おすすめ度 ☆☆☆ (劇場鑑賞)
中々力の入った作品だ。
島根県がバックアップ。一種のご当地映画。
それを、EXILEの面々が出演。
モントリオール映画祭では、最優秀芸術賞を受賞している。
主演は、青柳翔(劇団EXILE)。
たたらとは、古来の製鉄方式で、島根県雲南市に引き継がれている。
映画は、このたたらの伝承者が、強盗などの被害を防ぐべく武術にあこがれるところから話が始まる。
ただ、戦場では、このたたら侍、あまり強くない。
この映画を見ていて、映画の趣旨と反するかも知っれないが、この主人公の弱さが、映画をつまらなくしている。
武力のみが強さでないというテーマもわからなくはないが。
それにしても、製鉄をそのまま作ったセットだとか、出雲地方の美しい風景、そして神楽の舞や、お祭りなど、歴史豊かな美しさがまばゆい。
中々骨太なつくりは、好感を呼ぶのだが。
脇を固める役者も、ベテラン揃いで、もったいない気もするのだ。
幾度も劇場で見せられた予告編がむなしい。