

再び、この本に戻ってきました。
日本にはなくて、でも絶対に真似をして欲しい制度が紹介されています。
P.45 日本の大学だとすべての医学生がレントゲン科に集中して、
小児科・産婦人科・ホームドクターには誰も来なくなるようだが、
オランダの場合、このようなことはない。
政府が医療・介護・福祉の市場を管理しており、
レントゲン科の医師が充分いる場合は、その学科をしばらく休学にさせて
いる。小児科や産婦人科の医師が必要な年は、極端に言えば
医学系の大学に小児科と産婦人科の科目しかない場合もありうる。
これだけ強い意志で国民・市民の健康を管理している国が
世界のどこにあるだろうか。