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JR四国・バースデイきっぷ~誕生月のみ購入可能な破格のきっぷ

2009-02-09 | Weblog

 

ここ数日更新のなかった「MAKIKYUのページ」ですが、その間MAKIKYUは四国へ出向いていました。

その際には四国内の移動で「バースデイきっぷ」と呼ばれる乗車券を使用しましたので、今日はこの乗車券に関して取り上げたいと思います。

「バースデイきっぷ」とは、名前の通り誕生日と関係のある乗車券で、利用開始日が利用者の誕生日がある月のみ購入可能という制約(私事ながらMAKIKYUは2月生まれです)が課されており、購入時には生年月日の記された身分証明書の提示が必要となっています。
(MAKIKYUは購入時に動力車操縦者免許証を提示したのですが、生年月日の記された部分は折り畳まれている事もあり、JR窓口の方が最初は気付かず、こちらから該当部分を説明する有様だったのは意外でした)

ちなみにこの乗車券の内容は、JR四国の全線(瀬戸大橋を渡った本州側の児島も)に加え、土佐くろしお鉄道の全線までも特急グリーン車が連続3日間乗り放題(ただグリーン車や普通車指定席は事前に窓口で指定券交付を受ける必要がありますので、指定席券を所持していない場合は自由席利用となります)、また今回MAKIKYUは利用する機会がなかったのですが、JR四国バスの一般路線(2路線しかないのですが…)も利用可能となっており、利用者名と誕生月が購入時に手書きで記されるのも大きな特徴です。

JR四国では高松~松山間を特急指定席(普通車)で往復するだけでも10000円を超える状況(高松~松山間に限れば、往復10000円以下の割引乗車券の設定もあるのですが…)で、土佐くろしお鉄道に跨る高松~宿毛間なら特急指定席(普通車)片道でも9000円程度を要するだけに、3日間10000円の価格設定は普通車利用でも使い方次第では非常に割安ですが、その上グリーン車も利用可能となっているのは破格と言えます。

この事もあって、MAKIKYUは四国訪問時期を敢えて2月にした程ですが、バースデイきっぷは誕生月の本人以外に、最大3名までの同行が認められており、同行者も誕生月の本人と同一行程での利用に限られるとはいえ、「お連れ様用きっぷ」が10000円で購入可能となっているのも大きな特徴です。

そのためMAKIKYUが先日四国へ出向いた際は同行者なしだったものの、自分の誕生月以外で「バースデイきっぷ」を利用したいと思った時には、誕生月の家族や知り合いなどを探して共に行動する事で、バースデイきっぷの恩恵に授かる事も出来ます。

とはいえ四国やその周辺に居られる方であればともかく、首都圏に居るMAKIKYUにとっては、四国までのアクセスが大きな問題で、今回は定価より割安な日本旅行のビジネス向けパッケージ商品(1名利用可能:往復新幹線「のぞみ」指定席利用で、指定列車乗り遅れの際は当日の後続自由席利用可)を利用したものの、それでも横浜市内→高松・岡山→横浜市内までのJR(新幹線)と高松市内のホテル1泊のセットで約30000円を要しましたので、四国に限らず他のJRでも、似た様な企画乗車券が出てこないかものかと感じたものです。

写真は「バースデイきっぷ」とその案内、四国までの往復で利用したパッケージ商品の乗車票です。
(氏名が記されている部分等は一部修正し、赤斜線はMAKIKYUが追加したものです)