おすすめ度 ☆☆☆
ヒューマン映画好き ☆☆☆☆
メキシコ人監督アレハンドロ・モンテベルデ作品のため、メキシコの映画賞ルミナス賞では作品賞・最優秀監督賞・新人賞(ジェイコブ・サルバーティ)の3冠を達成した。
広島に落とされた原爆の名前が「リトルボーイ」としり、この映画を思いついたという。
発達障害でちびっ子の8歳の少年ペッパー。
ちびゆえに、常にからかわれるペッパー。父はよき理解者で、「頑張ればなんとかなる」と教え込まれる。
父と一緒に見に行ったマジックショー。そこで、マジシャンに招かれ、瓶の移動に成功する。
それ以来、自信を持つように。
兄がいるが、偏平足のため、兵隊に行けず、代わって父が戦争に。
近所に住む日本人。敵国人だが、収容所から移り住む。
憎しみのあまり、窓ガラスを割るが神父に諭される。
それから神父の「達成すれば願いがかなう」リストを渡され、日本人とともに解決していく。
そして、父の帰りを願って、海に向かって祈ればなんと、
アメリカ映画だから、日本は敵国だが、日本人を登場させ、戦争中でも、個人的には敵味方ではないことを理解させる。
少年の視点で戦争を切り取った不思議な映画だ。
母親役のエミリーワトソンほか、トムウイルキンソンなど、国際派俳優が脇を固める。