木曜日、義兄から特別緊急召集がかかり土曜日に稲刈り決行。朝方は小雨がパラついたものの天気は回復に向かい昼過ぎには晴れた。義妹の父親が昼に突然やってきて来てシルバー人材パワー爆発。3つの田んぼの広さは合わせても1反と小さなこともあってあれよあれよという間に終った。80を過ぎたけどこの元気なシルバー人材には来年以降も来て欲しいと思った。
茶を飲みながら田植えの方はどうしてるんだって話になった。田植えは人に頼んでるんだけど、そのうちに米なんて買った方が安いんだよなぁ、なんてボヤキになった。実際には何処の家でも何だかんだと出来る間はなんとか稲作を続けてるってところだろう。それも機械が入る田んぼに限る。でなければサラリーマンや年寄では無理。それにしても田んぼを持っていても作るよりも買った方が安いってのも変な話だ。
まぁ何というかこんな事でもないと親兄弟が一緒になって何かをやるなんて事は無い今時の世の中だけど、この稲作がずっと続くのかは分らない。また、こっちの都合も何もなくいきなり呼ばれてもハイハイと言ってでかけるのは米を貰ってるって事情があるからだ。米なんて買った方が気が楽だけどこういう事が無くなるとそれはそれで味気無いような気もする。何というか面白さとか楽しさってのは効率とは無縁な無駄なところに沢山あるような気がする。
ふと、佐久は米作りが盛んだけど、兼業農家っていうのの大半は趣味は稲作って家なんだろうなと思った。採算割れでは業とは言えないもんな。コストに見合わない稲作なんてやってらんないなんて言って皆が放棄したらどうなるんだろ。少なくとも農村の景色は美しい日本とは言えないようなものになりそうだ。