MAKIKYUのページ

MAKIKYUの公共交通を主体とした気紛れなページ。
初めてアクセスされた方はまず「このページについて」をご覧下さい。

ことでんバス・屋島山上シャトルバス

2009-02-17 | バス[四国]

 

MAKIKYUが今月初めに四国へ出向いた際には、高松市内にある景勝地で知られ、四国八十八箇所第84番霊場の屋島寺がある事でも知られる屋島を訪問する機会があったのですが、その際には屋島山上シャトルバスを利用する機会があり、今日はこのバスに関して取り上げたいと思います。

屋島へのアクセスは、かつては琴電屋島駅近くからケーブルカーが運行されていたものの、数年前に残念ながらこの路線は廃線となっており、一時期公共交通機関によるアクセス自体が…と言う有様でしたが、その後シャトルバスが運行開始となり、ケーブルカーの代替的存在にもなっています。

シャトルバスの路線はJR屋島駅(高徳線)~琴電屋島駅~屋島山上間を、昼間時間帯に概ね1時間毎程度の頻度で運行しており、全区間通しで乗車しても所要15分程度ですが、運賃は100円均一と一般路線バスの初乗り運賃以下という非常に割安な設定(ことでんのICカード「Iruca」を使うと更に割引となり、MAKIKYUが乗車した際はICカード利用で1乗車90円でした)となっているのは有難いものです。

車両も大都市圏では最近見る機会が殆どなくなった昭和時代の車両(昭和63年製)で、大きさも比較的小柄ながらも、割安な運賃にも関わらず観光タイプのリクライニングシート車が使用され、短距離路線にしては随分豪華な印象を受けたものでした。

また屋島山上行は琴電屋島駅を出発すると直ぐに屋島ドライブウェイ(屋島山上へ続く有料道路)に入り、10分足らずで300m弱の高度を稼いでいくのですが、この区間の眼下に見える瀬戸内海や町並みなどの車窓もなかなかでした。

そのため小柄ながらもハイグレードなバスに僅か片道100円で乗車できる上に、屋島自体も高松市内中心部から比較的アクセスし易い場所(中心部から10km以内の距離にあり、昼間でも琴電屋島駅への志度線電車は20分毎に運行しています)ですので、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も高松を訪れる機会がありましたら是非乗車をオススメしたい路線の一つです。

ただ屋島山上での折り返し時間が十数分と短く、次の便を待つとなると1時間後になってしまう事(最終便だけは異なるのですが…)と、使用車両の窓ガラスが着色ガラスとなっており、車窓を撮影した際にその色が…という事は少々難点と感じたもので、今後の改善に期待したいと感じたものです。

写真は屋島山上シャトルバス充当車両と、屋島ドライブウェイ走行中の車窓ワンシーンです。