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北近畿タンゴ鉄道 KTR700/800形気動車~こちらも比較的豪華な設備を誇るのですが…

2008-10-24 | 鉄道[近畿・その他私鉄等]

 

「MAKIKYUのページ」では最近、北近畿タンゴ鉄道(KTR)に関する記事を何度か取り上げていますが、今日は宮津線(西舞鶴~宮津~豊岡)の主力として活躍し、宮福線の一部列車にも用いられる普通列車用のKTR700/800形気動車に関して取り上げたいと思います。

この車両は宮津線がJR西日本からKTRに移管されるのに合わせ、1990年頃に製造されたワンマン運転対応の軽快気動車で、形式はKTR700形とKTR800形に分かれていますが、両者の違いはトイレ設備の有無程度で、両者は実質的にほぼ同等の車両と言っても過言ではない状況です。

外観のデザインは前面を見ると、宮福鉄道発足時に導入され、既に「MAKIKYUのページ」でも取り上げたMF100/200形と良く似ており、客ドアが銀色になっている点なども同車との共通点と言えます。

塗装も宮福線用のMF100/200形とは異なる水色を基調とした装い(最近は異なる塗装の車両も走っており、近日中に別記事で取り上げたいと思っています)となり、車体長も20mと長くなっている他、側面は2連式の一段下降窓がズラリと並んでおり、宮福線用の車両とは随分様相が異なるモノとなっています。

車内も普通列車用車両としては異例のリクライニングシートを採用した、宮福線用のMF100/200形気動車程ではないものの、転換式クロスシートがズラリと並び、普通列車用車両にしては極めて豪華な設備を誇りますので、KTRのサービス水準の高さを感じさせられるものがあります。

ただMAKIKYUが先月KTRに乗車した際は、全区間乗り通すと所要約2時間となる豊岡→西舞鶴間の宮津線全線を通し運行する普通列車に、トイレなしのKTR800形1両のみで運行している列車にも遭遇しています。

トイレなしのKTR800形は、両数は比較的少なく遭遇頻度は低いとはいえ、必ずしもトイレ付きのKTR700形などとペアを組んで運行する増結用車両という位置付けではない様で、所要時間が長いにも関わらず…という事も時々発生している模様(MAKIKYUがKTR800形1両のワンマン列車に乗車した際は、乗車時間は短かったので問題なしでしたが…)です。

各駅の時刻表などにも「トイレなし」といった表記(JRの一部ローカル線などではよく見かけますが…)も見当たらなかった事から、KTR800形の運用も特定できる状況ではありません。

長時間乗車で運悪くKTR800形を引き当てる可能性(遭遇率は低いですので、かえって嬉しいと感じる方もいるかと思います)も…というのが現状で、車両のグレードが高く、土地柄を考えると運行本数もそこそこあると感じるなど、全体的にサービスレベルが高いと感じるKTRであるだけに、この点は非常に気になったものです。



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