また雪かき

　朝６時、雪かきしろって放送してるよとヨメが寝床の中でムニャムニャ言う。しょうがないなぁと思いながら自作の雪かきを担いで出かける。途中で家の前の雪をかいてる人がいたので話を聞いたらどうやら家の前だけやればいいみたいだ。集落の入り口からも一番遠いから 「 ま、いっか 」 と直ぐに引き返す。

　家の前を取り敢えずかいて折角だからと向こう隣の一人暮らしの婆さんの家の境目までやる。ひ弱な美人一人暮らしだったら家の庭までやったかもしれないな。間に空き家があるからけっこうな距離になる。のんびりやってても疲れるだけだから力一杯押す。朝の筋トレだ。でものんびりやるより数倍疲れて肩で息をしてた。

　やってて気が付いたんだけど家の前の雪は軽いのに空き家の方は雪が重い。そこは日当たりが良いので若干だけど地熱があるのかな、地面に接してる部分はシャーベット状になっていた。

　今回はこんなのも使ってみた。ここに来た頃に買ったものだけどやはり使い勝手は今一つだ。というのもこれでやっても地面は見えてこないのだ。数ｃｍくらい残るってしまう。豪雪地帯で屋根の雪を下ろす時に完全に落とすと滑落するので少し残すんだけどそういう用途なのかな。




　何時もより沢山やったので汗をかいてしまった。こういうのを放って置くと確実に風邪を引くので汗を拭いて下着を着替えた。でもどうせ昼過ぎには融けちゃいそうな空模様。




　木に積もった雪が地面に落ちる。まるで月のクレーターみたいだ。大きいのだと直径２０ｃｍくらいある。