかえって無くした時の被害が大きくなるということが諸刃の剣でもあるのでやはりある程度に留めておくのがリスク管理上も適切と言うところでしょうか。


 ところで、その自治体職員の方と話しをしていて驚いたのは、その人は医療費の還付などなにもないのにe-taxで確定申告をして、所得税の5千円を還付してもらったのだそうです。

 e-taxで確定申告をすれば5千円が戻るとは聞いていましたが、何もないのに確定申告ってどうするんでしょ?

「簡単ですよ。収入のところに職場でもらった源泉徴収票の金額をそのままいれて、変更ありませんというボタンを押すだけですから」

 へー、そんなことになっていたとは。このe-taxで5千円が戻るというのは今年が最後のようですから、今でも遅くはありません。すぐに市役所へ行って住基カードを取って、だれかからカードリーダーを借りて申請すればよいのに。

 要はこの方を例外として、市役所の担当者ならば早速住基カードを取って5千円を還付してもらうようにやってみればよいのに。

 市役所も庁舎でカードリーダーを用意して手伝ってあげるといったサービス・パフォーマンスをするくらいの工夫をすればよいのに。

 おお、私もソフトを一つダウンロードし忘れていてカードリーダーが正常に働かなかったことでめげて放っておきましたが、そろそろ気持ちを奮い立たせなくては。

 所得税を払っている、という方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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地域SNS全国フォーラムin千葉へ参加しました

2010-02-20 23:25:53 | Weblog



 西千葉の千葉大学で開かれた「第6回地域SNS全国フォーラムin千葉」に参加してきました。

 地域SNSとは、ICT(=インフォメーション・コミュニティ・テクノロジー:情報通信技術)を活用して地域社会の『人のつながり』を作り強化することで地域社会の活性化を目指す取り組みです。

 今回のフォーラムの開催趣旨には開催趣旨には、「…今回のフォーラムは、地域SNSの誕生から5年という契機にあたり、またますます地域社会の『人のつながり』の再構築が求められる中での開催となります。ICTが得意とするところではその特性を活かし、不得意なところで多々野手段と組み合わせながら、地域コミュニティの活性化や地域メディアの創出問うの目的をいかに実現するか議論をしたい」とあります。

 地域のなかでインターネットを使った電子掲示板やメール、ブログなどを使いながらコミュニケーションを深める手段として地域SNS(=ソーシャル・ネットワーク・サービス)が始まったのは5年前の熊本県八代市からのことです。

 その後各地で地域SNSを立ち上げ始め、今では全国で400ヶ所にまで及ぶと言われています。
 
 地域SNSが始まった頃は、その手間や経費や効果などもよく分からなかったのですが、5年が経過する中でいろいろなことが分かってきました。

 SNSの中にも、会員の出入りが少なくてコアメンバーが頑張るようなところもあれば、会員の出入りが激しいと言う特徴のところもあれば、利用頻度が高く盛り上がっているところとその逆にだんだん廃れてしまうところもあったりします。

 こうしたことは地域の特性にもよるので、どこでも成功できる虎の巻があるわけでもありません。しかし、他の地区の特徴や工夫・努力の仕方をたくさん見ておくことはとても参考になるわけで、やはりそうした情報収集は欠かせません。

 また情報収集はネットでできるといっても、実際に顔を合わせて知り合いになって情報をもらうことはやはり一番効果的なので、こうしたイベントには大きな意味があります。

    ※    ※    ※    ※

 事例発表の中では横手市で、今急速に利用者が伸びているツイッター(twitter)を利用した地域興しを行う、yokotter(ヨコッター)という取り組みが紹介されてなかなか興味深いものでした。






 ツイッターは、携帯電話でもできる140文字いないのつぶやき発言をネットに送ることでみんなが見られる会話のやりとりが展開するというものですが、その発言にハッシュタグといって、#によって特定の印をつけることができます。

 ヨコッターは、#yokoteとつけることで、横手市に関する情報として発信することができ、情報をとりまとめているNPOがそれらを整理してブログとしても発信しています。

 発表者の細谷さんとお話をしてみると、「ツイッターはつぶやきがどんどん流れるので、ずっと見ていないと行けません。それはテレビのようなもので忙しい人はやっぱりずっと見ているわけにはいきません。そこで横手市のまち興しを支援する我々のNPOではハッシュタグで横手に関するつぶやきをあつめ、面白いものだけをブログ化して一日一本の記事としてアップするわけです。これなら忙しい人が家に帰ってからでも見ることができます。つまりこれはビデオに相当するわけで、こうした使い方を工夫しながら全国の横手市ファンに情報を発信し、また全国からも横手市に情報が寄せられるというわけです」とのこと。

 私もツイッターのアカウントは一応持っているのですが、効果的な使い方が分からず放ってある一人です。これもまた未来への可能性を秘めた技術というわけですね。

 興味のある方は管理者のブログ、「Yokotter Blog」をご覧になってみてはいかがでしょう。
 http://yokotter.seesaa.net/

    ※    ※    ※    ※

 ところで、いくつもの事例発表がある中、午後2時頃の私の関心はもっぱらカーリングの日本対イギリス戦に傾いていました。

 教室で携帯電話のワンセグによる中継を見ながら一喜一憂。解説者の方も興奮して、「これは日本のカーリング史上に残る名勝負ですよ!」と叫びまくっていましたが、確かに素晴らしい熱戦でした。

 そして最後は目黒選手による5点獲得で劇的な勝利という形での決着となり、日本はこれで2勝2敗の五分に持ち込みました。明日からの勝負が更に楽しみになりました。

    ※    ※    ※    ※

 そうそう、それから半年に一度というハイペースで開催されているこの地域SNS全国フォーラムですが、次回は今年の秋に掛川市で開催されるそうで、大会旗が今回の実行委員長から掛川市の関係者に手渡されました。

 かつては全国級のイベントが目白押しで、イベントの開催なんて「フフン」てな感じでお手の物だった掛川市ですが、今回も上手におもてなしをして掛川を宣伝できるよう頑張って欲しいものです。

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シールを剥がして失格とは…

2010-02-19 23:56:19 | Weblog
 男子フィギュアスケートで高橋大輔君がやってくれました!見事な銅メダル!
 
 4回転ジャンプにも果敢に挑戦し、転倒してもそれを乗り越えて世界一のステップで復活しました。

 男子フィギュアスケートのオリンピックでの成績はこれまで本田選手の4位が最高だったわけで、堂々と新しい歴史を刻むことになりました。

 織田選手も靴ひもが切れるというアクシデントにもめげず滑りきり、小塚選手はみごとな4回転を飛びきりました。みんなよく頑張ってくれました。

 その一方で、実に残念なニュースも。

---------- 【ここから引用】 ----------
【毎日jp】五輪スケルトン:女子の小室、そり資格証明外して失格
 http://mainichi.jp/enta/sports/10olympic/news/20100220k0000m050123000c.html

 スケルトン女子で五輪初出場の小室希(仙台大大学院)が、18日に行われた1回戦の滑走前に失格になった。国際ボブスレー・トボガニング連盟(FIBT)の規格に合ったそりであることを証明するステッカーを、誤ってはがしたため。日本は同じそり競技のリュージュでも15日に重量超過による失格があったばかりで、そり系競技を統括する日本ボブスレー・リュージュ連盟や、チームの管理能力が問われそうだ。

 高橋宏臣監督らによると、小室は五輪に合わせてスポンサーのステッカーをはがす際に、FIBTのステッカーもいっしょにはがしてしまった。ステッカーの重要性を十分認識しておらず、レース前検査で判明するまで、チームの誰も違反に気づかなかったという。

 高橋監督は「注意をしていたが、最終的に私が気づかなかった。責任の重さを感じている。応援してくれた人や日本中の人に申し訳ない」と陳謝。当事者の小室は取材に応じなかった。

---------- 【引用ここまで】 ----------

 以前もジャンプのスキーの長さで失格になると言う失敗をしていましたが、今回はソリの企画認定シールがなかったことによる失格なんだそう。

 最初にこのニュースを聞いた時は、認定されていないソリを持ち込んで現地で認定してもらう手続きを忘れたのかと思っていたのですが、そうではなくて、どうやら事前に認定されていたソリだったのに、誤って選手自身が認定シールを剥がしてしまったことによる失格なのだそう。

 これまでの練習がこんなことで水の泡になるとはなんとも残念ですが、競技の前には世界共通のルールがあるのであって、それこそが言語も文化も違う国の人たちが同じ条件で戦う共通の約束なのです。

 まさにルールと契約の重さを知らなかったことが失敗の原因だと言えるでしょう。

 これもまた成長のステップなのかも知れないけれど、なにもこんなときにやらなくてもいいのに…、とも思います。

 日本選手団は、明日からさらに気を引き締めて頑張って欲しいものです。 
 
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