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名古屋地区を走るJR北海道車?~模型の話ですが…

2011-07-16 | 鉄道[東海]

MAKIKYUが今月初めに名古屋へ出向いた際には、名古屋駅から出ている第3セクター鉄道の終点駅近くに位置し、一部では「JR東○博物館」とも呼ばれている、今年春に開館した鉄道関連の博物館にも足を運んだものでした。
(○部分は当然ながら「日本」ではなく漢字1文字、「sea」を日本語に訳した際の漢字1文字が入り、建物の外観にはオレンジ色のJRマークが付いている程です)

この「JR東○博物館」は既に様々な所で取り上げられ、既に足を運ばれた方も居られるかと思いますので、詳しい説明などは省略しますが、日本国内ではこの博物館と並ぶ大規模な鉄道系博物館として知られる埼玉県内某所の新交通システム沿線にある博物館に比べると、館内が明るく展示車両の撮影が容易な点は評価できる反面、飲食関連などは今後の充実に期待したいと感じたものでした。


この様な博物館では過去に活躍した鉄道車両の実車展示などと共に、HOゲージ鉄道模型の大規模レイアウトが設けられ、地域を代表する車両などが走り回るのも恒例となっていますが、この「JR東○博物館」では拠点駅とその脇にある巨大ビルの雰囲気も再現されるなど、国内でいくつかある鉄道系博物館の模型レイアウトの中でも、完成度はトップクラスと言えるものです。

走り回る車両は当然ながらJR東○の車両が主体、と言うよりもそれだけと言っても過言ではなく、識別の決め手を欠いているためにもしかしたらJR東○と同種車両を使用しているJR○日本(○日本旅客鉄道:旅客の文字を抜くと国内最大手のバス会社名になります)の車両かも…という位で、MAKIKYUが模型運転を見た際には現在名古屋周辺で活躍するJR車両ばかりと言う状況でした。

とはいえ裏方にはこの博物館で展示されている車両の模型も幾つか散見され、20~30年程前の名古屋地区の主力車両と今日の主力車両が並ぶ、模型ならではの競演劇がないものかも気になった所です。

ここまでの話は概ねMAKIKYUの想定内で、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様もこんなものだろう…という程度かと思いますが、走り回る車両を良く見ると模型の完成度は比較的高く、車両標記などが少々…という程度の車両が次々と走り回る中で、どう見てもこれは北の大地を走る車両なのでは…と感じる代物が紛れて走っていたのが気になったものでした。

模型運転を見ている観客も大多数は長編成の新幹線や、在来線でも特急電車や新快速電車などの華やかな車両に目が行くかと思いますが、他に短い編成の気動車も若干走っており、ここに北の大地を走る車両にしか見えない代物が紛れていました。


MAKIKYUが見た限りでは、この代物は窓の大きさや形状を見ると、どう考えても国鉄末期に北海道地区用に導入され、現在JR北海道で活躍するキハ40形にしか見えず、装いだけJR東○塗装になっていると言っても過言ではありません。

キハ40形自体はJR旅客6社全てに在籍している車両で、物理的にはどの会社に所属している車両とも混結可能なはずですので、その気になれば今後JR北海道から本州のJR各社がキハ40系列を購入して…といった事もありえなくはない事(可能性は極めて0に近いと思いますが…)で、リニアと並ぶJR東○における今後期待の車両として走らせるのであれば面白い話かもしれません。

ただ走行車両だけでなく情景に至るまで細密に作り上げている中で、装いだけJR東○塗装のJR北海道車両といったこの車両だけは、非常に浮いた存在と感じたもので、こんな車両を走らせる位ならせめてタラコ色1色にでもした方が…と感じたものでしたが、こんな事を感じてしまうのはMAKIKYUだけでしょうか?



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