昨日MAKIKYUは茅ヶ崎市内で、自転車ラックバスに乗車する機会がありましたので、今日はこのバスに関して取り上げたいと思います。
自転車ラックバスとは、車両前面に折り畳み式の自転車ラックを取り付け、ここに自転車を積載可能としたバスの事で、Twin Linerの運行でも知られる神奈川中央交通・茅ヶ崎営業所管内の茅ヶ崎駅南口~辻堂駅南口間の路線などで、先月下旬に実証実験運行を開始しています。
(残念ながら営業運転を行う路線はTwin Liner運行路線とは離れており、両者の顔合わせは見られません)
日本では既に自転車搭載バスは他地域で走っており、このバス(車内に自転車を持ち込む方式で、後部に自転車固定スペースが設けられていました)にはMAKIKYUも乗車した事がありますが、車外にラックを取り付けたタイプの自転車積載バスは日本初の導入で、MAKIKYUもこの様なバスに乗車するのは当然初めてでした。
MAKIKYUがラック取り付け車両に乗車した際には、自転車積載取り扱い時間帯ではなかった事もあり、当然自転車を載せる姿は見られませんでしたが、許可を得て待機中のラック取り付けバスのラックを扱わせて貰った際には、アメリカで用いているラックをそのまま持ち込んだ事もあってか、ラックに貼られた取り扱い表記はEnglishのみで、日本語の案内が見られなかったのが印象的でした。
ちなみに今回の自転車ラックバス運行に際しては、オレンジ色の特別カラーとなった新車(三菱ふそう製ワンステップ)も登場し、MAKIKYUが乗車したラック取り付けバスはこの車両でした。
この特別カラー車はオレンジ色の装いが異彩を放っていますが、舞岡営業所の11系統用特装車・YAMATE LINER(一部はロゴがKANACHU BUSに書き換えられ、上大岡駅発着路線などで運用)の様に座席モケットなどが異なる訳ではなく、車内は他の同年式神奈中バスと変わりないものでしたので、見た目は特異な反面、乗ってしまえば他の神奈中バスと変わりない点は少々惜しいと感じたものです。
また自転車ラックバスは特別カラー車以外にも、既存車両を改造してラックを取り付けた車両も走っており、MAKIKYUが昨日見た際にはこちらの姿を何度も見たものでした。
ラック取り付け改造を施された車両は神奈中で最もありふれた存在で、どの営業所でも姿を見る事が出来る三菱ふそうNEW AEROSTARのワンステップ車ばかり(ワンステップの中でも初期の車両と比較的最近の車両の双方を目撃しており、バリエーションが存在します)で、神奈川では各地で多数が走っている非常にポピュラーな存在の車両ですが、見慣れた黄色い神奈中バスが、見慣れない自転車ラックを取り付け、ラック取り付けの関係でナンバープレートがバンパー中央→運転席下部に移設されている姿は強烈なものでした。
この自転車ラックバスは、ラックを取り付けた専用車両での限定運用となるため、台数はさほど無いものの、その気になれば比較的狙い易いものですが、自転車ラックバス運行系統でも、一部便はラックなしの一般車両で運行となっていますので要注意(こちらはいすゞ車も来ますので、神奈中のふそう車に乗り飽きている方は、こちらの方が面白いかもしれません)です。
またラック積載取り扱い時間帯も9時台~16時台の便に限られる事(来月以降は20時以降の便でも取り扱い開始予定)から、まだ利用は比較的限られている様ですが、今後この方式のバスが神奈中をはじめ、各地で普及していくのか気になる所です。
写真は特別カラーの自転車ラックバス用新車と、既存車両改造の自転車ラックバス、自転車ラックを展開した際の様子です。
自転車が放り出されないか心配ですが
乗車されてどんな感じだったでしょうか?
自転車ラックを前部に取り付けた神奈中の自転車積載バスですが、こちらがラック付き車両に乗車した際は、自転車積載対象時間帯から外れていた事もあり、自転車を積載する姿は見られませんでした。
(自転車積載対象便でも、現状では自転車が積載されない事が多い様です)
そのため自転車を実際に載せたら…というのはあくまでも想像の話しかできませんが、前部に取り付けられた折り畳み式ラックは単に自転車を置くだけでなく、自転車を積載する乗客がラックを引き出し、自転車をラックに載せた後、乗務員がバスから降りてラックに付いているストッパーで自転車を固定する事になっていますので、余程の事がない限り自転車が放り出される事はないと思います。
あと今後コメントされる際のお願いですが、必ず何らかのHN(「名無し」やこれに順ずるものは不可)を記載して頂きますようお願い致します。
(タイトルに関しては、適当な言葉が浮かばなければ空欄でも結構です)