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済州島を走る市外バス(2)~大型ショート車編

2015-01-04 | バス[大韓民国]

先日「MAKIKYUのページ」では、済州島を走る市外バスに関して取り上げましたが、済州島の市外バスは、韓国他地域の市外バスでは比較的少数派の大型ショート車も多数活躍しています。
(ただバス大国の韓国ですので、探せば全羅道など地方を中心に走っており、比率は小さくても結構な数が活躍していると思います)


大型ショート車は700番や780番など、専ら大型車が運用される路線を除く市外バスで活躍しており、MAKIKYUが昨年6月に済州島を訪問した際には、済州~城山(Seongsan)港間の710番や、済州~南朝路(Namchoro)経由~西帰浦(Seogwipo)間の730番で乗車したものでした。

市外バスの中では運行本数が少なく、旅客需要も少なめの路線に充当されている傾向がありますが、少なくともMAKIKYUが乗車した2路線は、道路条件的には大型車でも特に問題ない様に感じたものでした。

特にJHフェリーの城山港入港時刻に近い710番は、フェリーからの乗継客などで立席客多数、乗りきれずに積み残しまで出している有様でしたので、状況に応じて大型車を充当しても…と感じたものでした。
(710番は便数も決して多いとは言い難く、1本逃がすと結構な待ち時間になりますので、大型車運行が難しければ増車なども検討余地ありかと思います)

 
ちなみに車両に関しては、4事業者による運行=4種類の塗装が存在する事や、現代製は比較的新しい車両しか目撃していない点など、大型車と同じ様な傾向がある様に見受けられたものでした。


またMAKIKYUが済州から730番の市外バスに乗車した際には、730番の途中停留所で一旦下車し、その後西帰浦へ向かう730番のバスに乗車したのですが、偶然にも2回の乗車は同一車両(写真)でした。


車内は韓国では典型的な雰囲気のビニール張りとなっており、市外バスと言うよりも座席バスと言った雰囲気ですが、1時間以上乗車しても最大運賃3300Wというのは、物価を考慮しても乗り得感があります。

済州の市外バスは韓国他地域の市外バス(基本的に乗車前に窓口か券売機で目的地までの乗車券を購入)とは異なり、車内精算制となっていますので、信用先払い(乗車時に行先を申告)で不慣れな外国人にはやや使い難い面もあるものの、市内座席バスに近い感覚で気軽に乗車でき、Tマネーなどの交通カードが通用するのも嬉しい所です。

一般路線車が好きなMAKIKYUとしては、余程の長時間乗車などでなければ、市内バス車種ベースの着席重視仕様車は歓迎で、この点でも済州の市外バスは趣味的に注目と感じたものでしたが、観光・高速系車種が好きな方にとっては…という面もあり、好みが分かれる所かと思います。

また730番市外バスに乗車し、途中停留所で下車した際には、この停留所近くにある某テーマパークに数時間滞在したのですが、このテーマパークに関しても、近日中に別記事で追って取り上げたいと思います。