12月4日木曜日は、ヒルサイドセミナーの日でした。
この日は「クリスマスの絵本ー贈物(ギフト)について」です。
20冊余りの本と、映画の紹介がありました。
末盛さんが、ご自分が大切になさっている貴重な本を、惜しげもなく、
私たちに見せてくださることに、今回も、心から感謝しました。
素晴らしい本ばかりでした。
マーガレットさんの「こひつじ文庫」ブログや、琴子さんの「すきまな時間」ブログに
詳細と解説があってとてもわかりやすいので、どうぞ飛んでいって
みてみてください。
私が、一番気になったのは、エズラ・ジャック・キーツの『リトルドラマーボーイ』でした。
歌はよく知っていて、数あるクリスマスの歌の中でも、1,2を争うほど好きなのですが、
この絵本のことは、もちろん知りませんでした。
ことり文庫日誌にも書かれていたけど、こんないい絵本、どうして誰も
日本で出版しないのでしょうね。
『ちいさな曲芸師バーナビー』もそうだったけれど、『リトルドラマーボーイ』の少年も、
祝福の気持ちを表したいのに、なにも贈物をすることができないと悩み‥
それならば、自分にできること、自分にできる何かはなに?と考え、
マリア様の前で、ドラムをたたくこと、曲芸をしてみせることだと、思いいたります。
クリスマスの精神の、一番の根っこに宿っているのは、こういう気持ちなんだと
しみじみ思いました。
たとえ高価は贈物は買えなくっても、自分にできることの中での精一杯、
相手を喜ばせたい、喜んでもらいたいという気持ち。
贈られた人が驚いてくれたり、喜んで笑ってくれたら、それが贈った人への、
一番の贈り物に、またなっていき‥すっごく大きく暖かな輪が広がっていくのだなあと思うと
それだけで、もう今から、ぬくぬくふわふわの心持ちがしてきます。
12月って、クリスマスって、やっぱりいいですね。
※この日のランチは、クリスマススペシャルドリンクもつきました。
デザートは、すっごくかわいい、クリスマスデコレーションクッキーでした。
ランチの写真は、はらぺこさんに頼ってしまって撮ってなので、
どうぞそちらでご覧くださいませ。
(どのクッキーが、誰のかも、わかります)