MAKIKYUのページ

MAKIKYUの公共交通を主体とした気紛れなページ。
初めてアクセスされた方はまず「このページについて」をご覧下さい。

両備バスの未来型バス「SOLARVE」(2)~メカニズムだけでなく車内の様子も…

2010-12-30 | バス[中国]

先日「MAKIKYUのページ」で取り上げた両備バスの「SOLARVE」(ソラビ)は、シリーズ式ハイブリッドバス・AEROSTAR ECO HYBRIDにソーラーパネルを搭載するなど、メカニズム的に最先端を行く画期的な車両だけあって、この手の車両のお約束とも言える広報宣伝用のLCDモニターが運転席背後に設置され、ハイブリッドシステムなど「SOLARVE」の様々な特徴をPRしています。

また両備グループという事もあり、JR九州などでお馴染みの某デザイナーが関与しているだけあって、この車両の車内設備なども他に類を見ない独特なものとなっており、某デザイナーが手がけた車両ならではの特徴も随所に見られます。

車内の色彩は壁面や天井などをはじめ、座席も真っ白となっており、挙句の果てには運賃箱まで真っ白に塗装しているなど、徹底的に「白」にこだわった徹底振りには脱帽させられます。

某デザイナーが手がけた車両の傾向として、ロゴや英文字を多用する事に加え、最近では様々な木材を多用する事も大きな特徴となっていますが、「SOLARVE」もその傾向が強く出ており、仕切り板やつり革の吊り輪などに木材が用いられ、「白」にこだわっているだけあって、使用している木材の材質も白に近いものを用いています。

 
そして車内は色彩にこだわるだけでなく、このデザイナーが改装を手がけた観光列車「海幸山幸」を思わせるLEDを用いた天井の照明や、座席形状なども他のバスでは類を見ないといっても良い独特なモノとなっており、近年標準仕様化が進み、同じ様なバスばかりが増えつつある日本国内の路線バスの中で、「SOLARVE」が他のバスとは大きく異なる車両である事を強く印象付けています。

座席配列もノンステップバスの構造故に、段差が大きくなる前輪タイヤハウス部分は両側共に座席が設置していないのですが、これに加え後輪タイヤハウス部分も片側には座席を設置しておらず、敢えて飾り物の人形を置いていますので、座席の数が非常に少なくなっています。

 
座席を設置していないタイヤハウス部分の空間には、最近某デザイナーが改装に携わった観光列車などで見られる「ベビーサークル」とほぼ同種のモノも見受けられるのですが、こちらは列車に比べると揺れる上に、一般車と同じ公道を走る路線バスと言う乗り物の性質故に「荷物置場」となっているのも特徴です。

そのため非常に高価な車両にも関わらず、かなり贅沢な空間の使い方をしているといえ、機能性を重視した一般的な路線バス車両とは大きく異なりますので、割高な運賃を設定した観光路線バスや定期観光バスなどで使っても…と感じる程ですが、これだけの車両をダイヤ限定とはいえ、岡山駅~西大寺間を中心に一般路線バスとして普通運賃のみで走らせるのは大したものです。

観光路線バスでもここまで徹底した車両はなかなかないだけに、収容力のなさが混雑時には致命的なのは難点ですが、再び「SOLARVE」に遭遇する機会があれば是非また乗車したいと感じたもので、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方も機会がありましたら、是非一度両備バスの「SOLARVE」に乗車してみてはいかがでしょうか?