何か書き込まないと、2006年以来はじめて1か月間なにも書き込まなかったことになってしまう。
そこで、ひとまず、“メリー・クリスマス”と、わが家のクリスマス・パーティーに上の息子が持って来たデコレーション・ケーキの写真を。
息子とその彼女も含めて、今年は7名を招待したので、わが家の狭いテーブルの上には各人の皿とグラスを置くだけで精いっぱい。そこで今年はビュッフェ形式にした。
何年か前の私の誕生日に息子からプレゼントされたレコード・プレーヤーで、パット・ブーンの“ゴールデン・クリスマス”というLPを聞きながら、シャンペンとワインで食事とおしゃべり。
それぞれ心ばかりのプレゼントを交換したが、今年は、私たち夫婦にとって何物にも代えがたいプレゼントがあった。
クリスマスの直前、上の息子に東京の大学から採用通知が届いたのである。
晴れて息子も来年4月からは完全に独り立ちの社会人になる。
これで、私たち夫婦の親としての役目は一応果たしたことになるだろう。
これからしばらくは、下の息子を社会に送り出すことをサポートし、それが終わったら私たちの文字通りの「余生」が始まる。
「子を養育することは親の義務であるが、それは履行することが楽しい義務である」と穂積重遠さんの『親族法』(岩波書店、1930年)に書いてあるが、本当にそう実感する。
2011/12/25 記