Carmenの中で一番好きな曲は、ミカエラとホセの「手紙の二重唱」です。
二人は幼馴染で、ホセのお母さんは
「ミカエラをホセの嫁にしたい」と思っているので、
「早く田舎に戻って、結婚して私を安心させておくれ」という、
手紙をミカエラに託します。
「フィガロの結婚」でも「手紙の二重唱」が出てきますが、
こちらは本来は女性二人のハモりです。
我がミュージカル研究会の「災害復興Story」でこれを採用し、
私と夫が天上界の<お迎え天使>になって歌いました。
その変則的な(奇想天外な?)デュエットに比べ、
「ミカエラとホセ」は本当に男女の情熱的な熱唱なので、
歌っていて気持ちが良いのです。
本物のベル・カントは出せないので、オペラ通の方が聴けば、
失笑モノかもしれません。
でも、夫婦の趣味として、毎朝歌う分には、良い運動になり、
手ごろなお遊びになっています。