法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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里村専精師「浄土真宗にようこそ」No40

2015年06月25日 23時37分31秒 | 里村専精師の言葉

里村専精先生の「浄土真宗にようこそ」No40をお届けします。

源信僧都は、天台の学僧です。
けれども、親鸞聖人は一味違う受け止め方をしておられます。
それは、同じサンガに生まれられた人という意味です。
源信僧都その人は、生涯天台宗の本山である比叡山から出られることはありませんでした。
ですから、日本天台学の大切な学問僧である評価は変更することはありません。
ただ、比叡山では恵心流の念仏という、大切なジャンルを守る人でした。
視野を大きく取り直した時、源信僧都は玄中寺の善導大師のサンガの流れに繋がります。
善導大師のお弟子さんの、懐憾禅師の流れを受けておられるからです。
大唐の都長安で、善導大師の周辺には新しいサンガが展開していたはずです。
今月のページの中に写真を掲載していますが、
香積寺とその塔は…、
懐うん(えうん)という名の、
善導大師のサンガの一人が、善導大師のために建立した寺です。

懐憾禅師も、同じサンガの流れに生きて、ともに阿彌陀仏の浄土に往生する一人でした。
源信僧都は懐憾禅師の学びをうけて、報土と化土という大切な心得を残しておられます。
親鸞聖人にとって同じサンガの感覚を、比叡山横川に生きられた先輩に感じ取られたのでした。
サンガに立てば、日本や中国での宗派の違いなど、ほとんど問題にならなくなるのです。
浄土は阿彌陀仏のサンガですが、それは三世十方の諸仏世界を包むものなのですから。
源信僧都の自覚は有名です、自分を「頑魯の者」と呼んでおられます。
が、このような自覚は、ひときわ大きな仏道に照らして出てくる言葉ではないでしょうか。
私たちは、念仏往生・浄土讚仰の、その深さを知ることができます。
報土と化土とという二つの国土、仏道を取り違えて落込むわながあります。
本願に相応した報土を無視すると、自力で模索した化土に堕す畏れがあります。
大きな本願荘厳の浄土へ、源信僧都は歩みを進められたのでした。
本願荘厳のサンガに帰入してこその源信僧都だと、親鸞聖人は頂かれたものでした。
仏教について詳しい学者だというだけでは、それはあくまでも部外者なのです。

カウンセリング研究会【くりのみ】親鸞とカウンセリングコースは、
『教行信証』の音読&『正信偈』読誦&楽談をしています。
小さな学習会ですが、内容充実・楽しい“時空”です。
ぜひ、お出かけください。

7月の学習会は…

7月18日(土) 親鸞とカウンセリングコース

会場:タワーホール船堀  午前10時~12時
*9時~10時、自由参加の自主学習タイムもあります。
 写経・声明等、各自の課題に取り組んでいます。


 


「首相動静」

2015年06月25日 14時25分08秒 | 日乗

「首相動静」なるものが新聞に掲載されます。
毎日、webで見ていますが、安倍首相様は一流店でのお食事が大好きのようですね。(笑)
ご病気?大丈夫なんでしょうか?随分、胃腸が、ご丈夫なようでございます。(笑)

時々の、報道各社のオエラ方とのご会食。
これって、「癒着?」「接待?」ではないのでしょうかネー?
お代は、どこからでているのでしょうか???

昨夜、7時19分から、銀座の日本料理店「あさみ」にお集まりの面々は、
朝日新聞の曽我豪編集委員、毎日新聞の山田孝男特別編集委員、
読売新聞小田尚論説主幹、日本経済新聞の石川一郎専務、NHKの島田敏男解説副委員長、
日本テレビの粕谷賢之メディア戦略局長、時事通信の田崎史郎解説委員。
9時51分に、東京・富ケ谷のご自宅にお帰りのようでございます。

ボクの気に入りの、「東京新聞」「日刊ゲンダイ」…の幹部は、「お呼びでない!」

「大手でない」とダメ?
「批判的な新聞社」はダメ?

ボクのところに、首相からの「接待」がないので僻んでいます。(大笑)

政権と報道との会食。
これって、「大問題」のような気がするのですが???(真面目な疑問です)