六日、憲法学者や政治学者らがつくる「立憲デモクラシーの会」の集会で、
自公政権がすすめている集団的自衛権の行使を可能にする安保関連法案について、
「憲法の限界を超えている」と批判が相次いだそうです。
若手の憲法学者・木村草太さんも、
長谷部恭男先生が憲法違反と指摘。
菅氏(官房長官)が「全く違憲でないという著名な憲法学者もたくさんいる」とのこと。
その「著名な憲法学者」の名前を教えてほしい今日この頃。
とツイートしています。
国民の多くも、拙速な自公政権の運びに対して批判的でもあります。
自公政権からの反論は、
残念ながら、幼稚すぎます。
ここでは、一度立ち止まり、聞く耳をもつのが、政権政党の責任だと思います。
日本国は、法治国家・民主国家ですから、
憲法学者や政治学者の意見を尊重できないようなら、
政治家一人一人の資質を問われると思います。
里村専精先生の「浄土真宗にようこそ」No39をお届けします。
龍樹菩薩は、難易二道を判定されました。
難行に対して、易行は軟弱な人々の道だというのですが、
はたしてそんなものなのでしょうか。
軟弱な人々を抜きにしたら、仏道は穴だらけになってしまうでしょう。
無量寿経に縁るなら、みんな阿彌陀仏の僧伽なのです。
そのことを見落とすような、そんな甘い龍樹菩薩ではありません。
認めた易行道は、むしろ難行道よりも大切な仏道ではないでしょうか。
ブッダ・如来は、圧倒的多数の軟弱な人々のためにこそ、その全力を傾けられるのです。
本願とはそのように殊勝な、大乗の偉大な精神です。
無上殊勝の本願なのですから、龍樹菩薩は易行の一道を懇切に提示されたのでした。
本願念仏の仏道は、実際には大乗の時代に確認された新しいサンガの仏道なのです。
龍樹菩薩は、大乗の見識を代表して易行道を開顕されました。
それは人間すべてに公開され、ずっと永く確立された仏道なのです。
実際に難行に耐えうる人々は、果たしてその仏道を成就しているのでしょうか。
大きな課題を、私たちは難行道というものに感じます。
現在では、大乗の仏道はその家郷を失ってしまいました。
中国と朝鮮半島、そして日本に大乗は顕著です。
が、易行道は不当に黙殺されていないでしょうか。
それが、すでに永く2000年もの間ずっと公開されているというのにです。
大乗を代表する世親菩薩も、入出二門の見解を示しておられます。
本願が営む大きな世界への参入について、
世親菩薩は自ら一心帰命されています。
相次ぐ二人の大乗の論師が示された易行道は、
インドのサンガに大切にされたもののはずです。
暗黒の広がりのように、易行道を忘れた学びは多くの民衆をさ迷わせています。
そして大きな人類的な規模でのサンガを、おしなべて知らないのです。
浄土の教えは、大乗の責任において人類に広く公開され続けています。
明日、里村専精先生が上京。
二ヶ月に一回の、『無量寿経』の勉強会です。
南無阿弥陀仏