11/7(土)に、生まれて初めて<1人芝居>という演劇を観ました。
昨今話題を集めている若手演技者というわけでもなく、
物語の舞台が<終戦・混乱期の中国>とあっては、
暗く、重く、悲しく、辛い内容に違いない!と思っていました。
チケットは親しい友人から、半ば<持ちつ持たれつ>の義理に近く購入。
というわけで、あまり期待もせず大田区民プラザに出かけました。
でも、心配は杞憂で、素晴らしい演劇でした。
暗い内容ですが、その辛さが<迫真の演技のド迫力>で
胸に迫ってくるのです。
「こんなこと、許せない!」「あっちゃいけない!」
「そんな状況でも、生き続けなくちゃいけないんだ!」など、
色々いろいろ考えさせられ、泣かされた2時間でした。
もちろん、辛さだけを押し付けられるのではなく、
悲しみの中のユーモア、一条の光、楽しさもあり、
脚本が良く練られていて、<さすがプロ>と感心しました。
芝居とかミュージカルは、<楽しむもの>と思ってきた私ですが、
こういうジャンルもあるんだ~と、脳天を突き動かされた感じです。
多くの人に、特に中・高・大学あたりの若い人たちにお薦めしたいし、
もちろん、団塊の世代も、すべての人に、そして
反動的な政治勢力の人々に、この芝居を真剣に見て、学んで欲しいです。