ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「リトル・ボーイ 小さなボクと戦争」、第二次大戦下のアメリカ西海岸、発達障害の少年がいた。

2017-05-16 17:23:32 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆

ヒューマン映画好き ☆☆☆☆

メキシコ人監督アレハンドロ・モンテベルデ作品のため、メキシコの映画賞ルミナス賞では作品賞・最優秀監督賞・新人賞(ジェイコブ・サルバーティ)の3冠を達成した。

広島に落とされた原爆の名前が「リトルボーイ」としり、この映画を思いついたという。

発達障害でちびっ子の8歳の少年ペッパー。

ちびゆえに、常にからかわれるペッパー。父はよき理解者で、「頑張ればなんとかなる」と教え込まれる。

父と一緒に見に行ったマジックショー。そこで、マジシャンに招かれ、瓶の移動に成功する。

それ以来、自信を持つように。

兄がいるが、偏平足のため、兵隊に行けず、代わって父が戦争に。

近所に住む日本人。敵国人だが、収容所から移り住む。

憎しみのあまり、窓ガラスを割るが神父に諭される。

それから神父の「達成すれば願いがかなう」リストを渡され、日本人とともに解決していく。

そして、父の帰りを願って、海に向かって祈ればなんと、

アメリカ映画だから、日本は敵国だが、日本人を登場させ、戦争中でも、個人的には敵味方ではないことを理解させる。

少年の視点で戦争を切り取った不思議な映画だ。

母親役のエミリーワトソンほか、トムウイルキンソンなど、国際派俳優が脇を固める。

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「溺れるナイフ」、モデル経験の女と、地元神主一族の跡取りとの瞬発的な恋の行方!

2017-05-16 10:41:50 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆★

ジョージ朝倉の同名少女コミックを実写映画化。

和歌山は、純文学・恋愛映画がよく似合う。

少女コミックだが、どこか純文学的なにおいのする本作。

28歳の女性監督山戸結希の作品

雑誌モデルで活躍した少女夏芽が、父の故郷である、田舎町に帰ってくるが、どこか皆となじめない。

そんなとき出会った、神主の跡取り息子抗に電撃的に愛を感じる。

2人は、愛を温めあうが、村祭りの夜、夏芽はレイプされる。その場に駆け付けながら何もできなかった抗。

そのトラウマで二人は、離れていく。

夏芽には、大友という純朴な青年が近づく。

大友は、夏芽に近づくが、抗を忘れられない夏芽に、ふられる。

そして1年後の同じ火祭りで、再び強姦魔が。

という展開で、男と女の業みたいなものを描いている。

菅田将暉と小松奈菜という旬なキャストで、青春をえぐり取っており。

物語に溶け込めるかどうかで、評価の分かれる作品だ。

水中でのシーンが美しい。



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