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P.224 多くのSIBOの患者さんは、腹部のレントゲンでガスが多いことから、
空気を飲み込むクセのある「呑気症」や精神科の病気だと誤診され、
抗精神薬を飲まされ、
改善するどころか悪化して、悩まれているのが現状である。
医師もSIBOという病名を知らないと診断できないのだ。
P.225 これまで日本の医師は、がんやポリープなどの
目に見える病気や、死に至る病気の早期発見・早期治療に
血眼になって努力してきた。それによってめざましい成果を
上げてきたのは事実である。
しかし、ともすれば内視鏡や検査で異常がない患者さんに対して、
「死ぬ病気じゃないですからいいじゃないですか」
「あなたは贅沢病だ」
「精神科に行け」
「下痢が止まらないならおむつをしておきなさい」などと
真摯な対応をしない医師が生まれてしまった側面もある。
目には見えないSIBOという病気が世界中で脚光を浴びてきたことは、
こういった医師のおごりや慢心を戒めることになるのではないだろうか