自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

「認知症の人が 安楽死する国」 ⑦

2015-11-22 06:05:43 | 介護




クオリティ・オブ・ライフとは何か

P.236 オランダ人にとって「クオリティ・オブ・ライフ」の中で
   何を一番大切にしているかといえば、それは「健康」である。
   一方、日本人は「ストレスのない職場」だという。

いつごろの、誰による調査かは、定かでないが、著者の調べでは、この結果だそうな。
イタリアでは「家族と一緒にいる時間」だと聞いたことがあります。

   第二次世界大戦から70年近くたった現在、オランダと日本で、
   クオリティ・オブ・ライフの捉え方は違っている。
 
   同じ生命維持であってもオランダ人は、空腹から経済成長をとおって
   「満足できる健康管理のケア」に変わり、

   日本人は、空腹から経済成長をとおって「ストレスのない職場」に変わった。


   オランダ人にとって家族・家庭がほとんどすべてだとすると、
   日本人にとっては
   職場・会社がほとんどすべてであるとの報告もあった。


この本を読んで、私が一番羨ましいと思う点は、
P.237 ある程度確立された将来があり、
   NPO活動や成人の教育施設が完備されているオランダでは、
   旅行・趣味・別荘暮らし・ボランティア活動・習い事などに、
   時間が足りないと悩んでいる(ベビーブーマー=団塊の世代が多い)

何が羨ましいって、<自分達の意思で選んだ政治>に信頼がおけて、
         <税金の使途>がばら撒きでなくReasonable!
         <常に政治に関する議論が活発で、変更可能な社会>

これらのお陰で<将来に対する不安が無い>から、老後を楽しく過ごせる
オランダ人が羨ましいです。
翻って、日本人は箪笥や銀行に貯金がたくさんあるのに、思い切って使えない、
政府の医療政策や、介護見通しが信用できないし、
美しく快適な住居に投資する才覚がない・・・・・

繰り返しになりますが、私たちは気づいた順に、諦めず、地道な活動を
始め、続けるしかありません。願わくば、
良い仲間と、効率良い活動ができれば!と念じつつ。
コメント
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