日本語は難しい?と思わざるを得ない表紙のタイトル設定です。
小さい字で
運動効率3割UP!の「全身協調力」を鍛えよう
「疲れにくい体」をつくる
と、ありますが、どう見ても<筋肉トレーニング>を否定する本
のようにしか見えません。
体操関係者の目を引くためには、それがドキッとさせる手段かも?
ま、著者は早稲田大学スポーツ科学学術院教授で、教鞭をとるかたわら、
なでしこジャパンとかプロサッカーチームのトレーナーをして実績を
あげているようですし、内容は面白いのでメモします。
まずはタイトルの由来です。
p.18 やみくもに筋肉肥大トレーニングだけを続けていても、
自分の目的に近づいていけない。
p.19 (自分の目的が例えば)
疲れにくい体になりたい
トレーニングの時間は少ないが、スポーツにもっとタフに取り組みたい
ケガをしにくい体にしたい
そんな目的であるなら、筋肉肥大トレーニングだけが必要とされる
ケースはあまりなくて、
非・筋肉肥大型で、誰にでも簡単に行えるトレーニングの方が
有効である
その意味は、神経を活性化させ、うまく筋肉を使えるように
するためのもの。
(海外ではファンクショナルトレーニングと呼ばれることが多い)
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p.20 「特異性の原則」:人の体は与えられた刺激にしか反応しない
自分の目的をハッキリさせて、その目的に特化した
トレーニングを行うことが基本
p.21 大抵の人は「自分の持っている筋肉の3割ほどは使えていない状態」
筋肉量を増やす前に意識したいのは、
自分の持っている筋肉をすべてしっかり使えるようにすること