先日「MAKIKYUのページ」では、9月から新潟交通で運行開始したBRT「萬代橋ライン」(新潟駅~万代シティ~古町~市役所前~青山)で活躍する2両連接バス「ツインくる」に関して取り上げ、この車両は異色の存在だけあって注目を集めていますが、今日はそれ以外の青山を発着する一般路線車に関して取り上げたいと思います。
まず注目を集めているBRTですが、こちらも快速運転を行う一部便を除くと、一般路線車による運行となっており、「ツインくる」運行便に関しても、一般車代走による快速運転を行う事もしばしばという状況ですが、郊外から直通運行するダイレクト便を除くBRT充当の一般車でMAKIKYUが見かけたのは、年式の新しいエアロスターやエルガのノンステップ車ばかりという状況でした。
この車両は前面窓下中央部に「BRT」と記したオレンジ色の看板を掲出しているのが特徴で、LED行先表示器に表示される「BRT」表示を見なくても、車両を見ただけで識別できる様になっています。
BRT充当の一般車両は、新潟交通一般路線塗装の車両が大半を占めていますが、中には写真の様なラッピング車による運行も見受けられたものでした。
(写真の集団は個人的には特に興味のあるグループではありませんが、好きと言う方も結構居られるかと思います)
この車両はBRT以外の路線にも充当され、その際は「BRT」と記した看板を裏返しにした上で、社紋を記した紺色の看板を掲げて運行しており、こちらの姿も何度か見かけたものでした。
青山で系統分断され、青山発着となった郊外線系統は、市内西部へ向かう系統と南部へ向かう系統が存在しており、前者は内野営業所、後者は潟東営業所が主管しています。
MAKIKYUがBRTの「ツインくる」で青山に到着した後は、市内西部の内野方面へ向かう大堀線に乗り継いだものでしたが、比較的新しい車両が多い内野営業所でも、青山で分断された車両は古参車両の充当率が高い様に感じたものでした。
個人的には前後扉の古参2段ステップ車は好みですので、「ツインくる」などのBRT充当車両とは大きく趣の異なる車両に乗車できるのは歓迎ですが、新潟交通の一時代を築き、今でもかなりの数が活躍しているいすずキュービックに混じり、内野営業所では少数派の三菱エアロスターKも活躍しており、こちらにも乗車したものでした。
エアロスターKやキュービックの前後扉車など、古参車両は行先表示が字幕式ですが、BRT運行開始に伴う系統再編と新系統番号付与が行われても、これに合わせて行先表示のLED化は行っておらず、自幕式のまま新たな幕を新調しているのも大きな特徴と感じたものでした。
青山で大堀線のバスを待っている際には、かつての新潟交通電車線の代替路線にもなっている味方線(青山~月潟など)など、市内南部へ向かう路線を主管している潟東営業所の車両が回送車として通り過ぎる姿も目撃しています。
潟東営業所は新潟交通の新潟市内各営業所の中では古参車比率が高く、エアロスターK程古くはないものの、これも大都市圏では見る機会のないエアロスターMが2台続けて走る姿なども目撃しており、この様な旧年式車と「ツインくる」が共に活躍する姿などは、バスファンにとっては注目かと思います。
また比較的運行距離の長い郊外路線の系統分断路線以外に、青山地区内を循環運行する「青山環状線」も新設され、こちらは新潟交通では少数派の日野車でもあるマイクロバス「ポンチョ」が稼働していたものでした。
MAKIKYUが今月新潟へ足を運んだ際には、青山発着路線以外でも新潟交通の路線バスに乗車機会があり、乗車した車両以外にも多数の車両を撮影していますので、こちらに関しても近日中に追って取り上げたいと思います。
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こちらは非空調車全盛期の様子は知らず、モノコック車自体も末期の車両を多少…という程度ですが、今日では新潟市中心部では大都市圏の排ガス規制区域と錯覚する様な状況である反面、郊外からは結構古い車両なども流入し、新旧混在の状況はかなり趣味的には面白いと感じます。
またフルカラーLED表示に関しては、新潟交通に関してはTwitterで該当車両画像を見ただけですが、鉄道や海外の路線バスでは結構普及しているだけに、ようやくという気もします。
新システム導入時も字幕入替で対応した車両が多数存在していますが、新車だけでなく既存車両の字幕LED化も今後実施されるのか気になる所です。