日本では気候の話題で会話が始まるが、今年の春はもう一つ「ワクチンどうなった?」という会話から始まることも多かった。僕の周りは高齢者ばかりだから、問題は「予約は取れたのか」である。今日は関東でも梅雨が明け、猛暑がやってきた。そんな日の夕方に母親のワクチン接種に付き添って近所の病院に行ってきた。実は僕と妻はもうすでに2回目まで終わっている。それなのに一番高齢の母親が初めてというのは、「打たなくていい」と言い張っていたからである。それならそれで自分の選択だと思うけど、今度は何が理由か知らないけど「打ちたい」と言い出した。まあ、いつもそういうことが多いので驚くことではない。
調べてみると、集団接種だけじゃなく、いろいろな病院で「個別接種」も始まっている。前に行った整形外科でも始まるというので、そこで受ける予約を何とか取ったのだった。まあ細かく書いても仕方ないけれど、出掛けたあとに最寄り駅からタクシーで家まで行って、そこからクリニックへ。本人確認書類がどうだとか様々な問題があったが、そこでは普通の病室に呼ばれて、事前のやり取りがあって、ワクチンを打つ。自分の時は前を向いて上腕に打つから接種の瞬間を見られない。医療関係者じゃないと、なかなか見たことがないと思う。そうか、こうやって打ってるのかと思ったが、別に普通の注射と同じなんだけど。
今回思ったのは、高齢者や障害者などにとっては「知ってる病院」で接種することのありがたさである。ちゃんとそこに勤めている医者が病状を確認できるし、診療室で打って貰える。その後15分待つというのも、冷房の効いた待合室の椅子でテレビを見ながら待ってられる。(タイマーも貸してくれる。)「かかりつけ医」の「個別接種」の方が恵まれている。猛暑の行き帰りで、自分が打ったわけでもないのに、というか自分の時以上に疲れてしまった。(ということで、昨日はブログを書く気力が残ってなかった。)
(政府のワクチン供給計画)
最近「ワクチン不足」という声を聞くことが多い。しかし、自民党の下村博文政調会長は13日の党会合で、新型コロナウイルスワクチンに関し、「足らないという風評が広がっている」と述べた。この発言はあまり問題になっていないが、僕は許せない発言だと思う。「かかりつけ医」の接種予約がどんどん停止され、すでに予約した人も取り消されている。実は母親の予約も取り消しになってしまった。なんとか策を講じているが、とにかくワクチンが入ってこないんだという。
モデルナを使う「職域接種」だけではなく、ファイザーを使う「個別接種」が困っている。問題はこのワクチンは2回打たないといけないことだ。1回だけなら、とにかく待っていればいいけれど、1回打った後で2回目が取り消される「2回目難民」なんて言葉もあるらしい。これは非常に困る。今回のワクチン接種は自治体ごとにやり方がかなり違っている。「個別接種」を中心に進めたところほど困っているらしい。僕もいくつかのケースを聞いている。問題はそれが何故起こったのかがよく判らないし、じゃあどうすればいいかが判らないことだ。身近にパソコン、スマホを使える人がいなければ本当に困ってしまうだろう。
「大規模接種」や「職域接種」は「モデルナ」を使用するが、モデルナの場合は供給が減ったということもあるらしい。「職域接種」が思った以上に申し込みが多かったと言われるが、突然受付中止になったことは都議会選挙にも影響したらしい。ファイザーは地域で使用するから、モデルナ使用分が余るはずで、下村氏は「6月までの供給量と接種実績を差し引きすると、4200万回分が市町村にプールされている」としている。
(ファイザーのワクチン)
しかし、現実には各病院への供給がストップしている。河野大臣が各ニュース番組にハシゴ出演して、各自治体の接種が思った以上に進展してワクチンが足りていないようなことを言っていたと思うが、その場合「予約分」がなくなるのが理解出来ない。このワクチンは2回接種で、最初の予約時に2回の日時を決める。その分のワクチンを確保出来る見通しがあって、予約を受け付けたはずだと思うが。やはり国会を延長せず閉会したのが間違いで、多くのことに政府が情報を的確に公開していない感じがする。
自分自身に関しては、1回目は打った部分がかなり痛くなったが、すぐになくなって、2回目は発熱も少ししかなかった。(妻の場合は僕より発熱があった。)しかし、それは個別ケースの例なので一般化出来ないから、特に書く気はしなかった。世界中で多くの人が接種しているんだから、そんなに多くの重大事例が起きるはずがないが、どんなワクチンでも一部の重大ケースは生じる。今までのすべてのワクチンが同じだと思う。今回は「メッセンジャーRNA」という仕組みで作られている。現在ほとんどのワクチンで行われている「不活化ワクチン」と比べて、病原体を直接入れるわけではない。それでどうだこうだの判断は僕には出来ないけれど。
インフルエンザは特効薬が存在する上、流行するタイプが異なるとあまり接種の意味がない。一方、新型コロナウイルスに関しては、現時点で認められた特効薬がない。さらにコロナ禍で多くの産業、文化、教育などに大きな影響が生じて困っている。その事を考えれば、アレルギー等で打てないという人の意思は尊重しながらも、可能な限り多くの人がワクチンを接種するべきだと思う。どの国も「7割の壁」があるというが。変異株はワクチンを接種しても感染する場合がある。(北海道の帯広で医療従事者のクラスターが起こった。)それにしても、ファイザー製ワクチンが変異株にも8割程度の有効性を持っていると言われている。これは相当に高いので、多くの人がワクチンを接種することが有効だと考えている。
調べてみると、集団接種だけじゃなく、いろいろな病院で「個別接種」も始まっている。前に行った整形外科でも始まるというので、そこで受ける予約を何とか取ったのだった。まあ細かく書いても仕方ないけれど、出掛けたあとに最寄り駅からタクシーで家まで行って、そこからクリニックへ。本人確認書類がどうだとか様々な問題があったが、そこでは普通の病室に呼ばれて、事前のやり取りがあって、ワクチンを打つ。自分の時は前を向いて上腕に打つから接種の瞬間を見られない。医療関係者じゃないと、なかなか見たことがないと思う。そうか、こうやって打ってるのかと思ったが、別に普通の注射と同じなんだけど。
今回思ったのは、高齢者や障害者などにとっては「知ってる病院」で接種することのありがたさである。ちゃんとそこに勤めている医者が病状を確認できるし、診療室で打って貰える。その後15分待つというのも、冷房の効いた待合室の椅子でテレビを見ながら待ってられる。(タイマーも貸してくれる。)「かかりつけ医」の「個別接種」の方が恵まれている。猛暑の行き帰りで、自分が打ったわけでもないのに、というか自分の時以上に疲れてしまった。(ということで、昨日はブログを書く気力が残ってなかった。)
(政府のワクチン供給計画)
最近「ワクチン不足」という声を聞くことが多い。しかし、自民党の下村博文政調会長は13日の党会合で、新型コロナウイルスワクチンに関し、「足らないという風評が広がっている」と述べた。この発言はあまり問題になっていないが、僕は許せない発言だと思う。「かかりつけ医」の接種予約がどんどん停止され、すでに予約した人も取り消されている。実は母親の予約も取り消しになってしまった。なんとか策を講じているが、とにかくワクチンが入ってこないんだという。
モデルナを使う「職域接種」だけではなく、ファイザーを使う「個別接種」が困っている。問題はこのワクチンは2回打たないといけないことだ。1回だけなら、とにかく待っていればいいけれど、1回打った後で2回目が取り消される「2回目難民」なんて言葉もあるらしい。これは非常に困る。今回のワクチン接種は自治体ごとにやり方がかなり違っている。「個別接種」を中心に進めたところほど困っているらしい。僕もいくつかのケースを聞いている。問題はそれが何故起こったのかがよく判らないし、じゃあどうすればいいかが判らないことだ。身近にパソコン、スマホを使える人がいなければ本当に困ってしまうだろう。
「大規模接種」や「職域接種」は「モデルナ」を使用するが、モデルナの場合は供給が減ったということもあるらしい。「職域接種」が思った以上に申し込みが多かったと言われるが、突然受付中止になったことは都議会選挙にも影響したらしい。ファイザーは地域で使用するから、モデルナ使用分が余るはずで、下村氏は「6月までの供給量と接種実績を差し引きすると、4200万回分が市町村にプールされている」としている。
(ファイザーのワクチン)
しかし、現実には各病院への供給がストップしている。河野大臣が各ニュース番組にハシゴ出演して、各自治体の接種が思った以上に進展してワクチンが足りていないようなことを言っていたと思うが、その場合「予約分」がなくなるのが理解出来ない。このワクチンは2回接種で、最初の予約時に2回の日時を決める。その分のワクチンを確保出来る見通しがあって、予約を受け付けたはずだと思うが。やはり国会を延長せず閉会したのが間違いで、多くのことに政府が情報を的確に公開していない感じがする。
自分自身に関しては、1回目は打った部分がかなり痛くなったが、すぐになくなって、2回目は発熱も少ししかなかった。(妻の場合は僕より発熱があった。)しかし、それは個別ケースの例なので一般化出来ないから、特に書く気はしなかった。世界中で多くの人が接種しているんだから、そんなに多くの重大事例が起きるはずがないが、どんなワクチンでも一部の重大ケースは生じる。今までのすべてのワクチンが同じだと思う。今回は「メッセンジャーRNA」という仕組みで作られている。現在ほとんどのワクチンで行われている「不活化ワクチン」と比べて、病原体を直接入れるわけではない。それでどうだこうだの判断は僕には出来ないけれど。
インフルエンザは特効薬が存在する上、流行するタイプが異なるとあまり接種の意味がない。一方、新型コロナウイルスに関しては、現時点で認められた特効薬がない。さらにコロナ禍で多くの産業、文化、教育などに大きな影響が生じて困っている。その事を考えれば、アレルギー等で打てないという人の意思は尊重しながらも、可能な限り多くの人がワクチンを接種するべきだと思う。どの国も「7割の壁」があるというが。変異株はワクチンを接種しても感染する場合がある。(北海道の帯広で医療従事者のクラスターが起こった。)それにしても、ファイザー製ワクチンが変異株にも8割程度の有効性を持っていると言われている。これは相当に高いので、多くの人がワクチンを接種することが有効だと考えている。
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