これまでにも何度か更新したことであるが、毎日新聞・月曜朝刊「風知草」は読み応えがある。
執筆の山田孝男さんの眼差し・主張に、私は大賛成である。
今日の記事は、京大原子炉実験所の小出裕章助教(62)のことを取り上げている。
小出助教は、今回の福島第一原発の事故で以来、多くの国民が知ったお名前だと思う。
本コラムによると、小出助教に対する世評は刻々に変わってきたそうだ。
「異端者」から「先覚者」を経て「反原発派の一論客」へと。
政府委員や調査会の有識者会議にも招集の声もあるようだが、小出助教は顔を出さない。
その理由は、
「私は政治には絶望していましてね。今のような政治ではどんな委員会をつくったところで何も変わらない。私は受けません。1対1の公開討論ならどこへでも行きますが」と。
私も、(そうだろうなー)と、思う。
戦後半世紀の政治をリードした自民党も、現政権の民主党も、“国民のための政治”をしているようには思いませんね。