現在冬の青春18きっぷシーズンという事もあり、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方の中には、青春18きっぷを利用して既に何処かへ行かれた方や現在旅行中の方、そしてこれから何処かへ行こうと計画をしている方なども居られるかと思います。
MAKIKYUもつい先日、青春18きっぷを利用して岡山・広島方面まで足を伸ばしていましたが、その際に途中下車して街中に繰り出し、路面電車に乗車した際には、偶然イルミネーション電車に遭遇する事が出来ましたので、このイルミネーションの様子をクリスマス記事として取り上げたいと思います。
MAKIKYUが乗車したイルミネーション電車は、外観こそ特に装飾されていないものの、車内に足を踏み入れるとLED電球をはじめとする様々な装飾が施されており、その様は車外からでも非常に目立つ程でした。
ましてこの電車の車内に足を踏み入れるとなれば、その装飾の見事さは相当なモノで、見事なイルミネーションに偶然遭遇した乗客が、電車の天井に向けてカメラを向けている姿も散見された程でした。
ちなみにこのイルミネーションが施された電車は、以前「MAKIKYUのページ」でも取り上げた事があり、MAKIKYUは以前にも2回程乗車した事がある岡山電気軌道の低床電車「MOMO」で、イルミネーションは当然ながら期間限定となっています。
「MOMO」は車内外のデザイン自体が、JRの特急や観光列車などをはじめとする各種車両や国際航路などのデザインを手がけた事で知られる某デザイナーによる拘りの作品で、まして1編成しか運行していない広告塔的存在の電車ですので、他所から岡山を訪れた場合、この電車に乗車するだけでも、充分な価値ありと言える車両です。
先日乗車した際は、イルミネーションのお陰で以前「MOMO」に乗車した時とはまた違った雰囲気を感じたもので、日常生活では余りクリスマスを実感する事がない身としては、普段なかなか乗車機会のない路線で随分良いモノを見れたと感じたものでした。
ただ岡山電気軌道は日本国内各地で運行している路面電車の中でも、規模が極めて小さい事で知られており、MAKIKYUはこのイルミネーション電車に始発の東山から終点の岡山駅まで乗り通したのですが、それでもあっという間というのは惜しい限りです。
現在国内で活躍中の電車では異例とも言え、「MOMO」の特徴的過ぎる座席の材質などを考えると、高速運転で知られる首都圏の標準軌某大手私鉄で最近出回っている「ブカブカ」した異様な感触の座席などより余程良いと感じるとはいえ、余り長い時間の乗車ではなく、あっという間と感じてしまう位の方が良いのかもしれませんが…