先月「MAKIKYUのページ」で取り上げた韓国の仁川メトロは、MAKIKYUも昨年10月に訪問した際、昨年開業したばかりの東幕(Dongmak)駅以南の松島(Songdo)新都市方面への延伸区間にも乗車する機会がありました。
東幕以南の松島新都市方面はこれからの開発が期待されるエリアで、地下鉄の利用客も現状ではまだまだ…といった雰囲気が感じられましたが、終点の国際業務地区駅の一つ手前にあるセントラルパーク駅近くでは訪問時に博覧会(2009仁川世界都市祝典)が開催されていた事もあり、ここまでは車内もそこそこ乗客の姿が見受けられたものでした。
しかしながらセントラルパークを出ると、終点の国際業務地区駅までの一駅はガラガラ、列車を降りると東幕以南の新規開業区間各駅に共通する事なのですが、ガラス張りのホームドアが装備された如何にも最近の地下鉄駅と言った雰囲気でした。
国際業務地区駅では改札を出ても人の姿は殆ど…という状況、それに韓国はバス大国だけあって殆どの駅では幾つかの市内バスが接続し、その案内も出ているのですが、バスの案内も見当たらない状況でした。
それどころか地上へ上がる出口付近には、足元に注意する様に書かれた告知(韓国語)まで出ており、地上に上がる前から凄まじい所に来たという雰囲気を感じましたが、地上に上がると駅入口を出た途端、道路の歩道部分は舗装されていない箇所が存在している有様でした。
雨で足元がぬかるんでいる時は一体…と感じてしまう程で、駅前も空き地と工事現場ばかりと、開発が急ピッチで進む中国の地下鉄新線沿線かと錯覚してしまう有様で、まだ韓国にも首都圏でこれだけの開発余地があるのかと感心させられる程でした。
MAKIKYUは来た道をそのまま返すよりは、帰りは別ルートを使う方が好きな事もあり、そのまま地下鉄で引き上げるのも…という事で、国際業務地区駅では市内バスへの乗り継ぎもままならない事から、隣のセントラルパーク駅周辺まで、工事現場が続く松島新都市の中を歩いて移動したのですが、この一帯はこれからの発展が大いに期待出来そうで、もし何年か後に再び訪れる機会があるならば、どれだけ変貌しているのだろうか…と感じたものでした。
ちなみに国際業務地区駅の隣駅でもあるセントラルパーク駅周辺は、MAKIKYUの訪問時には2009仁川世界都市祝典(現在は閉幕)が開催されていた事もあって、大勢の人出で賑わい、バスも多数発着している状況で、国際業務地区駅周辺とは大違いでしたが、こちらに関しては近日中に別記事で取り上げたいと思います。