芦田宿から東に向かって歩いて茂田井間の宿に着いた。そこに一里塚。ヨメが盛り土に登ったら「柔らかい!」と言った。俺も登ってみた。なんだかブヨブヨと柔らかい。SF物だと怪獣の背中を知らずに踏んじゃったっていうシーン。そこから再び歩きだす。芦田宿に比べると昔の旅館だなという建物は少ないけど古そうな家はある。古い家と言えば植木。にわ松くん以来、庭の松が気になる。毎度同じ赤松なのにこうも違うものか。
公衆トイレがあった。個人の敷地で近所の人が掃除などをしてるそうだ。子供の頃、東京競馬場がある府中に住んでたので街中で馬を良く見かけた。良く分からないけど競走馬を散歩させてるっぽかった。馬糞もその辺に転がってたけど誰かが直ぐ掃除するということはなかった。乾くと藁になるのでそのうちに無くなっちゃう。その後山梨の別荘に引っ越した。祖母なんかは畑の真ん中で「えっ」と思うような速さで用足しをしてた。江戸時代だともっとフリーダムな世界だと思われる。なのでこんな綺麗で中が見えないような公衆トイレは無かったのかも、調べてないので想像だけど。
静かな通りだ。連休初日とはいえ人っ子一人いなかった。昔だったら賑わってたはずだ。車も電車も無く歩いて国内を移動してた頃だとあちこちに宿場町が無いと困る。今は日本の端まで行って日帰り出来たりするから宿場町の需要はかなり減った。だけど昭和の頃なら少なくとも子供が道端で遊んでたはずだ。遊んでいないのではなく子供が居ないんだろう。当然その親世代も殆どが賑やかな街に出てるんだろう。だから今の世代が居なくなったら誰も居ない宿場町になりそう。
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