

「花の歌」は悲劇の主人公?Joseの持ち歌です。
甘いテナーの、超高難易度の曲。
数年前から<難しいけど、超綺麗な曲>と言われ、Scoremakerで伴奏を作り、
何度か挑戦してきました。
でも、<綺麗な曲と、思えない>
ず~~っと、そう思ってきました。
ところが、今年になってアメリカ・ミュージカル風カルメンのDVDを借りて観たら、
この曲の良さが分かったのです。
アメリカ版はオペラではないので、発声はハリウッド風、Romantic Sweet voice。
言葉が英語である点も、好感度アップに繋がったのかも。
意味が分かり、映画俳優の演技力が加わり、
(う~ん、声が吹き替えなのかどうかは、よく分かりません)
とにかく、このアリアの良さが突然、理解できたのです。
この映画、「Carmen Jones」はJoseがアメリカの航空仕官学校の兵隊で、
カルメンはパラシュート縫製工場の女工という設定。
闘牛士は、なんと、売れっ子・大人気のプロ・ボクサー!
ジャズっぽいアレンジや踊りをたくさん楽しめる、素晴らしい映画です。