朝日新聞をお読みの方はご覧になったと思います。
脚本家の倉本聰さんが、TPPについてのインタビュー記事がのっていました。
私は、倉本さんの意見に大賛成です。
インタビューの最後を、出先で見た朝日新聞からメモしてきたので掲載します。
まだお読みでなかったら、図書館等で、ぜひご覧ください。
北の国からTPPを考える
脚本家 倉本聰
TPPって、危機に陥っているユーロ圏とどこか似ていませんか。
最近の混乱は、通貨の統一と同時に、思想も民族性も一つにできると錯覚したところに問題があったと思うんですよ。
ブータンはブータンで認め、日本は日本の生き方を認めて、その上で互いに助け合う。
それが、これからの人間の英知なのではないですか。
そういう気持ちがするんだけど。間違っていますかね。
先日、TVのコメンテーターの話。
「ベトナム戦争の時アメリカは徴兵制だったので、金持ちのアメリカの若者達もベトナム出かけました。
今回のイラク戦争は、オバマ大統領の公約で駐留米軍は年内完全撤退するそうですが、派遣されていた兵士は志願兵なので、貧しい若者が出かけていました。
こんなところにも貧富の差があらわれています」と。
倉本さんのお話のように、それぞれの国がそれぞれの国の生き方を認めあえる世界になってもらいたいものです。