法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

「愚者の自覚を」

2015年06月27日 23時20分42秒 | 日乗

本日午後、阿磨利麿先生を囲んでの「連続無窮の会」に出かけました。
会場は、芝の増上寺。
写真は、増上寺入り口の掲示です。
「愚者の自覚」は、【くりのみ会】の最近の話題でもありました。
只、現代人の多くは、「愚者の自覚」に程遠いところに立っているように思われます。

我等が先人の言葉を拾いますと、

 ○善導さんには、「我等愚痴身」

 ○最澄さんには、「愚中極愚 狂中極狂 塵禿有情 底下最澄」(最澄『願文』(比叡山入山時のj辞)
   (愚が中の極愚、狂が中の極狂、塵禿の有情、底下の最澄)
 
 ○源信さんには、「予がごとき頑魯のもの、あにあへてせんや」 『往生要集』

 ○法然さんには、「十悪の法然房、愚癡の法然房」 (『法然上人行状絵図』)

 ○親鸞さんには、「愚禿親鸞」(『愚禿鈔』他)
  「賢者の信は内は賢にして外は愚なり 愚禿が心は内は愚にして外は賢なり」(『愚禿鈔』)
  「愚身が信心」(『歎異抄』)

 ○良寛さんには、「頑魯信無比」(頑魯まことに比無し)  
  「愚かなる 身こそなかなか うれしけれ 弥陀の誓ひに あふと思えば」
  「大愚良寛」
                
 ○一茶さんには、「春立つや愚の上に又愚にかへる」
 
皆さん、己の「愚」と向き合われています。

【くりのみ会】では、「愚」につていいろいろ【落穂拾い】していますので、ぜひご協力をお願いします。

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