音楽の喜び フルートとともに

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マルチェロのオーボエ協奏曲

2021-10-18 22:41:50 | バロック
今夜の枚方市の気温は16度。
この秋初めて長袖の上着を着ました。

秋の音楽。
マルチェロのオーボエ協奏曲ニ短調の二楽章は映画「ヴェニスの愛」にも使われましたが秋の感じがする曲の1つです。

アレッサンドロ・マルチェロ
(1669-1747年)ヴェニス生まれ、パドゥバ没

数学者で、哲学者で作曲家。
才能溢れるイタリア貴族で、上院議員の息子で、音楽への興味を充分に享受しました。

エテリオ・スティンファリーコという名前でカンタータや、協奏曲を書いています。

バッハの14歳年上で、バッハはこのオーボエ協奏曲をチェンバロに編曲しています。
オーボエの音域はフルートとほぼ同じ下線一のシ♭から上線4のラの音です。
葦を口に挟んで音を出したのが始まりだそうです。

フルートとちがって木のリードを使うので大きな音が出ました。
Hautboisと言うのは高い木というオーボエを指すフランス語で、大きな音が出る木でできた楽器という意味があったそうです。
マルチェロの頃は

こんな感じの楽器

今の楽器と違ってキーのメカニックな部分がありません。


今の楽器。